47.石坂浩二の金田一耕助シリーズ。横溝正史の世界に浸れる。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-25 13:25:01) |
46.岸恵子の艶っぽさがいい感じ。20年も思いを寄せ続けた若山富三郎の気持ちもよくわかります。それにしても、遺体のシーンは相変わらず笑えます。上田教授ならずとも、「どこまでも手間のかかることを」とツッコミを入れたくなりますね。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-05-05 20:29:19) |
45. 市川崑の金田一シリーズでは、個人的には『犬神家の一族』(1976)が最も好きだけれども、映画としての完成度からいうとこちらのほうが上なのにちがいない。ただ話がより推理探偵小説的トリックに終始して、民俗伝承的おどろおどろしさに比較的薄かったところと、より湿っぽい雰囲気に終始したところが、犬神家に上位を譲る。犬神家の小澤榮太郎の位置にあるのが、こちらでは若山富三郎で、ともに味わい深い演技が素晴らしい。若山富三郎はほかにも東映映画などでいろいろ出演作を観たけれども、これが一番の代表作だったのではないだろうか。 【goro】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-05-01 04:19:43) |
44.市川作品の金田一シリーズでは結構評判が良い作品です。色の使い方が巧みですね。枯れた森や薄暗い沼といった中で、着物の色や血のドクドクした赤とあのハンドバックの赤が、この作品から受ける印象を決定付けています。つまり、主人公リカの外見のサッパリしたおっちょこちょいと、秘めた内面の葛藤を見事に色で使い分け表現しています。女達の悲しい運命をストレートに表現しているものの、警部が密かに寄せるリカへの思いをサラリと最後に描き、後味を良くしています。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-04-30 23:43:03) |
43.登場人物が多すぎて誰が誰だかわからなくなってしまった。筋としてはそれなりに納得ができて面白い。 【HK】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-29 18:11:19) |
42.若手俳優の前のめり演技に失笑。 【k】さん [地上波(邦画)] 6点(2006-12-05 09:12:35) |
41.白い顔した子供達が毬をつくシーンの怖さときたら。 『呪怨』のトシオ君なんて目じゃないです。 パンツ一丁なのが滑稽にすら思えます。 【魚】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-08-18 11:59:24) |
40.横溝正史の探偵小説の映像化ですが、単なる原作を映像化しただけでなく、一つの映画作品としてもかなり高い水準にあるかと思います。 うらぶれた農村、複雑な血縁関係、着物姿の金田一耕助といった、多くの人が描き、またドラマで何度も再生産されてきた横溝正史のイメージが、実はこの映画で始まっていることに気づかされます。そしてそれは、日本人にとっての原風景でもあるのです。 冬枯れした村の映像は勿論ですが、出演している人物の誰もが、謎解きのための駒ではなく、それぞれ個性を持っていることもこの作品のすばらしさの一つでしょう。特に磯川警部を演じる若山富三郎は、退職間近の老刑事の哀愁、大人のほのかな恋というものを一貫して出してくれています。 今やサスペンスドラマはテレビの二時間サスペンスを含め余りに量産されていますが、それらとは一線を画す逸品でしょう。 【とくべえ】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-12-29 10:47:59) |
39.惜しいなあ・・・。原作じゃラスト、リカ(岸恵子)の息子歌名雄(北公次←ブルドック)に千恵(仁科明子)が救いの言葉をかけて後味良く終わるのに映画にはその部分がないんですよ。あの終わり方じゃ彼に全く救いがないんですよねえ。そこの不満さえ除けば「犬神家」と同等のクオリティを持った作品だと思います。それにしても「~してつかあさい」っていい響きの方言ですね。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-07-31 10:55:41) |
38.市川崑の金田一映画は漂う空気の湿っぽさがたまらない。邦画特有の闇と悲哀と、かすれたような色の美しさが堪能できる。今作は脇役がなかなか粒ぞろいだったが、磯川警部役の若山富三郎が突出して素晴らしかった。どっしりと静かに構えて、さらに人情味溢れていた。最近こんな役者を観ていないので、軽くショックを受けた。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-30 09:48:18) |
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37.他の作品と観比べてロケーションが大人しい(といっても本作も充分美しいが)かな・・・?とか、「いョうし、わかった!」は多めだが、胃薬の舞いは大人しかったりで、全体的にやんわりとした印象。見立殺人も猟奇的・・・だったかな?ま、こんなものか、みたいな。然し、若山富三郎の存在感が凄い。甘めの善哉の塩の様な、ボケ気味のピントもクッキリ。やっぱ、このシリーズ、面白いです。常田富士男の汚れ役も、そういえば新鮮でした。笑。 【aksweet】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2005-01-28 00:20:59) |
36.個人的に原作は「夏」的な印象ですが本作は「秋」。いかにも「晩秋」というイメージぴったりの映像が見事です。若山氏出演により暖かくも重厚なムードが醸し出されてイイ。基本的に善人である犯人があれだけの猟奇行為を行う動機が不十分な気もしますが、推理小説でそれを言っても仕方無いのかも知れません。 【番茶】さん 7点(2004-09-07 22:34:04) |
35.お人形が鞠つきしているシーン。その中の一体のお人形の顔には痣があります。このシーンが1番怖かったなあ。 【ジブラルタの星】さん 7点(2004-07-20 22:18:29) |
34.金田一シリーズの中で最高傑作だと思います。市川崑の描く金田一ワールドは実にいいですね。彼の作り出す鬱蒼とした雰囲気の世界は実に恐ろしかったし、その裏に隠れた人間模様も哀しく切なく見事に描かれていました。配役陣では石坂浩二は勿論の事、岸恵子もすごく良いですが、特に若山富三郎が非常にいい味を出して演じています。磯川警部は間違いなく彼がハマリ役です。僕の中では監督は市川崑で、金田一・石坂浩二、磯川・若山富三郎、等々力・加藤武…この布陣が一番ピッタリ来ます。 【ゆうしゃ】さん 10点(2004-03-17 10:14:28) |
33.全体にわたる灰色の画面や物悲しい音楽、いつ見ても心にぐっとくる作品です。 |
32.この頃、このシリーズテレビでやらないのね。ただ、このシリーズの悪い所が、ビックな人が・・・・ 【ボバン】さん 7点(2003-10-31 05:31:25) |
31.市川×石坂の組み合わせでは一番。やっぱ金田一は石坂浩二じゃないとね。金田一ではいつもだけど、昭和初期の田舎の風景も好きだな。 【ロカホリ】さん 8点(2003-10-22 01:11:42) |
30.手毬唄のように殺人を犯すなんて、犯人も結構大変だなと子供の頃思ったものだった。岸惠子が魅力的でした。横溝シリーズは大好き。 【fujico】さん 7点(2003-10-21 07:49:37) |
29.前作の「犬神家の一族」に比べると、重厚で格調高い作風はやや落ちるものの、独創的で不気味な雰囲気を醸し出していたのは、さすが市川崑 ! ! しかしながら無理な構成も目立ち、釈然としない殺人の動機等、真面目に見るとけっこうシラけ気味。さらに、主役を演じた女優岸恵子では鬼気迫らず迫力不足。そんな中、磯川警部を演じた若山富三郎の作品全体を見据えた演技が絶品で、この作品を見事救っていた。 【光りやまねこ】さん 7点(2003-08-23 23:25:50) |
28.手毬歌の使い方がうまくないなあと思います。お年寄りが思い出したときに殺人があるんじゃ・・・。犯人も中半すぎて見えてしまうし・・・。 【omut】さん 5点(2003-08-06 01:17:29) |