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戦火の馬

[センカノウマ]
War Horse
2011年上映時間:146分
平均点:6.87 / 10(Review 60人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-03-02)
ドラマ戦争もの動物もの小説の映画化戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2012-01-05)【ミスター・グレイ】さん
タイトル情報更新(2021-09-26)【envy】さん
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監督スティーヴン・スピルバーグ
キャストジェレミー・アーヴァイン(男優)アルバート・ナラコット
ピーター・ミュラン(男優)テッド・ナラコット
エミリー・ワトソン(女優)ローズ・ナラコット
デヴィッド・シューリス(男優)ライオンズ
ニエル・アレストリュプ(男優)エミリーの祖父
トム・ヒドルストン(男優)ニコルズ大尉
デヴィッド・クロス〔1990年生〕(男優)ドイツ軍兵士 ギュンター・シュレーダー
ベネディクト・カンバーバッチ(男優)ジェイミー・スチュワート少佐
トビー・ケベル(男優)英国軍兵士 コリン
エディ・マーサン(男優)フライ軍曹
リーアム・カニンガム(男優)英国軍 軍医
フィリップ・ナオン(男優)フランスでの馬セリ市場の競売人
デヴィッド・デンシック(男優)ベースキャンプの士官
菅生隆之テッド・ナラコット(日本語吹き替え版)
佐々木優子ローズ・ナラコット(日本語吹き替え版)
小島敏彦エミリーの祖父(日本語吹き替え版)
大塚芳忠ライオンズ(日本語吹き替え版)
田中正彦ジェイミー・スチュワート少佐(日本語吹き替え版)
村治学ニコルズ大尉(日本語吹き替え版)
脚本リチャード・カーティス
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
撮影ヤヌス・カミンスキー
製作スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
ドリームワークス
製作総指揮フランク・マーシャル
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
特撮フレームストアCFC(視覚効果)
美術リック・カーター(プロダクション・デザイン)
アンドリュー・アックランド=スノウ(美術監督)
衣装ジョアンナ・ジョンストン
編集マイケル・カーン
録音ゲイリー・ライドストロム
アンディ・ネルソン[録音]
スチュアート・ウィルソン[録音]
動物ジョーイ(鹿毛), トップソーン(黒毛)
その他ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生](指揮)
ピーター・ジャクソン(サンクス)
あらすじ
第一次世界大戦は戦車、飛行機、潜水艦、毒ガスなど、近代兵器が登場した戦争として紹介されることがある。また、西部戦線の塹壕(ざんごう)戦は有名だ。騎兵の歴史は機関銃の普及とともに終わったと言われるが、後のWW2でのポーランド軍まで名残を残す。 本作は、イギリスの農場で育った一頭のサラブレッドがたどる数奇な運命を描く。あらゆる生命が危機にさらされる中、本作の主人公のひとり"ジョーイ"が必死に生きようとするストーリーが展開され、彼と絡むさまざまな人間の生き死にの話が本作に彩りを添える。
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【口コミ・感想】

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1
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5.《ネタバレ》 ジョン・フォードやハワード・ホークス、ラオール・ウォルシュをはじめとした伝説的監督たちは、何もただ傑作・名作を創り続けてきたから偉いのではない。彼らは、“「(アメリカ)映画」はかくあるべし”という《規範》を、その作品によって指し示し“体現”してきた。それゆえに「巨匠」と呼ばれるのである。  その《規範》とは、言葉にすればとてもシンプルなものだ。それは空に浮かぶ雲、風にそよぐ草原の広がり、柵を取り囲む人々の佇まい、ぬかるむ大地に降りしきる雨、見つめあう眼差し、それがふと伏せられる瞬間の表情・・・そういったものたちを、ただフィルムに写し取り、映し出そうとするだけのことなのである。しかし、その“単純[シンプル]さ”こそが、彼らの作品にあっては奇跡のような美しさを産み出すのだ。いや、端的にそれはひとつの「奇跡」以外の何物でもない。  そしてスピルバーグがここでやろうとしたことは、間違いなく、そんな往年の巨匠たちと“同じように映画を撮る”ことだった。彼らのように、空を、草原を、雨を、丘の一本道を、走る馬たちを、どこまでもシンプルにフィルムに映し出すこと。それは、現代にあってなお映画がひとつの「奇跡」たり得るかという問いであり、挑戦だといっていい。なぜなら、もはやほとんどの「アメリカ映画」が、そういう「単純な美しさ」からはるかに隔たった場所に“在る”からだ。 今日にあってフォードやウォルシュのように映画を撮ろうとすることは、ほとんど困難な「不可能事」なのである。  けれど例えば、フランスの少女が主人公の馬に乗って草原の丘の稜線に消えていく場面や、負傷して目が見えない青年が愛馬と戦場で再会する場面などに、ぼくという観客は「ああ、フォードだ!」と感歎し、思わず涙する。まさしくそれらは、そういった「奇跡」をまのあたりにする瞬間に他ならなかったからだ。スピルバーグはあえてそんな無謀さに挑戦し、すべてに成功しているわけではないけれど(・・・馬にヒロイックな擬人化風の心理描写(!)を施したりもする本作に、往年の『名犬リン・ティン・ティン』シリーズのような「アナクロニズム」を指摘するのは簡単だろう)、 この作品で「(アメリカ)映画」を真に継承してみせた。そう、これが本当の意味での「A級映画」なのである。
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 9点(2012-03-29 16:07:02)(良:3票)
4.《ネタバレ》 原作が児童文学なので、やたらと頭のいいガチョウさんの例を上げるまでもなく、色々とありえない展開で違和感を感じるわけですよ。それにお馬さんも擬人化されている。にもかかわらず、終盤はずっと号泣しっぱなしなんですよ~。困っちゃいますよね。自分の頭では「そんなアホな~」「馬がまるで人間みたいやないかい、、」なんて思うのに、目から汁が止めどなく溢れ出るというね、、。はぁ、自分は本当に動物ものに弱いんだな~ということを再認識。涙腺崩壊シーンは、たとえばジョーイが全速力で戦場を駆け抜けるシーン、ジョーイが殺されそうになるところで、アルバートの口笛に反応し再会、脚と額を拭くと白い毛が現れるシーン、そしてラストの親子の再会のシーンですかねぇ。特にラストの真っ赤な夕陽をバックに、母さん&父さんと抱き合うあのシルエットとジョーイのたたずまいはもの凄く感動的で、いつまでも心に残ります。いやね、戦争を舞台にした児童文学なわけだから、こういう話はバランスが難しいと思うんですよ。残酷描写が激しいと子供は観れないし、童話的すぎると大人が観るに耐えない。そこをどうやってうまくまとめあげるかっていうところに、スピルバーグの巧さを感じるわけです。たとえば残酷描写になりがちなシーンでは、ニコルズ大尉が死ぬシーンは直接見せないし、兄弟の銃殺シーンも風車を使って直接映さないわけです。これがなかなか巧い。そして、童話的なシーン。例えばジョーイが鉄条網に絡まって、イギリス兵とドイツ兵で助けるシーンありますよね。あれなんか、ありえない展開なわけですよ、普通は。そこをどうやって乗り越えてるかというと、「ユーモア」を取り入れるわけです。ジョーイを呼ぶ為に、イギリス兵達が口でチッチチッチやったりするシーンは笑えるし、「カッターがもっと必要だ!」と言うシーンでもの凄い数のカッターがばっと投げこまれたりとか。そういう「ユーモア」でありえなさを乗り越えてるわけですね。実に巧みだなと感じる。ジョン・ウイリアムズも相変わらずいい仕事してましたわ。撮影のカミンスキーも、いつもと違って自然な映像美を見せてくれてるし。そんなわけで、流れ出た涙の量を鑑みて8点を献上したいと思います。
あろえりーなさん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-08 22:22:04)(良:2票)
3.《ネタバレ》 冒頭、広大なアイルランドの風景が映し出される。この映画が「馬の映画」であることもふまえれば当然のようにジョン・フォードが頭によぎる。しかし一向に(あきらかな)フォードらしい画や(あきらかな)フォード的展開は見当たらない。と思っていたら高地の荒地を耕す様に、おぉ『ヨーク軍曹』(ハワード・ホークス)だ!と。その後のフランス戦線の風景までもがそっくりだ。馬(ロバ)を買い戻すなんて件もあったりと、えらく『ヨーク軍曹』との共通点が多いのはやはりオマージュと考えていいように思う。そう考えると動物をからめたコミカルなシーン(少女の馬調教シーンやアヒルの攻撃)も少女がじゃじゃ馬なのもいかにもホークスだ。と、書いておきながらこの映画で真っ先に想起したのはディズニーの実写動物映画『三匹荒野をゆく』だったりする。動物が人のように思考し行動する様は往年のディズニー映画そのものだ。波乱万丈な馬の生涯の中で出会う様々な人物たちがわかりやすく顔が大写しにされることからも子供にも受け入れられる大衆映画たらんとしていることが伺われる。大人にとってはやや感動の押し売りが気になるも、映画ってそもそもそういうもんじゃんって気がしないでもない。ラストシーンは人間を見つめる馬の顔。母馬から引き離された馬はオレンジの空をバックに人間たちが見せる家族の絆をどう思って見つめているのだろう。と、大人思考で感慨にふけってみる。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2012-10-18 17:21:27)(良:1票)
《改行表示》
2. 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』以降四半世紀に渡り、いかにして悪趣味描写を娯楽作に持ち込むかという難題に勝手に挑戦し続けてきたスピルバーグですが、本作ではついに悪趣味を卒業し、かつての健全な娯楽映画に回帰した内容としています。同時に製作した『タンタンの冒険』も同様の趣旨でしたが、そちらは初のアニメ作品ということもあってやや失敗した感がありました。しかしスペクタクルの巨匠スピルバーグ、実写では外しません。90年代以降のスピルバーグ監督作品としては間違いなくNo.1の面白さであり、この人は映画を撮るのが世界一うまい人であることを再認識させられました。。。 主人公は馬。ディズニー映画のように人間の言葉を喋ることも、誰かがその気持ちを代弁することもなく、本当にただの馬を主人公とした映画なのですが、この馬のキャラがきちんと立っていることに驚かされます。擬人化の名人スピルバーグが久しぶりにその腕前を披露したわけですが、演技部門でオスカーにノミネートされてもよかったんじゃないかと思うほど馬が素晴らしすぎます。そんな馬を囲む人々も基本的には良い人ばかりで、良いドラマを観たなぁという気持ちを存分に味わわせてくれます。。。 最近仲良くしているピーター・ジャクソン(第一次大戦オタク)に影響されてか、本作の舞台は第一次世界大戦。これが実に独特な戦争で、初期には職業軍人による伝統的な騎馬戦が主流だったものの、後期には大量破壊兵器と大人数の素人兵士がその主役となり、開戦時と終戦時とではまるで違った様相を示すこととなった戦争でした。大量破壊兵器の登場とともに、かつての戦場には確かに存在していた「戦いの美学」というものが失われ、戦争はただの殺し合いとなったわけですが、本作はそんな時代背景をきっちりと内容に反映させています。当初は軍馬として大事に扱われていたジョーイが、後には交換可能な運搬手段としてこき使われることとなるのですが、戦場における人道のあり方と主人公の扱いを丁寧にリンクさせている脚本には感心しました。。。 不満点を挙げるならば、ヨーロッパ人が当然の如く英語を喋る点と、ドイツ帝国が一方的に悪者にされている点でしょうか。ユダヤ人弾圧のあった第二次大戦ならともかく、三国同盟と三国協商のどちらに正義があったのかについて議論の割れている第一次大戦においてこの扱いは無神経であると感じました。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-08-10 17:43:31)(良:1票)
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1.《ネタバレ》 【2012年4月2日一部追記】 なんの予備知識もない段階で「なぜアカデミーひとつも取れなかったんだろう?」と思っていたのだが、劇場で観て納得した。あれじゃダメだ。「スティーブン、やっちまったな!」感が強かった。「プライベート・ライアン」もそうだったが、戦場体験を鑑賞者に強く印象づけようとするあまりのやり過ぎ感が強いのだ。今回はさすがにオマハ・ビーチのような手を拾うとか内臓を入れるとかいった描写は無いが、それでも塹壕(ざんごう)戦の迫力あるシーンのごり押しが続く。私はとても楽しんだがなじめない人もいるだろう。賞レースの上で、ここが大きくマイナスになったと感じる。 主人公の馬の中身は幼少時から含めて14頭居たというが、そこまでいかなくても複数いるのがすぐにわかってしまったのは残念だった。冒頭の農場のシーンと徴用されてからの大きな違いがあるのだ。右目の目尻側上の白い模様に注目すべし。 個人的には、鑑賞者の勉強を強要する作品だと思う。WW1の知識がないと映像の解釈が難しいこともあると思う。ひとつ挙げると、ソンムはイギリス軍がたった1日で2万人の死者を出した激戦地だったということ。これを知ってるかどうかで見方が大きく変わると思う。「プライベート・ライアン」のオマハビーチは死傷者5000人程度。また、イペリットガスの致死性は過大解釈されていることも重要。即死ではなく視覚障害などが多かった。 残念なのは、独仏語をそのまま使って欲しかった。一時的に「アイン、ツバイ」と行進場面で聞こえるが、基本的な会話が英語じゃダメだよね。  最後に、個人的にはペーターのその後がとても気になる。
オオカミさん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-05 21:23:28)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 60人
平均点数 6.87点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
423.33%
558.33%
61830.00%
71830.00%
81016.67%
958.33%
1023.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review5人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 7.25点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2011年 84回
作品賞 候補(ノミネート) 
撮影賞ヤヌス・カミンスキー候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
音響効果賞ゲイリー・ライドストロム候補(ノミネート) 
音響賞ゲイリー・ライドストロム候補(ノミネート) 
音響賞アンディ・ネルソン[録音]候補(ノミネート) 
音響賞スチュアート・ウィルソン[録音]候補(ノミネート) 
美術賞リック・カーター候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2011年 69回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 

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