4.《ネタバレ》 こりゃもう、子育て経験ある人ならば、さらに子供同士のいざこざに親もろとも巻き込まれたことのある人ならば思わず膝を打つ、リアリティ炸裂コメディ。序盤の空々しい空気感やら、互いの物言いにカチッとくるイライラ感といい、“子育てあるある”満載の滑り出し。いやあひとごとじゃございません。事態がヒートアップするにつれ、2対2でなく、4人各人の個人戦の様相に(笑)。観てるこっちもいらっとさせる弁護士のケータイ業務連絡に、場を脱力させるゆるーいバアちゃんの横入りTELといい、脇もいい味出してきます。なんつったってエンドロール流れるラストシーン最高。ハムちゃん元気やん。子供らに至っては仲直ってるやんか~ ああ大人どものまぬけが際立つことよ。しれっと遠景でさりげなくみせちゃって、ポランスキーこんなにやるとは思わなかったな。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-15 17:42:12) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 純粋に面白かった。 アメリカのコメディって、なんか下品なの多いね。(もちろん良い意味で) 4人のそれぞれのキャラが際立っていて、状況に応じて一方が解り合ったりしていて、もう一度見たくなる。 子供の頃に交通安全の標語とか作って採用されてそうなジョディが序盤から飛ばします。 供述文章を作成する場面、「木の枝で武装」という凄い表現でキャラを全面展開。 空気読まない言動で前半を引っ張っていきます。 それに終始虚無的なヴァルツ大佐が携帯と半笑い態度で火に油をそそぐ。 ケイトは豪華1点主義で大爆発、事なかれ主義のライリーは主旨と全然関係ないハムスターの件で攻撃されます笑 っていうかハムスター捨てんなよ!笑 ちなみにライリーはこの件だけは最後まで譲りません。 【kosuke】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-05-01 22:52:02) (良:1票)(笑:1票) |
2.《ネタバレ》 メチャメチャ笑えた。4人の関係が徐々に険悪化していき、エゴ剥きだしで体裁も何もなく、ハチャメチャになっていくのに、笑いは止まらない。但し、ポランスキーにしては珍しく、ただそれだけのコメディ作品とも思える。。。いや、この監督だからこその、ある意味で現代人の本質を醜悪に捉えた秀逸なブラック・コメディか。
題材的には、三谷幸喜あたりの舞台劇にもなりそうだが、日本ならば、喧嘩両成敗で、最後は全て水に流して、丸く収まるというのが落としどころで、あんな収拾がつかない終わり方にはしないだろう。さらに現実には、日本のこども同士の関係性って、おとなの世界の縮図だから、こどもの方がおとなを差し置いて先に仲直りしているということもないだろう。
おとながこどもみたいに自分や自分の周りだけを優先して自己保身と責任追及(転嫁)に執心する世の中で、こどもはそんなおとなに倣うわけだから、いつまでたっても日本に「いじめ」なんかなくならないよ。
※日本でも『大人は、かく戦えり』のタイトルで2011年に舞台上演されているようです。大竹しのぶ、段田安則、秋山菜津子、高橋克実出演。。。 【onomichi】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-07-16 10:41:52) (良:1票) |
1.ジョディー・フォスターの血管が切れそうな首筋とこめかみ、携帯電話、そしてケイト・ウィンスレットに、両手にいっぱいの黄色いチューリップの花束を贈ります。いやぁ、笑った。 |