《改行表示》 5.恋をした同級生の男子が“スパイダーマン”であることを知り、その背中を見送るヒロインは一言「ああ困った」と呟く。 その彼女のテンションは、スーパーヒーローを好きになってしまったという極端な動揺ではなく、警察官の娘なのに街のちょっとした問題児を好きになってしまって「ああ困った」というような、ハイティーンの普遍的な動揺として表現される。 このシーンによって、この映画のスタンスは、つまるところ若い男女の恋模様を主軸とした青春ドラマであり、それ以上でもそれ以下でもないということを宣言していると思えた。 アメコミヒーロー映画としての“エンターテイメント性”という部分において、及第点を越えていることは間違いない。しかし、サム・ライミ版の第一作目と比べると、すべての娯楽性の部分において衝撃度は劣る。 でもだからと言って面白くなかったかと言うと決してそんなことはなく、ヒーロー映画云々以前に映画として素直に面白かったと言える。 そしてその面白さこそが、冒頭に記したこの映画のスタンスに尽きると思う。 膨大なアクションシーンのボリュームの力技で貫くのでもなく、はたまたライミ版の「スパイダーマン」や「ダークナイト」の如くヒーローの内面的な葛藤に対してディープに踏み込んでいくわけでもない。 悪漢に制裁を与えるシーンで軽妙な振る舞いをしてみたり、一旦恋に落ちれば“秘密”や“約束”なんてないがしろにしてみたり、良い部分でもあり悪い部分でもあるそういったハイティーンの“軽さ”と“若々しさ”それに伴うポップさこそが、この映画におけるエンターテイメントそのものとして存在している。 まさにそれこそが「(500)日のサマー」のマーク・ウェブが今作を監督をした価値だったろうと思う。 どういう捉え方をするかによって、観賞後の満足感は大いに左右するだろう映画であることは確かだと思う。 単純に比較するべきではないかもしれないが、サム・ライミ版と比べて映画のテンションからキャスティングに至るまでどちらが「スパイダーマン」という素材に相応しいかと問われれば、ライミ版に優位性があることは間違いない。 でも、個人的には、主人公とヒロインが誰もいない学校の廊下でデート(じみた何か)の約束をするという、アメコミヒーロー的な側面には何も関係ないシーンに心を掴まれてしまった時点で、この映画を揶揄する気は毛頭無くなってしまった。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-02 16:07:04) (良:3票) |
4.前作と比べて、格段にヒロインが良くなった。以上 【ぬーとん】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2013-10-15 01:20:01) (笑:1票) |
3.正直、なんでこんなに早くリメイクしたのかわからない。CGと主役の2人が美しくなっただけ。糸がマシン化なのも微妙。映画というよりアトラクション的な後味。あとピーターがチャラ過ぎる。ライミ監督版の方が好きだな。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-07-21 22:16:20) (良:1票) |
《改行表示》 2.正直ここまで楽しめないと思ってなかった。 コンディションの問題か? 序盤が退屈すぎる。ストーリーの見せ方がかったるい。地上波でやったら、この辺がっつりカットなんだろうなー、とか思いながら観てた。冒頭でもっと掴んでほしいよ。 で、期待のアクションの方はと言うと、今更目新しくもないし、迫力も大したことない。総じてカッコ良さ、派手さが足りない。CG臭すぎて生身っぽさがないので、いくらやられても全然痛そうに見えない。スパイダーマンがどれだけタフなのかもよく分からないし。 アクションシーンに退屈して、うとうとする事になるなんてね。 アクション映画はやりすぎるくらいやってくれないと。 敵や、登場人物にも魅力がない。 特にアンドリュー・ガーフィールドの顔がクドくて愛せない。 トビー・マグワイアのフニャっとした顔は、好きだったんだけどな。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-09-15 18:44:44) (笑:1票) |
《改行表示》 1.ガーフィールドさんのピーター・パーカー、私には嬉しかったです。 ちゃらい時の軽さも、悲しい時の表情も、上手かったと思います。 3Dは画面が暗くて観づらいので2Dで鑑賞しました。 2Dでも充分楽しめました。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-22 22:36:50) (良:1票) |