72.天才と凡人について考えさせられる。製作者は自身のことを凡人の頂点と思っているのだろうか? 【なますて】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-27 12:00:18) |
71.モーツァルトが変わり者だというのは知っていたがここまでとは思わなかった。父親と嫁が怒鳴りあっている中でビリヤードの玉を転がしながら作曲しているモーツァルトのシーンが印象に残っている。 【PINGU】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-20 15:49:58) |
70.そっかー。こうゆう見方もあるんやネ。ただ、モーツアルトの曲からは、あの笑い声は想像できましぇーん‥。けど出来としては最高やネ。 【小星】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-11-19 00:34:08) |
69.《ネタバレ》 高校の時音楽の授業で見ましたが、なかなか良かったと思います。ただ単にサリエリとモーツァルトの歴史を辿っているのではなく、2人の間の人間ドラマと言うべき内容でした。若いモーツァルトの才能を理解していたが、宮廷作曲家であったし、「何でこんな奴が!?」というような思いは隠せず嫉妬していたサリエリと、音楽の才能はずば抜けていたが、酒や女に縁がなくどこか変人だったモーツァルト、この2人をFマーレイエイブラハムとトムハルスが好演していた。この映画はそれだけでなく、当然音楽も素晴らしいし、衣装など時代背景もきっちり描いているのが良い。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-12 21:09:58) (良:1票) |
68.モーツァルトとサリエリ、方や天才、そして、もう一人は努力家、この二人の音楽家の苦悩を素晴らしい音楽と力強くスケール感たっぷりに描いた傑作!天才に対し、嫉妬するサリエリ、二人の人間性、人間関係はどこか神と人の様なものを感じせずにはいられない。この映画最大の功績はその見事なまでの構成にあるのではないでしょうか! 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-05 22:51:43) |
67.おもしろい 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2006-05-21 06:55:35) |
66.《ネタバレ》 2回目。15年前、中学生の頃に見たきりでしたが、大人になって、自分の夢と能力の限界が見えてきたこの頃、どちらかといえばサリエリ側の私にとって、ぐっとくるものがありました。どうして努力と献身が報われないのだろう。どうしてこんなやつが・・・って、凡人の心理よーくわっかります。その一方、モーツァルトの才能を愛し嫉み憎むという複雑な感情もよーくわかります。よーくわかるように出来ているんですね。分かりやすいけど人間の気持ちの奥深さが失われていない。うそくさくない。ばりばりアメリカ英語がちょっとナンだけれどほんとによくできた映画だと思います。 【のりもちあつあつ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-02 00:47:14) |
65.小学生の時にNHKで放映されたのを観てどっぷりはまった。すごい衝撃! それから20年・・何度観ても楽しいし飽きない、すごい作品だ。 【のりぱぱ】さん [地上波(字幕)] 9点(2006-05-02 00:07:57) |
64.ただモーツァルトの生涯を描くのではなく、そこにサリエリというスパイスを入れたことで、第一級の娯楽大作になった。 <追加>以前は、モーツァルトの作風がどうしても嫌いで、なぜモーツァルトがそこまで賞賛されるのかわからなかった。彼の音楽はさすがに天才が書いただけあって技術的にも音響的にも非常に素晴らしいものがあるとは思うのだが、その天才のおかげで曲がスラスラと書けてしまい、ベートーヴェンやスタンリー・キューブリックのように練り直しを重ねなかった分、曲想があまりにも軽いと感じていたのである。言うなれば、子供の遊びのようなものしか私には聞こえていなかった。確かに子供の遊びは、無邪気で尽きることのない発想のオンパレードであり素晴らしいとは思うが、しかしその分軽くて浅く、緊張感や深刻さがない。私がモーツァルトを嫌っていたのは、その軽さであり、真の傑作に不可欠な緊張感や深刻さが感じられなかったことにある。しかし、である。最近彼の素晴らしさに気づくことができたのだ。それは、弦楽五重奏曲第五番第二楽章との出会いであった。演奏はスメタナ四重奏団とヨゼフ・スークのものだ。 この作品では、子供的なモーツァルトの響きは完全に消え、紛れもない巨匠の響きを感じ取ることができたのだ。それは、老人の音楽にも聞こえた。あとは死と天への思し召しを待つだけの諦めと希望が同居する老人の境地。これを書いたモーツァルトはそのときだけ老人になっていたのではないかと思ってしまうほどである。また、ただその天才に身を任せるのではなく、その力を持ってしてもさらなる高みに挑戦するため、苦心しながら作曲した印象を受けた数少ない彼の作品でもあった。この作品を聴いて初めてモーツァルトが音楽に対して真剣に努力した作曲家だったのだと認識できた。バッハのクソ真面目な音楽に触れて影響を受けた、あるいは死が近いことを悟っていた、晩年だからこそ生み出せた作品だと思う。バッハの音楽や死の接近でやっと天才の目が覚めたのだ、と私は解釈している。晩年のモーツァルトは対位法と半音階と和声を実に巧みに統合し独自の世界観に到達する。レクイエム、弦楽五重奏曲、 ピアノ・ソナタ第17番、交響曲第40番、クラリネット五重奏曲、などがその良い例であろう。晩年のモーツァルトは本当に素晴らしい。そこには、天才の響きを超えた、”真の巨匠”の響きがある。 |
63.《ネタバレ》 マンガ『のだめカンタービレ』を思い出しました。笑えて泣けて、娯楽作でありながら深みもある。
どちらの作品も音楽を題材とし、努力型の人間とエキセントリックな天才肌の人間が出会うことによって起こるドラマを描いているんですが、違うのは『アマデウス』の二人の才能には圧倒的なレベルの差があること。マンガの主人公たちはお互いを高めあって成長していくのに、サリエリは嫉妬心ゆえにモーツァルトを憎まずにはいられない。
ただし共通点もあって、それはサリエリがモーツァルトの最大の理解者だったということ。サリエリはモーツァルトを誰よりも憎んでいたのに、それと同時に誰よりもモーツァルトの音楽を、才能を愛していた。それがこの映画の切ないところで、クライマックスのやりとりで初めて、二人の間にどんな確執があったにせよ、実は二人が最高の親友に成り得たはずだったと気づくのです。
音楽に身を投じたばかりに衝突した二人の心が、最後の最後に、その音楽によって結びつく。死の直前になって、サリエリの憎しみは和らぎ、モーツァルトの孤独は癒される。
僕は天才だとか凡人だとかということよりも、彼らの哀しい友情に胸を打たれました。 【no one】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-23 02:01:35) (良:6票) |
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62.モーツァルト、サリエリ、二人を介して進む物語からは本当にいろんなことが学べますね。 ただモーツァルトを天才としてかたずけてしまっているのにはちょっと不満です。「天才は100%のひらめきと100%の努力」、凡人が持っていないもの+壮絶なる努力の上に成り立っているというのが自論でありますので、、、 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-08 03:21:44) |
61.美術と音楽に脱帽。サリエリの表現に合わせ、既存のモーツァルトの楽曲が映画を盛り上げているところがすばらしい。もともとのモーツァルトの楽曲がすばらしすぎるのはもちろんですが、効果的に使いこなせているのは監督の手腕ですね。また、それだけサリエリがそのすばらしさを表現できたというのは、それだけ彼の音楽を理解していたというわけで… 【まにまに】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-02 02:57:14) |
60.当時、観終わった後、サントラ盤CDをすぐ買いました。2or3枚組で高かったけど。また予告編の出来が秀逸でした。予告編に比べて本編は少し間延びしている箇所もあったけど、全編を通してリズム感に溢れていて大好きな作品です。 【じゃん++】さん [地上波(吹替)] 9点(2005-08-18 12:40:12) |
59.私が普通の人間だから楽しんで見ることができたのかな。 【キュウリと蜂蜜】さん 9点(2004-11-26 20:23:40) |
58.《ネタバレ》 すごかった~!一部分だけ見るとカストラートにも似てるかも(^^;アマデウスってモーツァルトのことだったんだでまず関心(^^;モーツァルトはかなりの変人だ。でも、それをカバーするだけの才能と可愛らしさがある。宮廷音楽家同士の妬みを受け、非常に可愛そうな人生だったのだろうと思う。主人公(?語り手)のサリエリは自分にはたいした才能が無いことに気づいたからこそ、モーツァルトを妬み、最後は逆にずっと思ってあげたのだろう。このサリエリは最後に、廊下で苦しむ人たちに手を差し伸べ連れてゆかれるシーンがあるが、途中で出てきた神様(キリスト)を象徴しているように思う。年を取り、モーツァルトの死を通して彼は自分の人生を悟ったのだろう。全てを見定めることのできた彼は、自分の死を目前に神になったのかもしれない。 |
57.モーツアルトのヘロヘロ遊び人キャラにも意外で驚いたけど、サリエリという人が、あんなに多くの曲を作っているのにほとんど無名ということも意外で不思議に思えた(自分ももちろん知らなかった。)劇中に出てきた彼のピアノの曲、何となく硬くて規則正しくて、ピアノを始めて最初に習うバイエルの曲みたいだと思ったけど、それもそれで悪くないと思えるが、モーツアルトの曲と比べてしまうとどうしても打ちのめされた気分になるのかな。努力を積み重ねて真面目に生きてきた人間が凡人で、ひょっこり現れてきてたいした努力も苦労もしていないように見える人が天才というのは複雑だな~。サリエリの嫉妬や虚しさは自分も分かる気がする。生まれる環境や与えられる才能など、運命はみな平等なんかじゃないし、神様は不公平だと思うことってある(^^;その嫉妬から相手を陥れてしまう人間の愚かさ、哀しさは見ていて痛々しかった…。手塚治虫「火の鳥 鳳凰編」の我王と茜丸の二人の仏師の話も思い出します。 |
56.《ネタバレ》 一度小さい頃に見たことがあったがその頃はあまり理解できなかった。今はモーツァルトの音楽、サリエリの感情、すべてに共感でき、感動した。この映画を見て、クラッシックのすばらしさを感じることができました。 【もりまりも】さん 9点(2004-07-07 01:00:59) |
55.《ネタバレ》 この映画のDVDを買ったので、何気にDVDを観始めました。始まった瞬間、まず音楽で惹き付けられ、サリエリの謝罪ですっかりはまってしまい、その時何かをしようとしていたのですが、そのこともなおざりにして食い入るように観ていました。映像も素晴らしくて、うまいタイミングで音楽も使われていて、映画とはこういうものなのだな、と思い知らされました。ストーリーもサリエリの自分の才能が(モーツアルトに出会ったために)枯渇してしまったような気持ちになるのが、痛いほど伝わってきてなんとも切なかった。それに相反するような無邪気なモーツアルトがサリエリの手によって、徐々に衰弱していくのが恐ろしかった。人間とは──ということを考えさせられた。ディレクターズカットの方を観るまでは、10点でしたが、あちらでカットされた場面を観て、少し疑問だったコンスタンツァがサリエリを嫌っているところも納得できたので、そちらを10点にします。 【チャコ】さん 9点(2004-06-30 20:43:15) |
54.他の作品とは何から何まで違っており、 この作品がまるで一つの世界であるかのように感じられました。 【しまうまん】さん 9点(2004-06-11 23:51:45) |
53.《ネタバレ》 父の束縛と己の才能から来る傲慢さにより孤独を抱えたモーツァルト。彼の才能を認めるがゆえに憎悪せざるをえないサリエリ。二人の孤独と嫉妬は重なり合いそうで重なり合わない。そして、天才は先に逝ってしまう。残されたサリエリは晩年狂う。精神病院の患者による告白という設定は物語のフィクション性を上手く演出している。 【はざま職人】さん 9点(2004-06-11 14:20:34) |