4.みんな笑いにキビシイなぁ(笑)。 個人的にはこういうの大好きです。日本人は過剰な笑いを求めたがる傾向にあるみたいだから、こうしたウェットな笑いは日本人向けではないのかもしれません。内容的には往年の007シリーズのパロディが随所に出てくるし、アトキンソンが得意とするトボケたギャグとか笑えました。面白いのはこうしたコメディ映画には珍しくちゃんとシリアスな部分を入れていて、脚本的にも意外と笑いだけでなく、ドラマ性を組み込んでいるというのが素晴らしいな、と思います。まぁ、所詮コメディ映画のドラマなんで、ライトではあるけど、良いですね。ラストのジョニーの調理シーンはチャップリンの髭剃りのオマージュなんでしょうね。あの辺のセンスの良さも個人的には好きです。 【奥州亭三景】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-01-31 12:58:20) (良:2票) |
3.文句なくおもしろい。個人的には大当たりでした。Mr.ビーンは子供っぽい〝やり過ぎ感〟がありますが、本作は大人的な抑制が効いていました。全編にわたってバカバカしい笑いが散りばめられていて、けっして下品ではないし、安っぽくもない。日本の安ドラマによくあるドタバタ&お涙頂戴とは、ちょっと格が違う感じです。 驚いたのはラスト。上司の母親ならまだしも、女王陛下をあんな目に遭わせて、フィクションとはいえ大丈夫なんでしょうか。もし日本の映画で皇室の誰かにあんなことをしたら、制作者はタダでは済まされないでしょう。皇室より王室のほうが庶民的ということですかね。 brexitなイギリスですが、今後どんなに経済が低迷しても、このシリーズだけは作り続けてほしいと切に願うしだいです。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-06-25 00:22:41) (良:1票) |
2.ジョニー・イングリッシュ、8年ぶり?(前作はマルコヴィッチが変なフランス人だったくらいしか覚えてない…) 満を持しての登場かどうかはわからないけど、前作より作りこんでるよう。 パロディの方が本家より007っぽいのは皮肉なれど、意識的に「クレイグ以前」の雰囲気にしてあって、007本来の軽妙さや荒唐無稽を尊重してるというか。 M、Q、マネーペニー的な人物もおり、ジリアン・アンダーソン(ペガサス)は茶髪にしてるので、「X-ファイル」のスカリーと気づかない人もいるかも。 パッチが車椅子の人なのは、当然プロフェルドも意識してのことでしょうね。 ロイヤル・ブルーの衣装が素敵なロザムンド・パイク(ケイト)はボンドガール出身。 デビューがそれだったのは後悔してるといっていたけど、コレに出てるというのは余裕もできてきたのかな。 本家のアストン・マーチンに対抗してのロールス・ロイス・ファントムは、女性の声を持つ人工知能を備えロイスと呼ばれ、あの有名なマスコットが武器になっているのがウリ。 伏線つきの女王様ネタを見ると、ロンドン五輪開会式でのダニエル・クレイグとエリザベス女王の寸劇は、ホントに貴重だったなと感じます。 女王はすすんで出るとおっしゃったそうですが、威厳があっていかめしそうに見えても、ユーモアのセンスと「私もボンドと共演してみたい」とのひそかな願望がおありだったんじゃないかと思われて、本物の「女王陛下の007」に。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-02 07:00:02) (良:1票) |
1.「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」に続くローワン・アトキンソンさんの傑作。シアターで2回観ました。これに敵うお笑い映画はご本人の新作以外皆無でしょう。未見の方へ、オススメします! 【teruhisa】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-05-27 21:56:23) (良:1票) |