4.悲劇ではあるけど、泣かせようという作品じゃなくて、なんだか心が温かくなるような作品だった。 もう少し登場人物を絞り込んだ方が感動的だったのかも知れないけど、それぞれにいい人だったのが良かった。 中にはいい人じゃない人もいたけどね。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2018-01-17 15:32:40) |
3.ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのは、トラウマを引き起こす要因がいたるところに散らばっている「街」そのものではないかと思う。人々の声、交通機関の振動や騒音、異臭や見えないテロリストの気配に満ちた街。それはまた、オスカーが訪ね歩いた人々が住んでいる街であり、ドアマンのスタンが暮らし、自分を愛する祖父母や母が寝起きする街でもある。深刻なトラウマを抱えたアスペルガーの少年にとってストレスだらけの街は、そして大好きな父がかつて住んでいた街だ。愛とは、ものすごくうるさくて、ありえないほど近いもの。少年を包みこむニューヨークは、決して少年を独りにはしない。 【tony】さん [インターネット(吹替)] 7点(2017-09-23 00:05:54) |
2.予想していた物語と、まったく違っていた..人とのコミュニケーションが苦手な主人公 オスカー、大好きだった父(同時多発テロで亡くなる)、関係がぎくしゃくしている母、その中で展開される親子関係を、とても上手く描いた良作..日本人からすると、アメリカだな~って感じる、アメリカの文化が垣間見れる作品... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-01-20 21:43:17) |
1.透明感のある映像と、しっかりと展開していくストーリー。一方で時系列を前後させ、だんだん明らかになる話に奥行きをもたらすと同時に、過去から順に事実を話すことのできない少年の精神的トラウマを表現している。一方でそれが次第に心を開くことのできる人に会うことで語られ、少年の精神的な回復を示唆しているのもうまい。事実を客観的に見るのは非常に辛いことである。しかしそれを他人との出会いによって成し遂げたときに、すなわち客観的な事実を語ることによって認識したときに、彼の次のステップが始まったのである。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-05 11:07:51) |