5.《ネタバレ》 ストーリーは分かりやすかったのですが、ミステリーとしては浅め。 東野圭吾原作ということでどうしても「意外な結末」を期待していましたが、真犯人がこれではインパクトに欠けました。 (露骨にネタバレできませんので曖昧に書きますが)3人のうち1人があれで2人があああいう感じで終わるのは、どうも釈然としません。 また、終わり方の雰囲気は良かったのですが、会社サイドの顛末、2つの事件の遺族の顛末などは置いてきぼりにせず少しでも触れてほしかったです。
【午の若丸】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-06-08 23:22:05) (良:1票) |
4.良くも悪くも東野圭吾ってかんじでした。「麒麟の翼」キリンノツバサ…。。字面も響きもかっこいいですよね!それを何回もセリフで言いたい!明朝体でバンッとでかい文字で書きたい!ってかんじでした! 【小星】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-12-27 00:07:37) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 最後まで興味をひいて走り切ってくれたので、ミステリーとしてはよかったかな。 ただ人が2人死んで、もうひとり重篤な障害が残った人が居てという一連の事件に対して、それぞれの加害者や関係者の罪の意識が希薄な印象を受けましたね。 まぁ、バレなきゃいいや、ってのが悲劇の種だったのでこういうのもアリなのでしょうけど。 すべてが明らかになってこの映画を振り返って思うのは、序盤のフリに使われた三浦さん、三年前の事件、麒麟の像、どれも丁寧には描かれていますが、すべてがとってつけたようなココロに残らない感じでした。 そもそもこの真相の割には、初動捜査おかしいだろ?ってツッコミは入れざるをえません。 事件の流れをぽかーんと追うには及第点といったところでしょうか。 あと他のレビュアーの方もおっしゃってましたが、三浦さんと松坂さんが似ていて、こういった作品においてはキャスティングとしてどうなの?って感じですね。 【ろにまさ】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-03-01 13:53:13) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 評価が高かったので鑑賞したのですが、悪くはないといったくらいのものでした。 麒麟の翼という題名ということからか、とにかく登場する人すべてが日本橋の麒麟の像をあがめたてているのが作為的で事件に感情移入できなかった。 しかし、テンポは良く真相はどうなるのかなという気持ちになり、 飽きずに見たれました。 その点は評価できます。ただ、最初の場面に伏線が合うようにする強引こじ付け事件です。 中井貴一さんの演技は本当に良かった。 一番台無しにしたA級戦犯は、劇団ひとり。あいつが怒られると笑ってしまうんだよな。 笑ってはいけないの見過ぎかな。 【キャメル】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-05 03:40:45) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 「新参者」は未読でTVシリーズも観ていないが、加賀恭一郎のシリーズは何冊か読んでいる。主人公の輪郭は把握しているから大丈夫だろうと劇場へ。本庁と所轄の関係はステレオタイプなので容易に追いつける。剣道で培った熱を内側に封じながら冷静に捜査を進める主人公像を阿部寛が演じることで脂っ濃くなった印象。でも、太い感じは出ていて悪くない。ストーリーは様々な人間関係が交錯し複雑に進む。それぞれの関係性に特筆するものは無いが、組み合わせ方が巧みで展開に引き込まれる。最後のオチにはご都合を感じる。あの状況でナイフで刺すか? そこに被害者の会社を解雇され、同棲相手の妊娠でお金に困っている男がたまたま出くわすか? 腹を刺された段ですぐに助けを求めれば助かった可能性はないのか? 何より、いきなり残された時間が無いことを自覚したら、話しておきたい相手の携帯を鳴らすのではないか…。私が興味を引かれるのは、裏テーマ的に描かれる加賀恭一郎とその父親の関係。あれほど、被害者・被疑者・関係者の心情を斟酌しながら捜査を進める加賀恭一郎が、しかし自分と父親のこととなると客観性が無くなり意固地が先行する。良く分かります、その感覚。肉親との関係には親愛や甘えや意地が同居する。ボタンを掛け違えると、素直になりにくい関係性。中井貴一が演じる父親像に加賀恭一郎は何を思ったのか、という作品だったと思います。その中井貴一が素晴らしかった。このところ、ますます演技に幅が出てきたなぁと感心しています。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-01-31 11:34:32) (良:1票) |