5.《ネタバレ》 セットとか車などの小道具の雰囲気からして「一昔前の映画人が考える未来のイメージ」というノリで既にサブい。ストーリーは振り幅の弱さが致命的で、主人公がいつ政府への復讐を決意したのかぼんやり(まあ母親が死んだ時なんだろうが)。この制度がもたらす悲しさや不満はもっと描かないと。ただ、監視局員にキリアン・マーフィを置いたのはイヤらしさ的に正解。だけどこの間抜け感は何なんだ。この国にはこの3人しか刑事いないの?ってくらいザルな捜査網。しかも終盤、凡ミスにて突如死亡。おいおい。監視局と平行して主人公を追いつめるギャング軍団。というかチンピラ。「ラストチャンスだ」とタイムバトルのチャンスを与えてくれる律儀な奴。いざタイムバトルスタート!→全く迫力無し→親父の技でチンピラ瞬殺。などなど、映画を構成する全ての要素を全く活かしきれずに終了。ヒロインのエロさばかり目立つ作品でした。 【HIRABAYASHI】さん [映画館(字幕)] 3点(2012-03-25 15:11:56) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 序盤だけは、アンドリュー・ニコルの箱庭的世界観を堪能できて秀逸。「時=金」の設定に最初こそ戸惑うけど、母の死や金持ちの街へ出て行くまでのエピソードを通して、その「世界のしくみ」そのものを体感しながら理解できる。ただ後半、世界の秩序への反逆がムチャクチャな上にグダグダでB級作品へ急降下。その世界秩序のルールを内側から崩していくような「革命」を見たかったのですが、実際には銀行強盗とネズミ小僧という古今東西のありきたりの「反体制」モノを踏襲したのみでした。もちろん、この描写そのものが、「世界の富を独占する1%に対する99%の反乱」を自称する2011年のウォール街占拠デモへの共感と批判、みたいな読みも可能だとは思いますが・・・。あと邦題も残念。「in time」の「時間内に間に合う」という意味が、この映画ではとてつもなく重いのに、意味のない英語とカタカナの併記はB級っぽさをいっそう加速させます。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-03-11 06:51:43) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 宣伝見て、「これは面白そー!」と映画館に見に行きました…が結構がっかり。設定は面白いし、最初ウィル・サラスが時間を分けてもらった直後にはこのあとどんな展開が待っているんだろうとわくわくしたのですが、「人々を幸せにしているつもりで不幸にしている」的なセリフがあってサラスもそれに悩んで別の解決の糸口(体制と根本から戦う的な)を見つけていくのかなと思ったりしたけど結局強盗してばらまくだけかーいとか、父親の過去が思わせぶりに出てくるのに結局流れていたり(私が見落としただけ?)、あんなスラムで人々に平等に時間がいきわたらないだろーとかつっこんだり、あと腕相撲みたいなのがあんまし迫力がなくて残念でした。興奮して長くなっちまったよ。ただ時間が残りわずかの人たちが必死で走るシーンは本当に緊張感があって、特にウィルの母の最期のシーンは心の糸が切れるようでした。 【CEDF】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-03-02 00:32:01) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 この映画を観る前に言っておく!俺はこの映画の恐ろしさを十分に体感した・・・い・・・いや・・・体験したというよりはまったく理解を超えていた あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ!「俺はSF映画を観ていたと思ったら、いつの間にか主人公たちは銀行強盗を繰り返していただけだった」 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが俺も何をされたのかわからなかった・・頭がどうにかなりそうだった・・・「どんでん返し」「超展開」とかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・ 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 3点(2012-02-26 11:01:47) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 2012.2.18鑑賞。かなり込み合っている劇場を見ると、監督・役者はそれほどメジャーではないながらも、アイデアだけでまだまだ観客を呼ぶことができるんだなと思い、映画の将来に期待を持てたんですが…その期待を裏切る駄作で残念。アイデアは本当に秀逸。「唯一平等だと思われていた時間が、平等じゃなくなる。」その不平等に命を奪われた母。そして、生きることに飽きた一人の富豪。序盤は最高に面白い。設定は違えど、まるで「銀河鉄道999」だ。富豪は走らないなどのアイデアを支えるディテールもよい。しかし、まとめるにはテーマがでかすぎたか尻すぼみで、「トゥルーマン・ショー」や「ガタカ」のようなカタルシスは得られなかった。 【かんちゃんズッポシ】さん [映画館(字幕)] 3点(2012-02-20 00:36:36) (良:1票) |