4.《ネタバレ》 正直言ってなかなか退屈な映画。いつか面白くなるだろう、いつか面白くなるだろうと思っていたのに、ちっとも面白くならない。 大人たちのヒューゴに対する扱いが冷たくて、見ていて不愉快。子供からノートを取り上げて、『これをどうしようがわしの勝手だ。』で、後日灰を渡すなんて、ドン引きです。結局燃やしてはいなかったみたいですが、それもイザベルのフォローがあってわかったこと。こんな大人気ないパパ・ジョルジュが、なぜかこの物語の中心人物かつ悲劇の主人公みたいな扱い方をされてついていけません。 そう、この映画って主人公が2人いる。ヒューゴとジョルジュ。 てっきりヒューゴが天才的な才能を持っていて、その発明でみんなを幸せにし、自らも幸せになっていく、そんなストーリーを勝手に想像しちゃった自分も悪いのかもしれませんが、そんな感じのジャケ!タイトル!中身は全然別モノ! 一応サクセスストーリーではありますが、爽快感、カタルシス共に弱い。 かといって、コメディ的面白さはない。感動もない。美しい映像はありますが、心躍るようなアニメーションはない。ハラハラするシーンがあるにはあるが、そのほとんどが公安との追いかけっこ。 映画は娯楽。『楽しませてくれなきゃ。』と思っている私にとって、なんとも相性の悪い作品です。 ただ、ジョルジュ・メリエスの作品をいくつか見られたことだけは収穫でした。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-10-21 03:22:49) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 映画館で見るとまた違ったのでしょう。でも,実際に子どもと見て前半,とても退屈そうでした。その退屈さを映像で惹きつけさせるためにも,映画館で見るべきだったのでしょうか。映画の面白さっていうのはそういうところもあるかもしれませんが,メリエスやチャップリンの作った映画って映画館で見ないと面白く無いですか?メリエスのことを知るにはいい映画だと思いますが,主人公との関わらせ方がとっても薄い気がするのでちっとも感動しませんでした。この映画で監督賞や作品賞をとれたのが不思議でなりません。きっと,映画のことが好き過ぎて,中身なんかどうでもよかったのだとしか思えません。(音響とか衣装とか美術などならうなずけます)子どもと120分一緒に見て「ああ,ここが良かったね」「あんなところ面白かったね」って言えない映画です。変な期待をして子どもと一緒に見た私がいけないのですがね。映画についての知識があって,秘密とか冒険とかそんなのたいして期待しないで見るのならばいいのかもしれません。 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-09-16 17:31:00) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 少年の持ち物を勝手に持ち帰ったり焼いた灰を返したりする大人のノリについて行けず、保安官のコミカル演出も浮いて白々しく、タンス上の引き出しの絵コンテ見つけられて泣くに至っては「どのくらいの年齢をターゲットにした映画?」とうろたえました。「全ての人に役割がある」みたいな言葉が出てきますが、イリュージョンの作り手と、それを受けるファンの役割ぽく「世界の何処かでファンが大事に保存しているよ」みたいな…それと「主要登場人物にもそれぞれ役割がちゃんとありました」という感じでラストは少女にストーリーテラーの役割を渡すけど、なんだか「ムービーメーカーのために存在するファンのみなさん、本当にありがとう」みたいな感じがしてドッと疲れました。人それぞれの役割って…そういうことかい。人ひとりひとりを機械の歯車や部品のように例えること自体に違和感ありました。 『キック・アス』でヒット・ガール演じてた女の子がノスタルジックな雰囲気の中でまた違う魅力を見せてくれます。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 4点(2013-07-25 19:53:17) (良:1票) |
1.まずヒューゴとイザベルの抱きしめたくなるような可愛いキャスティングだけで始めの30分掴みはОKです。 女の子のほうが、ちょっとだけ背が高いのがキュンとします。 まるでマイケル・ジャクソンの「BAⅮ」と一緒です。 そして予告編を観た多くの日本人が、このままの展開でハリーポッターを望んでいたことでしょう。 私はアカデミー賞の選考基準には興味はありませんが、この映画が絶賛されたのは、ヒューゴではなく、実際、本当に不思議な発明をしたジョルジュ・メリエスに対する賞賛だということは、このサイトで低い点数で物語っていると思います。 甘いものを注文したら、頼んでもいない豪華ディナーを並べられた心境です。そんな時に食べたって味なんかわかる訳ありません。 邦題のタイトル付けで失敗ですね。 【クロエ】さん [地上波(字幕)] 4点(2013-02-23 23:38:31) (良:1票) |