1.《ネタバレ》 そこそこ興味深く鑑賞させてもらった。やられるとわかっていて、そこをなんとか逃れようとするスリルという点では、もうそういうこと自体が定番になってしまっていて、緊張感は薄い。ま、どんなに逃れようとしても最後には壺に帰ってしまうハクション大魔王の最終回のような、そういう楽しみは無い。ほんとはそういう悪あがきぶりを存分に見せてから惨殺したほうがいいのに。しかし、パターン化されたこの映画はでは「どういう残虐な殺され方をするか?」を楽しむものととらえるといいかもしれない。このシリーズで今まで殺されてきた場面を回想的に映像で流してくれたりしたのを見ると、殺され方としては「胴体あるいは首が飛んできた物体で一気にばらばらにされる」パターンと、「何かが落ちてくるして頭部がグシャッとつぶされるパターン」と、「何かが突き刺さって殺される」パターンが頻度としては多く、突き刺さる場所は目が多いな。 こういった殺され方のバリエーションの豊富さではソウシリーズには劣るが、スピード感と唐突さではそのびっくり度合いはこっちが数段上だ。何か「いざと」なったときにうろたえないように、覚悟を今のうちに作っておくということで鑑賞するのなら、役に立つ映画だな。 こういうレビューを書く自分って、どうなんだろう?正常なの?ってちょっと心配になっちゃうな。人の死にざまを楽しむ映画。倫理的には最低映画かもしれないね。 【小鮒】さん [映画館(吹替)] 7点(2011-10-09 21:50:49) (良:1票) |