9.《ネタバレ》 こういうクスリの話だと、通常はスーパーマン的な物語にしちゃう所を、子供は観なくて結構と、儲け話の方向へ進んでるところが良い。ただ、カネが欲しいなら世界的なベストセラーを連発するだけでも良いとは思ってしまうので、作家云々の才能を何故放り投げるのか説得力に欠ける嫌いはある。まあ、それ以上の富が欲しいのだと言われればそれまでだが、それならラストはグッと飛ばして大統領選の方が良いと思う。それでも、こういう話のパターンとして、主人公はラストで元に戻るか死んじゃうのが常の所を、思いっきり勝ち逃げで終わらせた点は好感が持てた。 【へろへろ】さん [地上波(吹替)] 6点(2014-12-18 17:17:51) (良:2票) |
《改行表示》 8.《ネタバレ》 ヴァーノンを殺した組織がその後一切出てこない。ヴァーノンが何をしていたのかも語られない。エディは記憶がない間にモデルを殺してしまったのか。その真相も闇の中。と、こんな感じで説明不足や投げっぱなしのエピソードが散見する作品。ですが、そんなマイナス要素が気にならないくらい、この作品にはパワーがあります。 薬を飲んで脳がフル回転。トーク力アップ。観察力アップ。掃除力アップ。40分で大学の論文を代筆し、小説を4時間で書き上げる。その小説は編集者から大絶賛。このシークエンスだけでテンションは一気に上がります。 やったことはないですが、ドラッグをやる人たちってこれに近い感覚を味わっているのかもしれません。全能感や万能感に酔いしれてしまうみたいな。薬が切れたときのエディの症状。あれってまさにドラッグの禁断症状じゃないんだろうか。その末路の一例として、メリッサの口から語られる身の上話。この身の上話が結構エグイ。もしかしてこの作品はエンターテイメントに見せかけた『ドラッグ、だめ。絶対』の啓発運動なのだろうか。だとしたらラストは悲惨な結末しかあり得ないじゃん。 と思いながら暗い気持ちで見ていたら、まさかのハッピーエンド。これもある意味どんでん返しですね。 薬の成分を解明し、危険な副作用を取り除いた?それはわかるとしても、結果薬を飲まなくてもよくなったって・・・。しかもシナプスが変化してスターマリオはそのまんまですか。今までみた映画の中でもかなり強引。 で・す・が、ハッピーエンド好きの自分としましては、整合性の欠片もない、ご都合主義の究極系のこの終わり方にさえ、ちょっとニヤニヤしてしまうのでした。ロバート・デ・ニーロをやりこめちゃうのがちょっと清々しかったんですよね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-04 03:18:05) (良:1票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 このオチには納得いかないって人も多いとは思うが、それを含めても展開はかなり面白い方だし、能力覚醒時の映像表現やブラッドリーの有能感全開の芝居も相当に興味深く観れる。 ただ、そもそもこれだけの効能の薬にも関わらずエディや義弟のチンピラ中心に物語が回り続ける(政府の裏組織とか出て来ない)等、リアリティ的には相当にいー加減(端的に言うとシナリオが練られてないor予算が足りないのかも?)。薬抜きでエディと対等に立ち回るデニーロの存在感は流石。全体として暇潰しには十分以上の娯楽アクションスリラー。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-23 11:59:21) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 まさかのハッピーエンド。この展開で、あんな終わり方をするとは思わなかった。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-06-23 13:18:02) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 脳細胞を100%活性化したら人間なにが出来るか、という命題には「透明人間になれたら何をする?」というお決まりの妄想にもつながる面白さがあります。そこを如何に巧みに映像として表現してくれるのかというところに興味が有りましたが、その才能を使って投資で金儲けに奔走するというお話しとは、ちょっと夢がない様な気がしました。脳細胞をフルに使えることのメリットは記憶や知識の断片をすべて活用できることだとしているのは判るけど、それが投資の成功につながるとはちょっと思えないんですがね、あれじゃほとんど超能力ですよ。 スピーディな映像はハンドカメラを使ったグラグラ揺れる画を多用されるよりもずっとマシですが、脚本のボロを隠すにはこういうスタイリッシュな撮り方は有効です。ブラッドリー・クーパーを追いかけてくる謎の男なんて陰の組織が背後にあるのかと思いきや、まさかボスがあれとは肩すかしも良いとこでした。けっきょくあの新薬自体についてはほとんど説明皆無で、映画の後半は薬をめぐって三つ巴の争奪戦になっちゃいます。その挙句に“脳のシナプスが進化した”というあのオチは賛否が分かれるところでしょう。続編を撮る気は満々という印象は有りましたね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-30 11:55:40) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 ●過去に見たり聞いたりした情報が結びついていき、眠っていた脳が目覚めていく過程が、あったようでなかった表現で面白かった。●映像に工夫があり、飽きさせない努力に拍手!●喧嘩のシーンにクスリとした。●ツッコミを・・・1.あれ?ボディーガードどこいった?2.どいつもこいつもみんなのび太か!頭悪すぎ。3.ヤバそうな客を乗せてタクシー走るか?それもNYでぜ。4.この薬を開発した人間はそうとう天才なはずなのに、どうしてこの薬を服用してさらなる完璧な薬を開発しなかったのだろう?5.だいたいこれだけの薬を、ヤクの売人だった奴が簡単に盗めちゃうのが不思議。以上ツッコミでした。ただこの映画の良い点は、鑑賞した後に、自分ならあーするだろうなこーするだろうなって、考えを巡らせて楽しませてくれるところ。最高のネタ・ムービーです!!ちなみに自分なら、車のワイパーに代わるものを開発して特許を取って、それだけで一生遊んで暮らす。政治や医学関係はなんか怖いからパス! |
3.《ネタバレ》 NZT48… アイドルグループではなく、いかにも怪しい薬の名前。スランプ中の作家エディ・モーラがやけくそで飲んで覚醒。どんよりしていた目の前が明るくなり、冴えに冴える。頭の中は整理され、論理的に思考できるし、古い記憶まで蘇る。映像の面では文字が降ってくる演出とか凄く良かった。副作用と薬を狙う勢力によってスリリングな展開もあり、面白かったのだが、最後、上手くいきすぎなのは複雑。夢の薬、夢の話、これで諸手を挙げて喜べるほど主人公を好きになっちゃいない…。あえてポルトガルやイギリスの話を出したのは布石だったのか。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-07-02 00:04:20) (良:1票) |
2.かなり満足できたサスペンス映画でした。魔法のアイテムを手に入れて浮かれていたら後で大変なことになったというのび太チックな物語なのですが、本作の監督と脚本家は基本設定がとにかく雑であることをきちんと認識していたようで (財界の大物が欲しがるアイテムをなぜ街のチンピラが持っている?そして、なぜそれを主人公に飲ませた?etc…)、設定を深掘りせず主人公のサバイバルに物語の焦点を絞っています。この戦略が吉と出ていて、90分の勢いあるサスペンス映画としては年に数本出会えるかどうかというレベルの面白さとなっています。特殊な設定のおかげで先読みの難しい物語に仕上がっているのですが、同時にこの設定のアラを観客に見透かされる前にさっさと話を終わらせているのです(これ以上設定をいじくっていれば、映画は空中分解していたことでしょう)。観終わった後から振り返れば、主人公が執筆した小説、今カノと元カノ、主人公の殺人容疑等、投げっぱなしのネタがいくつも見つかるのですが、スピーディな語り口のおかげで観ている間は特に気になりません。ブラッドリー・クーパーの飄々とした個性も設定のアラを隠すことに貢献しており、これは映画化の勝利だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-06-17 03:13:59) (良:1票) |
1.面白いテーマだと思い序盤は引き込まれたが何となく尻窄み。何はともあれ、リンディが可愛い!! 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-03-16 23:24:03) (良:1票) |