4.これは邦題考える人も迷ったんじゃないですかね。映画のタイトルのロゴを見ると「SCRE4M」となっている。これを参考にして、日本語タイトルで「4」に似た文字を探すととりあえず「ム」の字が目につき、おそらく邦題の第一案は『スクリー4』あたりだったんじゃないですかね。でもやっぱりこれじゃ“スクリーム”とは読めません。泣く泣く現在の邦題になったものと想像しております。さて第4弾の本作。マンネリと云うなかれ、世にホラー映画がある限り、ヤツは必ず戻ってくる。ヤツって誰よ。それは言えません。果たして今回のマスクの中身は一体誰なのか。観ている間はあまり詮索しない方が楽しめるとは思いますけれど(ま、謎とき映画ではありませんから…)。しかし、月日が流れど、これまでのシリーズの登場人物たち、多少お歳は召されたとは言え、皆さん元気そうで何より。舞台となる町の雰囲気もそのまま、映画の雰囲気自体もそのまま。そう、マンネリと云うなかれ(いや言ってもいいですけど)、毎度毎度、ちゃんと「あの雰囲気」を再現してくれる(まとめ撮りならともかく、久しぶりの今回ばかりはそうもいきません)のが、素晴らしいじゃないですか。マンネリですけど(笑)。そしてホラー映画の世界に様々なブームは有れど、変わらぬ伝統の「語法」を語り続けている。こういうかつてのホラーがあってこそ今のホラーがるのだよ、と。いやあ、ウェス・クレイヴンも偉くなっちゃったもんだ。ちょっとヤな感じですね(笑)。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-13 09:06:12) (良:2票) |
《改行表示》 3.続編との知らせに嬉しい反面、どうせ、やめときゃよかったのにと ガッカリさせられてしまうんじゃないだろうかっていう不安。思いは半々だったんですよね。でも、よかったんではないのかな これはこれで。まあ、なにはともあれ 楽しいポップコーンムービーが帰って来ました。喜ばしい事だ。ちなみに自分、スク1&スク2に揺るぎない10点。スク3に5点。スクリームのパロディ 最終絶叫計画に至っては8点を付けてるクチなんですよね。まあ、ご参考までに。 《以下、ネタバレ無しです ご安心を♪ 》 今回、原題自体はストレートかつシンプルなものであって〝Scream4〟 つまり、続編として考えてよろしいでしょう。相変わらず狙われてるのはシドニーという図式ですね。そして、この人どうせ刺されて死ぬんだろうな って丸分かりしすぎるアホな顔した安っぽい面々たちと、毎度お馴染み、役に立たない警官、デューイという図式。ただし、内容的にはアレでアレなわけだしアレなんで なんだ一作目の焼き直しじゃないかってご意見も今後飛び交うことになるのでしょうが、そこんところは、ノンノンノン、それは違うよ 単なる焼き直しではないでしょうや 凝った作りは さすがのウェス・クレイヴンでした。 ただし、残念だったのは今回犯人があまりおっちょこちょいではないんで意外とドタバタ劇が少なくコメディ性が大いに欠けていた点が少し不満だったかな (とはいっても自分の中ではそこが大事なところだったもんで 実際には大減点なんですが。) 以下、時間も時間なんで箇条書きさせていただきます(ああ眠たい)→ ★初っ端、新ビバリーヒルズ青春白書のアニーが出て来ます。何役だったかということはネタバレご法度なんで死んでも言えませんが、ドリュー・バリモア系だったということくらいしか言えませんですね (あれ?それってもしやネタバレ系なのか? ^^;) ★邦題について思ったことなんですが、、いいんじゃないでしょうか スクリーム4:ネクストジェネレーションってことで あれで。なんか新鮮味が加わって。 ところでその‥ 劇中で「一番好きなホラー映画は? 」ってスクリーンの向こう側のヤツから度々尋ねられるシーンがあり自分的には興奮してしまってたんですが、その際、わたしゃちゃんとスクリーンに向かって答えてましたよ 即答にて 『あんただよ』ってさ。迷いはなんもないよ 『あんただよ』ってさ。^^ 【3737】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-11-03 22:44:06) (良:2票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 ホラー映画の「ファイナル・ガール」になりたい少女が、その願望を叶える為に「殺人鬼」になるという映画。 こうして文章にしてみると、非常に複雑なテーマを扱っているはずなのですが、それをサラッと分かり易く作ってあるのが見事ですね。 思えば初代の時点で主人公シドニーは「注目を浴びたくて嘘をついた」と周りに陰口を叩かれてるし、1&3の犯人も「生き残った被害者に成り済ます」という手口を用いているしで、スクリームシリーズに自然と馴染む「動機」と「トリック」なんです。 そしてなおかつ、犯人であるジルを「主人公シドニーが守るべき、お姫様ポジション」として描いておいたから「犯人の意外性」も高まってるという形。 スクリームの伝統である「共犯がいる」というトリックを活かし「殺人鬼から電話が掛かってくる場面」「襲われる場面」にて、ジルが被害者側にいる事が多い為、観客としても自然と彼女は犯人候補から外して考えちゃいますし、この辺りの描写は本当に上手かったと思います。 理想の「ファイナル・ガール」になる為、ジルが偽装工作する様も面白かったし、傷だらけで報道陣に囲まれ、幸せそうに微笑む姿も良かったですね。 ジルは悪役だし、母親まで殺してるような罪深い子なんだけど、ちゃんと感情移入出来るキャラクターに仕上がってたと思います。 そんなジルの夢破れた死に顔に、彼女をヒーローと称える報道が重なって終わるのも、実に皮肉が効いてて素敵。 そして、なんといっても主人公シドニーの描写が、抜群に良かったです。 「殺人鬼の相手なら任せて」とばかりに、経験を活かして適切な対応を取る様が、凄く恰好良い。 正直、前三作の彼女には全く魅力を感じなかったんですが、本作では大いに成長して「私こそがスクリームの主人公」という貫禄を得ていたように思います。 今の映画のルールで生き残るのは「処女」ではなく「同性愛者」だと語る場面や「冷蔵庫が閉まる度にドッキリ」などの台詞も面白い。 他にも、デューイの着メロが「ビバリーヒルズ・コップ」だったりして、映画オタクがニヤリとしちゃう小ネタが散りばめられているんですよね。 スクリームって「ホラー」や「スラッシャー」や「ミステリー」という以上に「オタク映画」だと思いますし、四作目になってもその芯がブレてなかった事にも、拍手を送りたいです。 とはいえ、良い伝統だけじゃなく悪い伝統も受け継いでおり、特に「シドニーを殺す前に、共犯者を刺し殺す不自然さ」まで1と同じってのは、如何なものかと思えましたが…… まぁ、そういうのも全部ひっくるめてスクリームなんだから、これはもう仕方無いですね。 「ほらっ、またシドニー殺すの忘れてるよ」って、優しくツッコんであげるのが正解なんだと思います。 あとは「前作のキンケイド刑事が出てこないのが寂しい」とか「ジグソウを好きと言ってた女の子が意味深に包丁を手にしていたけど、特に何事も無く殺されて拍子抜け」とか、不満点としてはそのくらいかな? 今回、スクリームシリーズを一気見する前は「1が一番面白く、それに次ぐのが4」という認識だったのですが、今は「4が一番面白い」って評価に変わっちゃいましたね。 十段階で評価する為、点数としては同じ「7点」って形になりましたけど、自分としては1より4の方が好み。 スクリーム2にて「続編はオリジナルを超えられない」という台詞がありましたが…… 同じシリーズの続編である4がそれを否定してみせたんだから、実に痛快な話だと思います。 いずれ訪れるであろう「5」の公開も、今から楽しみです。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 7点(2021-11-03 09:21:23) (良:1票) |
1.旧シリーズの登場人物らは流石に老けてましたね。ノリは相変わらずで、テンポも良くて好きです。犯人当てはヒントが無いので当てるのは難しいですね。新ビバヒルのアニーがチョイ役で出てたのは何か新鮮でした。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-03-29 19:41:29) (良:1票) |