9.《ネタバレ》 右肩上がりにド派手になっていくCGや盛り上がるBGM等アクション映画としては及第点以上の出来。 さらにびっくりしたのがストーリー。確かに素晴らしいとまではいかないが、突っ込み所や矛盾点はパッと見て気になる所は無く(あったかもしれないが少なくとも気にならなかった)、所々箸休め的シーンを入れつつしっかり順を追って描いており一本の筋になっていた。ミュータントを用いた人種差別的内容も、雑過ぎずクドくなりすぎず丁度好い按排でした。 他にも史実の事件(キューバ危機)と絡め、そこにミュータントが介入した事により『我々の世界』と『彼らの世界』と言う二つの世界を分かつターニングポイントにしたりと実にエンタメの『ツボ』を分かっている作りになっています。 細かい所でもセレブロや恵まれし子らの学園を始め、ストライダーやローガン等この先のストーリーに関係するシーンが多く『起源』と言う意味でも十分その役割を果たしていました、てかローガン出たのはマジビックリ(チョイでしたが)。 前作の『ウルヴァリン』をローガン一人にスポットを当てた『個』の映画とするなら本作はX-メン果てはミュータントと言う『組織』の原点と言う別角度からスポットを当てた作品でありアクション映画としても前日談としても楽しめる内容でした。確かにあれだけの事されちゃマグニートが頑なにエグゼビアとの戦いを避けていたのにも納得。 個人的に好きな『大統領』が地味な能力ながらジャンパー相手に互角の戦いを見せたり猫口が激烈キュートだったりと大活躍で満足。 最後に、ぶっちゃけメガネが邪魔にならないし、十分大迫力だったので『3D』はとっとと消えて欲しい。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-11 17:59:07) (良:2票) |
8.《ネタバレ》 「キック・アス」を手掛けたマシュー・ヴォーンによる傑作。 「X-MEN」シリーズの前日譚にあたる作品だが、今までのシリーズよりも活き活きとしたエネルギーに満ちている。 続編となる「フューチャー&パスト」も中々面白かった。 マグニートってこんなにカッコ良かったかなあ・・・。 設定が矛盾しているとかいうけど、そこは「キック・アス」に通じる馬鹿馬鹿しさとシリアスのバランスが面白いという事で。
ユダヤ人として生まれた魂は、その怒りによって能力に目覚める。 やがて訪れる復讐者と仲間達の出会い。
テレパシーでどんな人間にもコンタクト、 全身真っ青で誰にでもなれる女性、 全身をダイヤモンドにしてキレイに円を描くパッキン女性、 あらゆるものを吸収してしまう不老の元ナチス、 見た目は野獣中身はイケメンな頭脳派、 呼んでますよアザゼルさんなどなど超人&変態の万国博覧会。 手から刃を出しまくるオッサンも一瞬登場。
人を信じて生きてきたプロフェッサーX(チャールズ)、人を信じないで生きてきたマグニート(エリック)の対比が痛々しい。
敵が“潜る”なら“引きずり”、叩きのめすのみ、 撃ってくるなら全部弾き返すだけよおっ! ブラックバードで飛来してくるシーンは超ワクワクしたぜ。
ローガン「おとといきやがれっ!」 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-11-01 00:22:11) (良:1票) |
7.シリーズ1に出ていたプロフェッサーとマグニートーの若い頃の話だけど、こちらのほうが面白い。 やっぱり老人がメインで活躍するより、若々しくて溌剌としているからか。 ミュータントと人類の争いというのはSFではよくあるテーマだが、ミュータント同士の対立が面白かった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-01-08 00:36:41) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 いやー面白かったです。シーリズ物ってダメになっていく事が多いですが、このシリーズに関してはどんどん良くなってると思います、また最初から再鑑賞したくなりました。今後のスピンオフにも期待したい。エンジェル役のゾーイ・クラヴィッツってレニーの娘なのですね。 【ないとれいん】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-06-25 11:20:55) (良:1票) |
5.映画的にはシリーズ中で一番好きです。しまったなぁコレも映画館で観れば良かった。もちろんこっちから観てもシリーズは楽しめるかもですが、私としてはやはり公開順に観て頂きたい。その方が今作をもっと感情込めて観られる事間違いなし!これを観てまたシリーズを再度見返すとまた感想違いそうだな。近いうちに観ようっと。今度はマグニートに肩入れしそうな自分がいる。シリーズにいないミュータントもいますよね。その辺も探してみよう。今回の友情出演のウルヴァリンが若干老けててご愛嬌。でもやっぱかっこいい!! 【movie海馬】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-06-02 03:31:07) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 映画館にて字幕鑑賞後、レンタルDVDにて吹き替え鑑賞。 ▼『ダークナイト』にせよ、『スタートレック(2009)』にせよ、『猿の惑星:創世記』にせよ、マジでこういう作品をつくってしまうアメリカの【本気】にはかなわないなあ。 ▼未来(結論)がわかってるストーリーなのに、途中に一切のダレがない。説得力のあるシナリオが素晴らしい。 ▼この作品、新三部作の第1部とのこと。第2部にも期待してます! 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-12-02 05:05:57) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 評判がよかったので期待しすぎたかな。たしかに2人の敵対しながらも尊敬しあっている関係についてうまく説明していたけれど、その他の人物については掘り下げがやや足りない感じがしました。アクションの方は敵役のやることがせこくて、いまひとつ能力を使いきっていない感じでスッキリしないことと、戦闘シーンも迫力に欠けていました。派手にすりゃいいってもんでもないけど、もう少し何とかならなかったかなあ。自分としては前作のウルヴァリン(あれも落ちがグダグダだったけど)の方が良かったかな。などと文句を言いつつも、そんなに低い点数はつけられないというレベルには達しています。ローガンが出てきたのに+1点。 (追記)このあと3を見ましたが、いくつか矛盾がありますね。プロフェッサーXが3では歩いてるし。 そうそう、せっかくならケヴィン・ベーコンを透明にしたらよかったのに。 【EOS】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-11-06 11:07:35) (笑:1票) |
2.《ネタバレ》 おおっ、これは面白い。X-MEN最高傑作の名は伊達じゃない。 テンポも良いし、人間ドラマと超能力アクションがいいバランス。 オリジナルのX-MEN映画なんて、妙に説明的な物語で、有名なキャラクター使っているにもかかわらず、どうにも愛着持てなかったもん。 それに較べ、本作はそれぞれのキャラクターが超能力を見せる場が一定数設けられていて、性格付けもちゃんとされていたのは良かった。 世界観もシッカリしていて、突拍子がなさすぎる訳でもない。 コミックの世界を、可能な限りリアルな形で映像化できていると思う。 コミックっぽいバカバカしさも、仄かに匂うのも良い(物語はシリアスだけど)。
最終的に、憎み合っているわけでもない(むしろ愛し合っている)のに互いの理想のために別れるなんて、切ないロマンスよね。 グっときてしまったじゃないか! それなのにマグニーさん、お前はなぜ、その鉄仮面を塗りたくったのだ! お前のそのコダワリはなんなんだ!? と、色々心の中で突っ込みながら楽しめる、上質な娯楽作でした。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-19 14:53:07) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 非常に良かった。 ここから最初に繋がっていったのかというのが スターウォーズのエピソード3を観終わった時の感じに似ていた。 一点だけ突っ込みたくなったのは 動けない状態にしたまま、エリックがコインをスローで飛ばして殺すくだり。 エリックが殺そうとしてる時に チャールズが「ヤめろーー!!」って絶叫してるけど 動けなくしてるのは自分だよね? あそこで殺さなかったら後でもっと大変なことにはなりそうだけど 殺すな、って言うならとりあえず金縛り解いてやればいいのに…。 2人がかりで殺しといて、殺すな、ってなんか変だな、と思った。 あとは敵の瞬間移動する赤鬼。あいつ強すぎでしょ。 【虎王】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-06-16 18:06:12) (良:1票) |