78.小3の時に日曜洋画劇場ではじめて見たんですけど、普段にも増して興奮気味の淀長解説からして「これはエライもんだろうな」と期待しました。そして至福の2時間にただただ感動しましたが、あれから十数年、これを超えるアクションはいまだに登場していません。本作の斬新だった点はテロリストを敵としたことにあります。これ以前にテロリストを本格的な敵とした映画は、ジョン・フランケンハイマーの「ブラック・サンデー」くらいだったと思います。テロリストを敵とすることにより、犯罪組織のような従来の敵では設定上不自然なほどの過激な爆破アクションが可能となりました。そういえば「ブラック・サンデー」でも、飛行船がスタジアムに突っ込むなどなかなか過激なことをやってましたね。こうした見せ場の過激化がその後のアクションの雛型となったわけですけど、しかしそれらの映画がことごとく「ダイ・ハード」を越えられていないのは、表面的なドンパチや勢いのみを追求したためです。ロケット砲で装甲車を攻撃、C4でビルの屋上ごとヘリを吹っ飛ばすなど、「ダイ・ハード」のアクションは当時の常識をはるかに越えるほど壮大なものでしたが、その実、細部までよく考えられた凝ったアクションになっています。エレベーターや無線機など道具の使い方が非常にうまいし、敵は銃だけでなく装備の入ったバッグを携帯し(実用面から考えて合理的)、マクレーンは敵を倒すと、必ずそこから装備を奪います。銃撃戦になるときちんとマガジンをチェンジするのも、他のアクションには見られない丁寧演出。そうしたわかってらっしゃる描写のおかげで、荒唐無稽なアクションにも派手さだけではない味が出るんですね。そして何より人物描写の充実ぶりです。ピンチにもオヤジギャグを欠かさないマクレーンは愛すべきキャラだし、頭の切れるハンスのリーダーぶりもナイス。ビルの外にいる連中が何の役にも立たないってあたりも、アクションの極限ぶりを高めています。ああ、これを越えるアクションはいつ登場するのでしょう? 【ザ・チャンバラ】さん 10点(2004-09-11 04:24:13) (良:3票) |
77.従来のアクション映画のヒーローとは、強さの点では一歩も二歩も譲るマクレーンが、やたらとかっこ良く見え、応援したくなるのは、彼が知恵と勇気を最大の武器とする、等身大の英雄だからかな。そんな彼とテロ軍団の攻防は、リーダー・ハンスたちの警察を手玉に取る用意周到さもあって、見ごたえ十分。やっぱ、敵も賢いやつでないとね。 何回観ても楽しめる娯楽大作! 【次郎丸三郎】さん 10点(2004-07-18 04:01:46) |
76.《ネタバレ》 クリスマス、家族の集う聖なる夜の筈なのに、何故かテロリストが侵入してしまうというブラックユーモア(?)。脚本家の意地悪さが効いてます。私が一番気に入ったのはやはりそこらかしこに伏線のちりばめられた脚本です。主人公は長年培った刑事の勘以外に普通の人間とそれ程大差がなく、テロと相対する時の行動も他のアクション物のヒーロー達の様に"特殊な能力"などは全く使わない、ゆえにその度にぼろぼろになっていき、ようやくボスと対決するときなんて完全に満身創痍。それでもあきらめず、愛する妻や捕まった人質を救い、時にユーモア(アメリカンジョークか?)をきかす姿に思わずエールを送ってしまいます。他にもインテリチックなテロのボス、最後の最後まで顔を合わせない黒人警官、全く役に立たない警官達&FBI、視聴率の為には手段を選ばないレポーター、それに拳で制裁を加える奥さん、本当に無駄の無い登場人物達。どこか古臭さ、無骨さを感じさせる音楽も映画の雰囲気にマッチしていてGOOD。日曜洋画劇場で観ると、声優の野沢那智さんがとても楽しそうにしんどそうにマクレーン刑事を演じています。「アクション映画なんてどうせ爆発やら銃撃戦やら」なんて言っている人達に一度観てもらいたい映画です。 【あさしお太郎】さん 10点(2004-06-25 17:23:27) |
75.いやはやこれがアクションでしょう。 【ゲソ】さん 10点(2004-06-07 01:59:43) |
74.これ観たとき、誰?この主役のおっさん?って感じやった。そら今じゃめちゃ有名やけど。これ、学生時代、映画館で観たけど、当時はあんま知らん人。監督は、あんま知られてない普通のおっさんタイプが超アクションってノリを売りにしたかったんやろな。多分。 しかし、それにしてもおもろい。おもろすぎる。 【なにわ君】さん 10点(2004-05-19 01:39:50) |
73.このオリジナリティにしてこの出来は秀逸。 ブルース・ウィリスの出世作と同時に、この作品でのブルース・ウィリスのキャラも当時としてはオリジナリティ溢れるものでした。 そして、この後、どんどん模倣作品が横行する。 オリジナルは偉いということで。 【あむ】さん 10点(2004-05-04 19:31:01) |
72.マクレーンとパウエルの刑事コンビは5本の指に入り続けるだろう名コンビ。ブルース・ウィリスはアクションでないところでも魅せるのがいい。本作でもその片鱗が見える。クライマックスまで男臭さがプンプンするおしゃれな一品。シリーズ中でも当然一番。 【スルフィスタ】さん 10点(2004-04-29 02:20:59) |
71.警察やFBIの偉いさん、マスコミ等社会的な力に対するコキおろし方が妙なコンプレックスすら感じさせるほど極端。いくら何でもあんなに馬鹿じゃないと思う。コンプレックスと言えば、一人で命をかけてがんばっているのに全然分かってもらえない、という切なさも劣等感の強い人にはありがちな心理で、その辺りが圧倒的な共感を呼んだのだろう。そして深い孤独の中で、妻を救いだすという目標と、自分の苦しみを分かってくれる唯一の理解者。そこから生まれる勇気と希望。アラン・リックマンの粋な存在感、派手な爆発、スカッとする小ネタの数々と、隅々まで気の行き届いた傑作。 【ラーション】さん 10点(2004-04-15 01:08:58) |
70.完璧なアクション映画。何も言うことは無い。これを超えるアクション映画は、自分の中では出ていない。キネマ旬報と評価が一致する映画はこれだけだろう。ブルース・ウィリスがマクレーンという主人公に良く似合っている。愚痴をこぼし、血みどろになりながら戦う人間くさい姿に惚れた。完璧な007より共感を覚えるのだ。そしてアラン・リックマンの計算高い犯罪者が作品の完成度をより高みに押し上げた。風貌といい、うまく作られた計画といい、犯罪の手際といいまさに超一流の悪役。これ以上に無い悪役を決してスーパーマンではない主人公が倒す!これでスカッとしないようなら、アクション映画は見られない。ターミネーターのような有名な映画音楽だったら、さらに評価は高かっただろう。 |
69.「これぞアクション映画!」って感じです。ブルース・ウィルスに白ランニング、似合ってますね~。主人公の衣装代の安さNo.1。 【ダージン】さん 10点(2004-03-24 23:54:42) |
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68.もう色んな要素がぎゅっと濃縮された濃い~映画ですね。何度みても飽きない! 【リン】さん 10点(2004-03-19 17:48:05) |
67.大好きな映画です。ヒーローっぽくないヒーローっぷりが良かったです。舞台もビルという限定的かつ閉鎖的な空間にしたおかけでうまくまとまっていました。 |
66.《ネタバレ》 いったい何回観たんでしょう、この映画。初めて見たのは中学生。当時街で一番でかい映画館の、前から二列目の席で首が痛くなりながら続けて二回観ましたよ。生まれて初めて、そして唯一、続けて二回見た映画です。今は強制的に出されちゃいますもんね。僕らの時代の最良のアクション映画です。とにかくよく出来た脚本にしびれます。デ・スーザさんこの頃絶好調で、とにかく主人公の吐く減らず口が最高で、それがちゃんとアクションの伏線になってるのが余りに見事!守るべきものがある。取り返したい誇りがある。無線だけでつながる二人のその想いが、二人が初めて顔を合わせる瞬間に意外な形で結晶します。もう最高にいいんです!とにかくなんでしょう、楽しい!クリスマスがくる度に、なんだか観たくなる映画です。第九がすごく可愛らしく使われてるせいもあるのかな。評価とかしたくない、大好き映画の一つです。じゃ評価すんなよ、俺。 【am】さん 10点(2004-03-13 00:49:15) (良:1票) |
65.ビルの外から銃で窓を撃ちガラスを蹴破るシーンは他の映画でもたまに見るけど、この映画が元なのかな。ブルース・ウィリスはこの頃が一番好きだ。 【流月】さん 10点(2004-03-10 03:22:01) |
64.アクションシーンだけなら「ベン・ハー」の戦車競争や、「駅馬車」の応戦場面の方がはっきりいって一枚上。アクションがウリですが、それだけの映画ではありません。皆さんは、大人になってから、損得抜きで一生涯つきあっていける友達に何人出会ったことがあるでしょうか。正直、私は少ないです。ラストシーンを見るまでもなく、この映画は、そんな友達に偶然出会えたことの素晴らしさが謳われています。だからこそ心に残る名画なんだと、私は思います。 【南浦和で笑う三波】さん 10点(2004-03-08 11:45:02) (良:1票) |
63.《ネタバレ》 やばいくらいに大好きな映画。ロードショー当時は、全然人気のない映画館で観て侘びしさを感じたものですが、画面の熱い戦いに、そんな事も忘れて見入った記憶があります。マクレーンが、黒人警官にビル乗っ取りを知らせるために、窓からテロリストの死体を落とすシーンでは、「こりゃ、もの凄い映画を自分は観ているんだな」と、滅多に会える事のない名作との接触に1人震えたものでした。そこからラストまでは、過剰な期待を全く裏切ることなく、アクセル全開で突き進んでくれました。観終わった後、友人に電話かけまくりました。様々に張られた伏線、そのためのライター、たばこといった小道具のうまい使われ方、クリスマスという設定、第九の効果的な挿入等、奇跡に近いはまり具合で、観る者を惹き付けます。アクション映画の中では、群を抜いてます。普段、映画を観ないお年を召した方でも(会社の上司ですが)「面白い!」と絶賛してました。その方のアクション映画の基準がこの作品になってしまったのです。かくいう私も、アクション映画を観るときには、どうしてもこの映画と比べて観てしまうというタブーを犯してしまっているのですが。従来ならアクション作品は、その派手な戦闘シーン、乗りのいい曲、主人公のカッコよさ、やたらと大きい爆破の連続等、B級の匂いがそこかしこにしたものですが、この映画がその定石を撃ち破ったと言っても過言ではないです。それ程までに良く出来ています。そして、何度観ても面白い。 【映画小僧】さん 10点(2004-03-03 10:44:43) (良:1票) |
62.今でも、年末に第九を聞くとこの映画を思い出す。こんなおもしろい映画が存在するのか・・・、当時ふらりと入った映画館での衝撃は、私の中では、号外をだしたいぐらいの気分であった。 【彦馬】さん 10点(2004-03-02 00:57:53) |
61.緊張感が盛り上がりながら最後まで持続する。何度みても飽きない映画だ。 |
60.ウィリスの出世作ですね。疑う余地なく、アクション映画の最高傑作です。これを越える脚本の映画は未だに出ていませんし、これからも恐らくは出ないでしょう。それぐらいに完成度が高いです。 【K】さん 10点(2004-02-11 17:49:43) |
59.もう最高!!(>_<)これはアクションを代表する映画だと思う@そして僕を映画好きにしてくれた映画です(^_^)これからもこの映画を超えるアクション映画はないと思います《ちょっと言い過ぎかな》…(^^;)とにかくスゴイ!!!!それ以外の言葉では表せない((>_<)) 【ジャンキー】さん 10点(2004-01-30 20:54:22) |