4.誰にでもある少年から大人に急に成長する出会いや一時期を描いた目新しさのある話ではないですが、実に清々しい余韻を残してくれる青春&ロック映画でした。ウィリアム少年、そして彼と家族との関係も良かった。ラッセルとウィリアムのお母さんとの電話のシーンが妙に心に残っています。ラッセルが電話でウィリアムのお母さんに説教されて「はい、分かりました。」と素直に耳を傾けている。可笑しくも温かみのある人物描写がいい作品でした。作品のテンポも良くてバスや飛行機という旅の移動中の使い方も巧く、笑いドコロを持ってきたりしながら印象に残る一場面となっています。特にみんなで歌ったバスの車中、そして終盤の飛行機のシーンも見事。この飛行機のシーンに代表されるように少々情けなくも憎めないスティルウォーターの面々も自分好みでした。そしてもう一人、彼女抜きにこの映画は成り立たないケイト・ハドソンの存在感。それだけにこの邦題が素晴らしいと思う。全体的にかなりベタで青臭くもある。でも、それがいい映画でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-28 21:18:01) (良:2票) |
3.ケイト・ハドソン演じるペニー・レインに魅力を感じるかによって評価が分かれそうですね。わたしはとても彼女に魅力を感じました。ファッションも素敵!!70'sの雰囲気が味わえるなかなか良い映画。バスの中みんなでtiny dancerを歌うシーン、本当に大好きです。鮮やかに生を実感でき、あのシーンだけでも音楽の素晴らしさを伝えられていると思います。最近ではめずらしく邦題もセンスがありますね。全体的にもう少しまとまりを良くできるのでは,主人公の演技はいかがなものか,ということでこの点数!! 【CTU】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-16 02:43:29) (良:1票) |
2.気がつくとニヤニヤしていた。全体的に程よい、やりすぎないところがいい。ウィリアムをガキんちょ扱いするくだりがないところがいい。ウィリアム自身もただ大人ぶっている感じではなく、独特な雰囲気なのがいい、これは役者がよかった。随所に散りばめられた笑いも爽やか。邦題もイカス。そしてケイトハドソンかわいすぎ。こういう役で魅力を発揮するのって、演技とか以前に立ってるだけで湧き出るオーラみたいのが重要と思われ、それ故こういう役でオスカーにノミネートされたこと、ある意味、役者冥利につきるのでは。 【ドレミダーン】さん 7点(2004-02-16 12:39:04) (良:1票) |
1.ツアーバスの中、みんなで合唱した「Tiny Dancer」のシーンは、楽しげなんだけれど、どこか儚げで……。すごく印象に残るシーンですね。監督自身の思い出を回想しているだけあって、美しい感じがしますね。ペニー・レインって、不思議と透明感のある女性です。現実味がないっていうのかな。手を伸ばしたらスルリと抜けてしまいそうな軽やかさがあって、つかみどころがない。あんな女性って、ちょっと憧れてしまいます。 あんなお姉さんを身近に感じた少年は、もう……たまったもんじゃないでしょうね。ドキドキしっぱなしでしょう(笑)。 現在、青春真っ直中という人より、青春時代を懐かしく思っている人向きの映画かもしれませんねぇ〜。 【元みかん】さん 7点(2004-02-12 14:22:43) (良:1票) |