7.《ネタバレ》 キック・アスのパクリ?二番煎じ?とか思って見てたら酷い目にあった。 この作品をコメディに分類するのは詐欺だわ。 ブラックコメディのつもりなのかも知れないけど、呑気に笑ってられない深刻過ぎる展開にちょっと引いた。 正確にはスプラッターバイオレンスに分類すべきで、そういうのが苦手な人には危険な作品。 僕もちょっと苦手なので、いくつかのシーンは直視できなかった。 とにかくエレン・ペイジが可愛いのに、糞ピッチな設定で、やたらエロいのには参った。 僕には妻が居ないので速攻で惚れたけど、その分だけクライマックスの衝撃も大きくて、ちょっとトラウマになりそう。 作品のクオリティとか、個人的な好みで言うと、キック・アスに軍配を上げたくなるけど、これはこれで衝撃的な問題作だと思う。 これを見た後だと、キック・アスはリアルな作品じゃなくて、ファンタジーだったんだなって思ってしまう。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-01-23 16:40:33) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 笑って見ていると、その笑い顔がそのままひきつるほど引いてしまうヒーロー物。ヒーロー物?サイコ物と言ってもいいかもしんない。脳みそに直接、神の指先がチョンと触れるビジョンによってクリムゾンボルトとゆうヒーローになった男の必殺技がスパナで相手の頭をかち割ること。血がドクドク出て、悪魔の毒々モンスター的と言いましょうか、完全にトロマムービーの系譜を受け継いでおります。だからヒーローものにありがちなカタルシスは一切ありません。警察が訪ねてくれば、刑務所でカマを掘られる妄想を観客にもしっかり見せてくれるほどのダメヒーローです。バットマンにロビンがいるように、彼にもボルティとゆう相棒ができます。これがまた、彼以上にいかれたやつで、それをエレン・ペイジが嬉々として演じております。グダグダで暴力的で、変身するのも車でモゾモゾ着替えて、パンツ姿のお尻を子供に見られるほどカッチョ悪く、最後まで惨めなヒーローですが、最後はなぜかジーンときました。なんででしょう? 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-18 18:02:51) (良:1票) |
5.本当になにもない普通の冴えないおっさんがヒーローの真似をする、まさに、リアルなヒーローもの。いや、ヒーローに憧れて真似すると、現実はこんなもんだよということを分からせてくれる映画。なので、殴ればドバドバ血が出るし、撃たれれば相当いたいし、漫画みたいにはいかないんだよということを伝えるためか、かなりグロ映像が出てきますので、そういう系が苦手な人はちょっと観れないかもしれませんが、この映画は、キックアスとは全く別ものの本当に特殊能力もなく、強くもなく、助けてくれる人もいなくという、もしも自分がヒーローになったらをリアルに再現してくれている面白い映画です。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-02-10 15:23:16) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 麻薬の売人に妻を寝取られた男が幻覚に導かれ即席ヒーローとなる、というお話。ゼブラーマンやキック・アス系統の本物のヒーローとして目覚めていく逆転ストーリーかと思いきや、男は精神的な病を抱えていて、どんどんダークな方に転がり落ちていくというお話でした。特にボルティという狂った相方が押しかけてきてからは加速度的に危険度が増していきます。相方の勢いに流されるように銃器や爆弾などを揃え、とうとう売人の元へ殴り込みます。ところが相方はあっさりと撃ち殺されます。それも頭を吹き飛ばされるというショッキングなもの。相方に死によってタガが外れた主人公は売人一派を惨殺。最後、救ったはずの妻も主人公の元を去り、主人公に残されたものは思い出とうさぎのみという寂しいものでした。どこにも救いのない重い話。終始主人公の顔に喜びが見えなかったのが印象的でした。 【kirie】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-01-23 22:00:30) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 最初は「キック・アス」のおっさん版かと思ったのですが、この映画はヒーローが現実にいたらどうなるかをよりリアルに描いている気がします。ヒーロー映画にある爽快なアクションシーンも痛々しく描写し、神の啓示を受けて正義に目覚める主人公もただの変人にしか見えません。特にヒーローオタクに扮するエレン・ペケジのイカレ具合がすごい。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-09 12:17:58) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 深く考えさせられる内容であることは間違いないのだが、鑑賞後の後味が悪く、安易に人に勧められない映画である。妻を薬の売人に寝取られた冴えない主人公が、神の啓示によりヒーロー「クリムゾン・ボルト」となり巷の悪に罰を与え、妻も取り戻そうと一念発起する...のだが、弱っちくて返り討ちにあうこと多々。そこで凶器による不意打ち一撃離脱方式に変更。一応彼の考える悪いことをした人しか襲わないのだが、その描写が姑息でえげつなく、嫌悪感バリバリ。また、途中から押しかけ女房的に相棒となる「ボルティ」の言動がヤバく(悪い意味)、エロくて傍若無人で観ていて引きまくる。ヒーローものは悪を罰する際に幾ばくかの爽快感が生まれるが、この映画のヒーローたちの行動には爽快感や格好良さがない。ただ、そこに現実感が湧き上がる。ヒーローが一般的な正義(法律・マナー)に反した人を殴ったり殺したりすれば、ヒーローも正義に反してしまう。数多のヒーローたちの存在の矛盾を皮肉り、ヒーローとサイドキックとの性的関係を揶揄した内容は趣味で及第点。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-04-28 21:25:31) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 統合失調症の患者を主人公に据えるというタブーに果敢に挑んだ衝撃作。おかげでイスラム教徒とキリスト教徒が戦争してる理由がわかった、あいつら全員頭がおかしい。あと、ボルティのおかげで、キックアスのヒットガールにも萌えた自分はロリではなく、基本的にマスク女が好きなのだと気付いた。まあどちらにしても変態だ。 |