6.《ネタバレ》 『ケイゾク』も『トリック』も『SPEC』も、やっている事は基本変わりありません。違うのはサスペンス・コメディの配合割合のみ。『ケイゾク』はシリアス多め、『トリック』はほぼコメディ、そして『SPEC』はシリアスを装ったコメディ、と理解します。“ファティマ第3の予言”なんて与太話が出てくるのがいい証拠。それに、そもそもが『ジョジョの奇妙な冒険』のパロディですから。当麻の「高まるぅ~」「餃子食いなっせ」や主役2人のドツキ漫才にニヤニヤ出来れば十分かと。回収する気のない伏線も、どうせ畳めやしない大風呂敷も、ギャグやボケの類と考えれば腹も立ちません。ただし、結構な“一見さんお断り感”は気になりました。『ケイゾク』や『トリック』の劇場版はTVドラマを知らない人でも、それなりに楽しめる体裁でしたが、本作はTVの知識は必須の様相。一劇場作品としては不格好でも、冒頭にTVダイジェストくらい付けても罰は当たらない気がしました(そもそも体裁を気取る作品でもないでしょう)。さて、残すところは起承転結の“結”のみ。ぞれも前・後篇に分けるなんて、『ハリー・ポッター』と見紛うばかりの力の入れようです。砂に埋もれた国会議事堂は名作SF『猿の惑星』を彷彿とさせますが、期待したらダメなんですよね。それが堤映画のお約束。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-11-12 18:22:15) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 TV版オリジナルシリーズとスペシャル『翔』を観ていないと、キャラクターも、ストーリー展開も、まず半分も理解できません。 ▼一番の問題点は、スペックホルダーが「モンスター」になっちゃったところ。タコの触手的スペックが意味不明すぎ…… 一応、何らかのエクスキューズをつけてくれよ、と。あの触手の構成物質はなんなの? 成人男性を持ち上げる怪力があるとして、相当な負荷がホルダー本人にはかかるんじゃないの? それとも、視覚的には触手に見えるけれども、念動力的ななにかなの? ▼超能力は超能力でいいんだけれども、超能力というフィクションを描くからこそ、それらしい理屈付けもしてくださいよ、と。ナンデモアリすぎて、ディズニーの子供向けアニメみたい…… イマドキのアニメのほうが、よっぽどリアリティありますよ。 【伊達邦彦】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-05-02 05:35:34) (良:1票) |
4.テレビシリーズからテレビスペシャルそして劇場版と展開し、築き上げた世界観を徐々に壊し最後は伏線を回収せず終わる、かつてのケイゾクと同じことをしでかすこの監督はある種すごいと思う。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-07-29 19:23:33) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 これは酷い。テレビドラマの続きとして家で観たから、鼻で笑うだけですんだが、これを映画館で見させられた人の気持を思うと…。 ・滑りまくりなおちゃらけ ・ドラマ版の雰囲気破壊 ・2000年代とは思えないヘボすぎるCG ・つまらない上に長すぎる戦闘シーン ・感動させたい根性見え見えのかったるい長セリフ ・主人公というだけでどんな爆発でも死なないという適当さ ・突如加えられた意味ありげでクソどうでもいい予言 あまりにも酷い! エヴァみたいに意味ありげに作っておけばバカなファンが勝手に色々解釈して、勝手に名作になるんではないかという製作者のゲスい根性が見え見えで不快。 これを劇場で公開して金をとっても問題ないと思った制作陣に腹が立つ。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 1点(2013-07-14 10:08:16) (良:1票) |
2.伊藤淳史とマダムはSPECホルダーというより妖怪。そもそも、当麻のSPECに霊が絡んでくるのも不満。タイトルをSPECではなくOCCULTに変えた方がいいと思う。 【エウロパ】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-05-11 17:31:03) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 テレビシリーズは「ケイゾク」を見てたからというだけの理由でなんとなく見ていたが、結局、スペシャルまで見てしまったのでとりあえず本作を見た。「ケイゾク」のときも思ったが、堤幸彦監督は話を広げるだけ広げておいて収拾つかなくなると放置プレイを決め込む癖があるようで、張りまくった伏線をまったく回収せずにいきなり終わるのも「ケイゾク」の頃から全く変わっておらず、この進歩のなさが堤監督らしいところなのかもしれない。「ケイゾク」の劇場版は映画館まで見に行ってトラウマ級のつまらなさだったことは未だに忘れられない思い出(その後、この「SPEC」まで堤監督の作品はほとんどまったくと言っていいほど見ていない。)だが、本作はDVDで見たせいかそれほど腹は立たずに見終わった感じ。でもそれは最初から映画のストーリーを追う事を放棄し、ひたすら小ネタを楽しむことに徹していたからかもしれない。(その小ネタも結構しつこいのだが。)本当は5点でもいいとおもうのだが、主題歌が流れるエンドロールで延々とナレーションが流れるのがうざかったのでマイナス2点。あんなの初めて見た。よく主題歌を歌っている歌手及び所属事務所が許可したなと思えてくる。シリーズとしてはスペシャルと映画で合計あと3つほど新作を出すようだが、もうここまで来たら惰性で全部(テレビとDVDで)見てしまおう。もちろん「映画館なんてぜってー行かねーから!」 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-03-19 11:47:50) (良:1票) |