1.適度な懐古主義で私はツボにハマった。フェイセズ、レッド・ツェッペリン、ザ・フー、ボブ・ディラン、ビーチボーイズ、ストーンズ、ビートルズ、エルトン・ジョン、クリーム、ジミ・ヘン、ブラック・サバス...あまりに有名なロック・アーティストたちがこのキラキラまぶしい70年代ロックンロールを支えていったと言っても過言ではない。もちろんプログレやパンクを否定するわけではない。だがそれ以前にロックの黄金期であると言われる60年代中期から72年にかけての素晴らしすぎるミュージック・シーンの余韻が残る1973年。主人公のウィリアム少年は記事を依頼された。だから彼に関わる人々は皆「ロックンロールは危機に瀕している」と言った。でもそんな危機に瀕していた時代が彼にとってはキラキラまぶしい時代であり、その輝きはいつまで経っても失われないという自己満足な面がある。私たちは当時のロック・カルチャーを自分に合ったカルチャーに置き換え、自分が一番印象強く残っている時代を思い出せばいいのです。そして忘れていた気持ちを取り戻そう。そうすれば「ロウソクの向こう側に“未来”が見える」のです。 【チャーリー】さん 10点(2002-02-25 18:41:36) (良:1票) |