4.《ネタバレ》 もう全然駄目なやつなんですよ、こいつ。普通に出会っても絶対に友達にならないし、職場で一緒だったら数日でありとあらゆる匙を投げ尽くし、完全に放置して飲みにも誘わないような奴。外見だけはなんだかうまいこと取り繕ってるけど、一皮剥けば現実との付き合い方が全く分かっていない引きこもりオタクと同等。いや、潔く現実世界から身を引いて、細々とネットだけで活動している毒にも薬にもならないようなオタクのほうがまだマシかもしれない。こいつの場合は下手に他人とコミュニケーションを取るものだから、更に周囲の人たちにとっての厄介者と化しているわけです。コミュニケーションはほぼ完全に受身なので、ネタにされなきゃ生きていけない。その癖、やたらと自意識はデカくて、いじられることに耐えられない。勝手に悶々としやがっては、ツイッターとやらに余計なことを書き散らす。 ほとんど童貞で恋愛のことなんかまるで分かってない。本命に対する思いをもち続けるのは上等だが、思いが強ければいつかかなうなんていう呑気な考えから抜け出せない。結局、自分が大好きだから、「純愛を貫く俺、どうよ」という気持ちの悪い自己満足で恋愛を完結させようとする。相手を幸せにして(そして自分も幸せになって)、初めて恋愛の意味があるというもの。更に悪いのは、性欲だけは人一倍なので好きでもなんでもない女とやっちゃう。更にはそれを本命に言っちゃう。おまえはばかか?トチ狂ってんじゃねえか?好きな人を傷つけてどうすんだよ?もう、本当に最悪。愛想も尽き果てる。そして、お定まりの自己嫌悪。落ち込むなら言うな! と書いていると、こういうダラダラした文章も含め、自分が彼と似たもの同士であることにはっと気づく、というオチ。 でもラストは甘い。甘すぎる。これだけは譲れない。長澤まさみに張り倒されて、刺されて以降が全て夢だったことに気づくくらいのブラックさがほしかった。こんな奴(=自分)を肯定しては駄目なんだ。こういう奴に甘くすると付け上がることを俺は良く知っている。 【枕流】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-10-09 20:42:45) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 単純に楽しめた。 男として“あなただと成長できない”という言葉は、 胸に刺さる言葉だし、やっぱり引っ張っていかないといけないと 感じた。
【ナラタージュ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-10-03 02:15:46) |
2.原作者が女性だからだろう。4人のヒロインの誰よりも、幸世が一番女性らしかった。感情、行動、どれを取っても一番可愛い。自分の気持ちに素直になれるのか?自分に運が廻って来ていることを自覚できるか?が、どこか少女漫画っぽく描かれている。単行本、TVドラマからちょっと時期が経ったので、モテキ熱が下がっている所でのドロップだけど、まぁ、こんくらいでいいんじゃない。ポイントは押さえてるし。大江千里使いすぎだけどw 【VNTS】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-09-30 22:51:26) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 漫画既読/テレビドラマ視聴済です。原作(漫画)は、まずそのストーリーの面白さがあり、テレビドラマには原作忠実に加えて森山未来の素晴しいキャラ適合&大根仁監督のぶっ飛んでてかつ巧みなエンタテイメントサービス100点演出がありました。今回映画版については、一言でいうならば…大根監督の演出だけでも確実に元は取れてます!!(CM観ただけでわかるでしょ!?)。やはりこれを楽しみにいくべきです。特に、件の「突如ミュージカル=Perfumeダンス」とのシーンだけでも1800円の価値は余裕で超える眼福?を与えてくれます(事前情報が無い状態で観ただけに、尚の事多幸感で一杯)。ただし、、映画ストーリーにおいては、原作の魅力である(1)複数の女性から求愛を受けてしまった男のぶっとびつつダメ展開を呼んでしまう卑屈コメディストーリー(2)女側の主点に知らず知らずに切り替わって、女サイドでダメ男への恋のダメダシをついつい吐露する少女漫画的ラブコメディー…そう、そんなついついニヤニヤしてしまう魅力が原作の魅力だったのですが、映画ではそこから逸脱する展開が後半の主軸になってしまいます。映画は映画として詰め込み過ぎを避けたシナリオを志したのはわかりますが、原作の「男女のもやもやどきどき」ストーリーとは違っていることには残念な気がしてしまいました。もし、もし最後のシーンが土井亜紀ならば圧倒的10点と妄想。なお、長澤まさみ主演映画としてみると鼻血可憐乙女的な超傑作だと思います(^^ 【wetb】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-09-25 21:41:25) |