5.現代の「悲しきクラウン」ともいうべきお笑い芸人の実生活をリアルタッチに描いた秀作。女芸人の哀愁がせつないほどに滲み出て黒沢さん大変良かったです。 【白い男】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-14 21:56:18) |
4.《ネタバレ》 隠れた秀作。現在のテレビの冷たさを悲しく見せてた。演技力不足、単調な編集等不満はあるものの、『女芸人』という特殊な『性』を切り売る存在を切り取った半分ドキュメンタリー的な本作に考えさせられる点は多い。が、最後のオチ(2度目ドッキリ)は正直白けたーが白痴化したテレビ番組と合い重なってコレでいいのかもしれない。 【reitengo】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-06-28 22:42:09) |
3.《ネタバレ》 女芸人の哀しさと強さ・たくましさを見せてくれた、いい映画でした。渋江さんの「辛いことも悲しいことも笑いにつなげていくってすごいなあ」ってセリフがありましたけど、まさにそれをそのまま表現した作品でしたね。最後は傷ついた様子をまったく見せず、芸人の仮面を取らない黒沢さんにプロを感じました。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-12 15:58:17) |
2.最後の最後でもドッキリにしていますが黒沢さんの実生活?と言うようなおなじみの女芸人さんたちが登場です。何気なしに観ていたら最後まで引き込まれましたよ。 【東京ロッキー】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-04-16 17:42:15) |
1.《ネタバレ》 森三中の黒沢をはじめとする登場人物は、基本的に現実世界と同じキャラクターを配されています。フェイクドキュメンタリー+ラブコメディ。このような設定ですから、彼女たちの台詞やライフスタイルは、現実のそれに近いのかなと想像してしまいます。もはや言いたいだけの「たんたかたん」も、大久保にはぜひ愛飲していて欲しい(笑)。ベタが多いコメディ部分は、結構自分好みでした。自転車に轢かれる80年代アイドルとか、物干し竿ブラックジャックとか(一番笑えたのはフランケン村上でしたけど)。笑いが恋の切なさを引き立てます。でも結果的に本作に“ラブストーリー”は存在しなかったのですね。黒沢の独り相撲。それがまた切ない。一度奈落に突き落とされ、這い上がったところでまた突き落とされる黒沢。まるでダチョウ倶楽部の熱湯風呂芸を見ているような。二度目のハートブレイクでは満面の笑みを湛えてみせます。ラストの「マジっスか~」には傷心の欠片さえ見えません。凄い。これぞ芸人魂。苦しみも悲しみも全て笑いに換えて、女芸人は生きていく。いじらしくて、胸が締め付けられました。クレジットのみのエンドロールだったなら、多分自分は泣いたと思います。ですから最後のネタばらしシーンの羅列は、ラブストーリーに対する拒絶であったと考えます。しんみり不要。笑ってもらってナンボよ、という主張。その心意気は理解できます。でもエンターテイメントは笑いだけにあらず。観客を上手く泣かせて、終わらせても良かったと思います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-06 19:44:58) (良:2票) |