《改行表示》 4.《ネタバレ》 凝ったカメラワーク、それなりに迫力のあるアクション、役者たちの熱演など評価すべきところは多々あるのだが、なにか物足りない。 先の読める定番のストーリー展開とワイルド7の各メンバーの個性がイマイチ弱い脚本のせいもあるが、 やはり最近の海外の凝りに凝りまくったアクション映画を見慣れて目が肥えてしまったせいだろう。 だが定番とは言え、極刑になったはずのフカキョンが死んだメンバーの代わりにワイルド7に加わったラストはちょっと良かった。 【ガブ:ポッシブル】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2016-09-25 20:39:22) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 原作漫画はほんの少し読んだことがある程度で、この映画化作品もそれ程期待していなかったのだが、予想以上に楽しめた。原作はまだインターネットも存在しない時代だったので、主人公達の行動が公に晒される危険はなかった。しかし、今ではそこかしこにカメラが有り、一般人も携帯カメラで撮影したものをネットへ即公開出来る世の中になってしまったので、こういう組織を秘密裏に動かすのは至難の業だ。そういう点も含めて突っ込み所満載なのだが、それでも楽しめるのは、予想以上に良い出来映えのアクションシーンや、通常この手の邦画に必ず盛り込まれる恋愛要素を排除した脚本による所が大きい。本作は公開時制作者側の希望に反し、余り興行成績がよろしくなかったのか、テレビでの放映は深夜枠となってしまった。ということは続編は無しと見て良いのだろうが、出来れば深田恭子を加えた新生ワイルド7の活躍も観たかった。残念。 【へろへろ】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-01-22 12:49:58) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 影の超法規組織の悪党成敗って設定は普遍的に魅力を持っていますが、本作は脚本が浅くて見応えが無かったです。個人情報を操る公安の親玉にシラケます。たくさん喋って嬌声をあげる悪役って、安いドラマみたいです。また、何百万人もの命が危険に晒されるテロを彼らだけで解決することも無理があるお話で、映画化の意気込みが逆効果になっているように感じました。もう少し、こっそりと活躍する方が活きる設定ではないかと思います。瑛太が深田恭子に「もう止めろ」と言う意図が分からずモヤモヤの残りました。彼らの内なる「正義」に繋がる部分のはずなんですが、そこが曖昧です。 スタントを交えながらだと思いますが、役者さんたちはけっこうなスピードでバイクを転がしていました。あれはかなり怖かったはずで、この映画の見せどころのために頑張っていたと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-02-23 12:17:58) (良:1票) |
《改行表示》 1. 実は、最近の漫画の映画化ははずれが多いんで全く期待してなかったんですけれど、 思ったよりは……。特に最初の「退治」シーン、ワイルド7の警察機構の中での位置づけ、隊員たちの性格、気質等々、なかなか原作のイメージをとらえてて楽しめました。 ウイルスの事件は、少し何百万人もの死者を出すだろうというわりには緊迫感があまり。そしてラストは突っ込みどころ満載でしたが。 ただ、この映画のすごいところは、結局この国のすべてを動かしているのが、官僚たち(この映画では公安調査庁と検察庁)と彼らに極めて忠実なマスコミであるという今の日本の現状をさらりと描写してるところ。(今までの凡百なアクションものなら最終的な黒幕として「悪徳政治家」wを設定するところですけど、なかなか分かってるな、この本の脚本書いた人) その点と、すっかりスリムになって最初誰かわからなかった深田恭子の魅力を+して7点。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-14 14:15:32) (良:1票) |