《改行表示》 5.《ネタバレ》 韓国版レオンのような映画。 こーゆーシチュエーションぐっときます。 ありきたりだけど、世捨て人のような主人公が実は昔特殊部隊のトップだったみたいな設定大好きです。子供心をくすぐられます。私にとってこーゆー映画はヒーロー映画と同じです。 とは言え、内容は麻薬密売に臓器売買、それに少年少女を巻き込んでいるわけですから、暗く陰惨。人間の負の部分をこれでもかってくらい描ききっています。 主人公が愛する妻と、そのお腹に宿したまだ見ぬわが子を殺されるという過去を背負っているのがまた辛い。 少女も結局は母親を殺され、おそらくテシクはしばらく刑務所から帰ってこられないだろうから天涯孤独。 決してハッピーエンドとは言い難い結末ですが、少女が無事だったのは不幸中の幸い。 韓国映画はストーリーやディテールが雑なイメージがあったのですが、とても丁寧に作られていて大変見応えのある映画でした。 特にアクションはスピード感に加え韓国映画特有の痛さも表現されていて、一見の価値アリです。 【たきたて】さん [DVD(吹替)] 7点(2021-03-28 15:48:03) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 質屋の元特殊部隊要員に扮する主人公のウォンビンが、文句なしにカッコいい。 ロワンとのタイマン対決は昔ながらの男と男の決闘という感じ。ロワンは拳銃を使えば簡単に殺せた場面で、あえてナイフでのタイマン勝負を挑んだり、少女を最後でイカれた医師から救ったり、敵だけれど憎めないキャラ。 少女も殺戮に慣れたテシクやロワンの心を動かすだけの何かを持っている。少女が臓器売買の餌食に…というそのまま終わっていれば後味が悪すぎるグロテスクなシーンもあったが、ラストはちゃんとカタルシスもある。 結局あの目玉は?と最初はピンと来なかったけど、見返してみると伏線は張ってある。子供を犯罪の手先に使ったり、臓器売買で殺してしまうマンソク兄弟の極悪キャラも、主人公を引き立てていた。 血生臭いシーンがテンコ盛りだが、それが嫌いじゃなければ楽しめる。『レオン』とまではいかなかったけど、これはこれで面白い。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-02-24 20:00:47) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 いわゆる悪が調子のって変な奴をなめてたら、逆にボコボコにされちゃった系の映画。こーゆうタイプの映画、僕は好きです。ただレオンもちょっと入ってるかな。ちょっと停滞気味な個所がちょいちょいあったり、きざなセリフがあったりしたけど、概ね面白かったです。特に主役のウォンビンのかっこよすぎさ、ブチギレた時の目のいっちゃった感、逆の悪者たちの憎たらしさなども際立っていて印象的でした。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-23 03:41:28) (良:1票) |
2.ウォンビンの鹿みたいな無表情が良いですね!肉体も素晴らしいですし、ほんとうに良い俳優だと思います。アクションもとても見応えがあります。他のアクション映画と違う所はナイフの使い方でしょう。一発刺してギャー!じゃなく、何度も何度も腹を刺して戦意喪失させるあたりがプロっぽい。殺人術のプロがアクションの指導を担当したおかげで背筋も凍るアクションの数々が生み出されたのですねぇ。話の決着の付け方に納得行かないのでこの点数ですが、アクション映画としては近年最高峰でしょう。韓国のアクション映画にはあまりいい印象がなかったのですが、一本取られました。日本でもこういうアクション映画を作れないのかな? 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-08 17:40:39) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 これは良かったですよ。「母なる照明」の時も思いましたが、ウォン・ビンは単にイケメンなだけじゃなく、演技の出来る素晴らしい役者だなと思います。この作品ではクールでタフな孤高の男を演じていますが、特筆すべきはやはりアクション。ちゃんと「痛さ」が伝わってくるし、カット割りも巧く見応えのある映像に仕上がっています。ストーリー自体は、悪い奴らを倒して少女を救い出すっていうただそれだけなんですが、ウォン・ビンだけじゃなくこの少女もいい演技をしているし、それに台詞が良いんですよね。助けてくれなかったテシクに対して、少女は「おじさんのこと嫌いにならないよ。おじさんを嫌いになったら、好きな人いなくなっちゃうから」なんてさ、泣きながらあんなこと言われたら、誰だって守ってあげたくなりますよ!ラストの抱擁&テシクの涙も良かった~。秀作です。7点献上。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-05 19:40:25) (良:1票) |