5.《ネタバレ》 タイトルからファミリー向けのファンタジーか何かかと勝手に思っていたら、史実に基づいたホロコーストの重厚な映画だった。 黄色い星というのはユダヤ人が付けさせられた目印。ホロコーストはもちろん知っていたが、パリでもこんなことがあったのは知らなかった。あのフランスでもナチスの理不尽な暴挙に加担していたとは、思いがけない黒歴史。それでもユダヤ人を匿った庶民も多かったのが救いと言える。 ただ、現在イスラエルがパレスチナにやってることを見れば、複雑な心境になってしまう。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-14 22:26:45) |
4.《ネタバレ》 クレジットはジャン・レノからなんだけど、主役はメラニー・ロランだったんですね。ヴィシー政権下でのホロコーストという重要な史実に立ち向かう志の高さを反映して、例えば競技場の再現などは、エキストラから美術からものすごく気合が入っています。ただ、肝心の医師と看護師が、ひたすら誠実に診察を行うというところでキャラクターづけが終わっていて、背景や内心の部分が深められていないので、全体として優秀な再現ドラマを見ているだけという気もします。それでも作品の意義は大きいのでこの点数。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-07 02:33:54) |
3.(その後の状況と比べれば)幸せな日常からの転落が生々しく、痛ましい。消防士のシーン、印象的。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-31 09:41:29) |
2.《ネタバレ》 「まさかね…」ということがこれから起こるということを知らない能天気な少年たちの日常から、暗雲がじわじわと覆い尽くして行く描写速度にリアリティを感じました。競技場に集められてもまだそれほど危機感が大きくない感じなど、ゾッとする感じでした。「なんかやばそうだよね」「でもまさかね」と、楽観視したり他人の善意を信じたりポジティブ指向だったりネガティブに捉えることを避けたり…普通はそれでなんとかなって行くものだけど、そういうフィーリングでいちゃいけない場合もあるということを思いました。と言っても、あの状況から騒いでも何も変えようがないのでしょうけど。だからこそ、手遅れになる前に、怪しい世の中の動きには「大人しく」していてはいけないのではないかと思いました。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-17 21:59:52) |
1.フランスで、こんなことが行われていたとは、知りませんでした..歴史を知る上で貴重な作品かもしれません..しかし、映画、物語としては、やや単調に感じました..この題材で、劇的さを求めるのは、不謹慎だと思うのですが..一つ一つのエピソードが、浅く淡泊です..もっと深く掘り下げた方が良かったと思います... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-28 13:01:01) |