8.パート2は前作に比べ、オリジナルストーリー色が濃くなっていた。だけど、やはり漫画からのエピソードをいくつか持ってきていて、いうなれば、漫画のエピソードをバラバラにして、独自に再構築して、そこにオリジナルな要素をちりばめた感じか。うー、実に評価に悩む。原作が好きなだけに。いや、僕は原作を最高におもしろいとは思うが、原作で泣いたことはない。だが、この映画では泣けた。脚本に穴があったりして、そこ説明になってないとか、原作の展開を無理やり入れ込んだなとは思うのだけど。ツツーっと頬をつたう涙。これはどーゆう事だ。役者の演技力?音楽の力か?それとも監督にしてやられたのか?パート1同様、映画の1シーンで、ここは原作のあのエピソードをもってきてるなとか、相変わらずチェック気味ではあったが、パート1よりは、映画の世界に入り込めてたみたいだ。地下鉄のすさまじい殺陣シーンや、必死で逃げるシーンなど、迫力も邦画にしては良くできてる。いや、邦画らしい迫力だった。この雰囲気は洋画に出せないと思う。そして、ラストだ。なるほど。これは相当がんばって出した答えではないだろうか?みんな元どうりでは陳腐すぎる。かといって、死んだままじゃ、せつなすぎる。ガンツ破壊?駄目だ安直だ。戦いは続いていく?ジャンプの打ち切りみたいだ。そう考えると、終わってない原作に、映画としてちゃんと結末を描くなら、もうこれしか解答はないかもしれない。でも、意表はつかれた。そーなっちゃうわけだ。観覧車のシーン、せつないが希望はある。そこにまた泣けた。しかたがない。負けだ。僕にとって面白いと認めよう。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-09-29 10:34:43) (良:1票)(笑:1票) |
7.前作は、「設定」というものに引きずられて硬直化してしまった、という印象。敵の奇抜さで何とか魅力を保ったものの、映画全体を通じて「本作の設定はこうなんです」と念を押され続けた挙句、そのまま終わっちゃった、という感じ。それに比べると、このPERFFECT ANSWER(なんだそうです)、話が変則的に広がり出して、その点では確かに楽しいのです。ま、敵キャラの魅力という点では前作の方に軍配が上がるかも知れませんけれども。電車の中や商店街といった日常に非日常的戦闘を持ち込む面白さは、前作以上でしょう。ただ。オチをつけようとした本作でより鮮明になってしまったのが、やはり、「死んでも生き返る」という“可逆性”の、つまならさ、です。まあ、神話性の体現として映画のクライマックスに一人くらい生き返る作品にまでケチはつけませんけれども、さすがにこのGANTZという作品、ここまで図式的にやっちゃうとマズいでしょう。盛り上がるものも盛り上がらない。映画の魅力って、基本的に、“変化”とか“非可逆性”とかの方にあって(引き返せない、取り返しがつかない)、それと対立しそれを強めるためにこそ“不変””可逆”が映画の中に配置されるのではないですかね(その逆も、ありうるかも知れませんが)。と言う訳で、このGANTZというオハナシ自体、どうも、映画というものと相性が悪いように感じてしまった次第。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-03-30 17:41:51) (良:1票) |
6.それぢわさいてんをはじぬる。 意味わからなすぎ2てん。 【とま】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-11-17 15:46:10) (笑:1票) |
5.原作未読。電車のシーンは、なかなかの迫力。よく出来ていると思います。ただ、結局ガンツってなんだったの?という答えに全く回答が無いまま終わった、“コレ”をパーフェクトアンサーと言ってしまっていいのだろうか?なんだかもやもやが残ります。 【はりねずみ】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-05-03 10:12:39) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 原作変わらず未読。前作よりも面白かったが、途中でラストが予感できてしまい、悲しくなってしまった。他に方法はなかったのだろうか。 そもそも誰がgantzを作り上げ、あんな理不尽な事(自殺者は除く)をしなくてはならなかったのかと、最初の疑問に逆戻り。
でも、アクションシーンは良かった。地下鉄のシーンは迫力があって見ごたえがあった。
ただ、ラストの観覧車のメッセージを見て、我慢していた涙がポロリとこぼれた。 【べるぜ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-06-11 11:19:12) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 原作既読。 良い意味で邦画らしいラストでした。 限られた時間内で色々詰め込み過ぎるよりストレートで、しかも簡潔明瞭。 でも含みたっぷりな終わり方は宜しいかと(笑)
多恵を思い、そして友を思い、人を愛した玄野が出した答えは…とても悲しいですが。 結局、誰かを守るなんて半端な気持ちだけでは出来ないという強烈でストレートなメッセージは悲しくもあり、また切なくもあり、またある意味正しい答えだと思いました。
GANTZが何なのか、星人がなんなのかを解明するのがPerfectな答えと思っていましたので、その辺りは肩透かしをくらいましたが、なんでもかんでも答えがあるもんでもないですし。人生もそうですが。 その辺、謎のまんまで終わってもいいのかなと。原作も終わってないですし。
今の世の中、悲しい出来事が起きて終息する時…玄野の様な自己犠牲で終息する事も多いかなーなんて思ったりも。
最後の観覧者のシーンは反則ですよ。絶対泣かそうとしています(笑) 何もかも忘れてしまったそれぞれのメンバーが普通に日常を送る中、多恵だけには玄野への強い思いだけが残され、自分で描いた玄野の似顔絵を見て号泣。 犠牲になったのは玄野だけではなく、人を愛する心でもあった…なんて。
悲し過ぎますが、これが現実なのかなと。
下手にハリウッドで作るより良かったと思います。
チャンバラアクションはカッコイイ!と素直に思いました。 今をトキメク(?)アイドル俳優が主演だったので、アイドル映画っぽくなるかと思っていましたが、予想外にもメッセージ性も強く、また含みのある悲しいラストに高得点つけちゃいましたっ。 観るのだったら1と2続けて観賞する事オススメしちゃいますっ! 【じゅっこ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-05-12 23:57:31) (良:1票) |
2.個人的な意見としては、前作の良かった部分が消えて、悪かった部分が際立ってしまった印象でした。具体的に言うと戦闘のシーンと会話のシーンです。本作のストーリーの主軸はGANTZのシステムの解明である為でしょうか、前作の様な、謎の星人との荒唐無稽な戦闘シーンは大幅にカットされています。それと対照的なのが会話のシーン。前作ではキャラクター同士の会話は必要最低限に抑えられていたような印象を受けていましたが、今作ではキャラクター達が喋る喋る。どーも私は前作からこの監督は会話を撮るのが下手だと思えてならないんです。会話が始まるとシーンの動きが完全に止まっているような、とにかく戦闘シーンで楽しかったスピード感は感じられない。本作では前述した通り、戦闘のシーンより会話のシーンの方に比重が偏っているので、ハッキリと言いますとかったるく感じてしまいました。オチについては大した結末でもなければ、納得できるものでもなかったので、感想は割愛します。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-05-10 23:15:57) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 今回も前作同様、また楽しませて頂きました。原作を知らないがゆえに、何がどうなってそういう事になってるの?っていう興味をずーっと引っ張って行って。もっとも、今回、そのワクワク感があったのは松ケン復活までの前半部分までかなぁ。星人との戦いの描写が少な過ぎではありましたが、地下鉄内での戦闘なんて笑っちゃうくらいの頑張りっぷりで。それが後半の、由里子嬢がターゲットになって、ってあたりから、ワクワクではなくてイライラが生じてきて。それまで星人をターゲットにしていたGANTZが彼女をターゲットに指定する意味が説明されてはいても納得はできなくて。そこで生じる葛藤や仲間割れもドラマになってゆかず、由里子嬢の「すげー生命力だな、おい」って末のドラマもニノがなんとなく流してしまってる感じで「それでいいの?」みたいな。あとね、蛇足ですが同じ週に『婚前特急』を見てしまっていて、清純なフリして猛禽なヒロイン、六股目だよねー、って感じに見えてしまったのがなんともかんとも・・・。で、結局のところ、星人って何? GANTZって何? ついでに山田孝之の存在意義って? っていうのが全然語られないままに終わっちゃったりするんですが、じゃあ、納得できなかったかって言うとそうでもなくて。死人が甦るっていう部分を始めとして結局のところファンタジーなワケで、最後も寓話としてキレイにオチてるんじゃない?と。前後編を通じて今の時代を映すファンタジーとしてイイ感じの作品として成立していると思いました。色々ガチャガチャとした映画ですが、ココロを語ってますもんね。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-05-09 20:36:59) (良:1票) |