24.神という概念ですが、今まで見た映画ではどうも違和感が消えなかったんですが、これだけの「天才」と結びつくとすんなりと受け止めることが出来てしまった。ただ、僕は音楽の優劣については残念ながらうといので、モーツァルトの「天才」ぶりがサリエリの言葉を通してしか伝わってこなかった。サリエリは嫉妬深いですがしんどかったと思います。人生をかけて築いてきたものをたった一人の「天才」によって否定されてしまったのだから分からなくも無い。才能は認めるけど人格が・・・とかごにょごにょ言いたくもなります。だから、彼はただ、自分を守りたかったんだと思います。でも、そんなことモーツァルトには関係なくて言いたい事もずばずば言うし、ある意味周りを見ないですむ位置にいる。だから、オペラでもサリエリはモーツァルトをチラチラ気にするけど、モーツアルトは指揮に夢中でした。なんか分かるなあ。結構かっこいい、かわいいんだけど中途半端で結局一番の奴のインパクトでかすむと言うか、そういう感覚に似てます。だからこそ、僕らはいい感じに自分を騙しながら生きていくもんだと思うし、そこで対抗心を燃やすと余計惨めになるというか。難しいんですけど。それにしても、場面の切り替えやシーンの見せ方が音楽を効果的に使っていてうまいです。多少しつこかったけど。あと、僕はどうしても男の視点で見てしまうからでしょうか?時に冷酷とも思える女のリアリズムに時々引いてしまいました。話の通じない女しか出てこないと思ってしまったのもそのためでしょうか?召使とサリエリ、モーツァルトと妻の会話がイラついてしまった。そして、モーツァルトが死ぬ間際に妻が帰ってきてサリエリに出て行けって言う場面、なぜ自分じゃなくてサリエリが居るのかという嫉妬、これも嫉妬ですが、最後にあなたに尽くすわって言ってたけどあれは独占欲だと思いました。そういう意味ではすごく面白かった。ラストで君も凡人だとか言ってたけど、あらゆる場面で凡人の側に立たされる自分としてはちょっとツライ。観終わった頃にはモーツァルトにシンクロしてるから釘をさされたって感じです。 【中上雅巳似】さん 8点(2003-06-18 16:01:50) |
23.↓「山本」様のルパン3世に同感です。モーツアルトのイメージって何だろうと思っていたので、これでスッキリしました(笑)。 【フィャニ子】さん 8点(2003-05-14 14:41:17) |
22.ほんとにこんな人だったかどうかは別として映画としてはけっこう成功してる気がする。 【aaa】さん 8点(2003-05-09 14:55:01) |
21.たいていの人がこの映画のサリエリに当たると思うんですよね・・・。努力だけではどうにもならない、持って生まれた天性を目の当たりにして悲しくなるって身に覚えがあります。配役から衣装に至るまで、とてもよかったと思います。 【こまち】さん 8点(2003-04-28 09:56:07) |
20.凡才の悲しみと天才の悲しみが良く描かれていたと思います。 【ぐり】さん 8点(2003-03-31 07:58:55) |
19.約2時間半にもおよぶ大作で、しかも音楽映画ということであまり気乗りはしていなかったが、すんなり観ることが出来た。モーツァルトってこんな奔放な人物だったんだと少々吃驚。中学校でも習った「魔笛」の講演シーンは印象に残った。晩年の言動が"謎"なサリエリの独白形式で構成された作品。この手法は「タイタニック」でも使われていた手法だ。 【RIYS】さん 8点(2003-02-27 01:02:12) |
18.神は無垢で軽薄な男に才を与え、忠実な羊には平凡しか与えなかった。世の不公平って全部神が創ったんじゃないかと思わせる映画。 【mimi】さん 8点(2003-02-23 01:05:19) |
17.学校の音楽の時間に見たんですがどんどん引き込まれて夢中になって見ました。 【せあら】さん 8点(2003-02-05 21:32:56) |
16. ピーター・シェーファーの大ヒット舞台劇を原作者自ら脚色してミロシュ・フォアマンが映像化した一級のクラシック映画。流石にモーツァルトを知り抜いているシェーファーの脚本だけあって曲を挿入するタイミングが実に絶妙。レクイエムのシーンでは、モーツァルトを追い詰める内に音楽家としての本能が憎しみを凌駕し、共に作曲に没入するサリエリの鬼気迫る姿が印象的。トム・ハルスは本作以降パッとしないが、個人的には本作のMVPだと思う。あれくらい羽目を外さないと、お耽美系の美男俳優とかが演じていたら、ありふれたコスチューム・プレイ映画として作品の格がガクッと落ちていただろう。ただ、史上に名高い悪妻(経済観念ゼロの女性を妻にしたら…ゾゾッ!)コンスタンツェの描き方がてんで甘いので2点マイナス。 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-10 02:14:17) (良:1票) |
15.なんといってもトム・ハルスの演技がよかった!!モーツアルトって本当はどんなだったんでしょうか・・。サリエリの心理は理解しやすかったです!音楽と歌を存分に楽しめたし、ま・ん・ぞ・く! 【お抹茶プリン】さん 8点(2002-12-12 19:13:02) |
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14.すべてにおいて迫力のある映画です。見終わった後は映画の印象というかその迫力に押されて すごい映画だったなあ~~と思ったのを覚えてます。 【恥部@研】さん 8点(2002-12-03 18:55:53) |
13.18年前思いっきりハマり足しげく通い、舞台版も公演がある度に観劇している私は、我慢できずに9/8新宿へ行ってきました!かなり舞台版に近づいて、神との対決の部分が明快に表現されていましたね。モーツァルトとサリエリの絡みが多くなっていて、それは楽しいかった。トム・ハリスがキュート!!でも、私にとっては、舞台版と映画版は別々に存在していて、18年前のバージョンで、(多分、カットされていた分、想像が膨らんで)自分の「アマデウス」ができてしまっているせいか、ちょっとマイナス。。そう言いつつも、終了までにはもう一度見に行くつもりです。 【演劇依存症】さん 8点(2002-09-10 12:42:57) |
12.世の中には天才がいる。僕にとってはバスケのマイケル・ジョーダンで思い知らされました。そんな人と同時代に同じ土俵で競争することになるのは大変だ。サリエリの視点から天才を描いたこの作品は共感を呼びますね。衣装、音楽、ゴージャスに作ってある大作としておすすめ。 【モリブンド】さん 8点(2002-06-09 20:00:15) |
11.モーツァルトやその時代の描写が面白く、ストーリーもすっきりしていて楽しめました。少し話を知っていたので黒マントの男が出た時、「こいつか・・・」とか思えましたね。映像ってのはやはりすごいもので、今まで興味のなかったモーツァルトの音楽に興味を持たせてくれました。単純ですね(汗。でも、モーツァルトの音楽の「派手さ」というのが少しわかった気がします。 【K.I.】さん 8点(2002-06-09 02:01:32) |
10.真の天才を前にしたときの、凡人の非力さやむなしさが伝わってくる。個人的には興味深く、テーマも「深い」作品と感じたが、一般的にやや退屈な映画かも。 【鏡に萌え萌え】さん 8点(2002-04-17 00:19:40) |
9.本日、NYのリンカーンセンター近くのLows Theatreで、”AmadeusDirector’s Cut”を見てきました~。いやあ~やっぱ映画館の大画面で見るのはサイコ-!しかも16年振り!そしてノーカット版!いやあ~結構カットされてた部分があったのには驚きました。確かに、コレいらなんじゃない?てなシーンはありました。でも、スタンジィが何故あんなにもサリエリを憎んでいたのかが、これでよーやくわかった! 【セラフィータ】さん 8点(2002-04-11 12:37:49) |
8.何度観ても良い。 【アミバ】さん 8点(2002-03-16 03:36:03) |
7.数々の賞に輝いただけのことはある映画です。どうあがいても勝てない相手への妬みって誰でもあるんではないでしょうか。サリエリに共感しました。 【しんえもん】さん 8点(2001-12-09 12:34:46) |
6.妬みと自責の人生の結論が、「私の曲など、もはや演奏されることは無い」なんて、一凡人としてショック。結局、何十万という人間の努力は、一人の「無意識の」天才に覆され、歴史には天才の名のみが残る・・・ そんなサリエリの人生の無常さが見事に描かれてて、悲しくなりました。 【wood】さん 8点(2001-07-12 20:03:19) |
5.F・マーリー・エイブラハムもトム・ハルスにしても、それほど魅力的な俳優と思えない所為か、感情移入出来ずにいました。しかし有名どころを選ばず、この玄人二人を選んだところもこの映画にとって重要性があるのでしょう。でも、ホント、この二人はこの作品以降、華やかな舞台に立っていない気がしますね。映像的にも内容も素晴らしいんですが、感動的って言うか、劇的なシーンってものは何故か感じませんでした。なんか淡々と進んでしまったって気がして。これも天才の成せる業でしょうか? 【イマジン】さん 8点(2001-06-22 12:05:52) |