23.父親が映画の中で唯一語る言葉の中に「好きな人の寂しさも喜びも全て好きになれ」というセリフがあった。あれは父親だからこそ言えるセリフであり、父でこそ説得力のあるセリフだと思う。思春期の一人の青年の周りで巻き起こるファンタジー。「息子はいつだって母親に恋してるものよ」最後の母親の言葉がこの映画の全てを象徴している。でも僕は母親に恋をしているのだろうか?想像するとちょっと吐き気がする。この映画を十代のうちに観ることができてぼくは幸せ者だ。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-23 20:09:16) |
22.私的にはアレなのです。母と息子の関係がああもきれいすぎるとなんかだめ、なんだかムズガユイの だからダメ 自分だったら、うちのカカアの青春時代なんて知りたくない そこがそもそもの相違点となってしまったのでしょうか、すごく残念でなりませんでした。 とにかくきれいな話、綺麗な町並みだった事は間違いないですが・・ 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-19 19:58:47) |
21.「 白い顔 軽利でおしゃまな 不思議っ子 黒い涙が 雨に消え行く 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
20.切なく甘く、ノスタルジックなベールで全体を包み込む映画、のはずが、前半は、ありゃりゃ、なんだこの随所にシモネタを差し込んだテンポは・・・。と思っていたら自転車のチェーンが外れるあたりから徐々に持ち直し。後半は期待通りの映像とセンチメンタルな気分に浸らせてくれました。尾美としのりが富田靖子の自転車を運んで家まで送っていくシーンの夕景、夜景、2人の構図、富田靖子の横顔のクローズアップ(尾美が見つめていた右横顔)は、なかなかの美しさです。さらに、ラストの二役富田とのそれぞれの別れのシーンがこれまたお美しい。まず女学生富田との別れは、バックに神棚の赤ちょうちんと海に写った灯りと漁船をバックにした長回し。その2人の前を二人連れや網を持った漁師らしき人物が横切り、ムードの中にリアリズムを抽入していて気に入りました。そしてさびしんぼうとの別れは、水に溶けるという伏線をいかした雨、頬に流れるドーラン。あー消えちゃったー。付け加えて、浦辺粂子さん。先日「瀧の白糸」という1933年製作の映画を見ましたが、その映画に出演されていらして、50年以上離れた2作品を思う時、つくづく息長く日本映画界でご活躍された浦辺さんに対し、敬意を表さずにはおられません。どうぞこれからも天国から映画界を見守っていてください。 【彦馬】さん 7点(2004-06-20 19:00:21) |
19.まず10代の思春期に見る映画。そして、大人になって、すれっからしになった時にもう一度向き合う映画。少年時代に、この映画で涙した自分を、いとおしく思うか、こんなもんで感動してたのかと、心底せせら笑うか、自分が試される映画。そういう意味で決しておセンチなだけの映画ではない。そして、これは男の子のための映画だな・・・・。ところで、富田靖子扮する少女が遊郭の娘であることを暗示する場面があるんだけど、わかるかな? また黒澤明監督の「姿三四郎」へオマージュを捧げた場面もある。「姿三四郎」を見た方は、目を皿にして探してみてくださいませ。 【ひろみつ】さん 9点(2004-06-19 21:43:51) (良:1票) |
18.自分の息子に初恋の人の名前を付けるだとか、別れの曲を弾かせるとかっていうのが、子供心にどうにも受け入れられなかった。ケツの穴の小さな私は、今でも付き合ってる女の子が元カレの話をするだけでも平静を装いながらもすごく腹が立つ。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-05-06 22:09:02) |
17.邦画の中では、(遥かなる山の呼び声)と並び、僕にとってはベストです。 この映画のおかげで、主演の富田靖子さんのファンになりました。 リアルタイムでこの映画を楽しんだ僕にとっては、富田さんが演じていることに意義があるのですが、ひょっとすると他の女優さんを選んだほうが後から観る世代の人には良かったかもしれない。 【ぴよ】さん 9点(2004-04-17 22:45:30) |
16.邦画で一番好きかも知れません。胸の奥にあるイタイところを突いてくるんです。でも誰かと一緒に見ると「寒い」を連発しそう。ひとりで涙する映画。 【kurupis】さん 9点(2004-02-22 18:01:32) |
15.私はとってもさびしんぼうではありますが…この映画はよく分からない。雰囲気だけと言う感じがしないでもないかなぁ。大林監督の尾道三部作の中ではこれが一番好きではないです。すいません。好き嫌いのみで語ってます。邦画テイストが強いのかなぁ…。 【あかりん☆】さん 4点(2004-01-21 12:41:58) |
14.大林監督の大傑作作品!笑いあり涙あり、とは、まさにこの事をいうのです。終わったあと、自分の部屋で号泣してしまいました。あのインコの言葉は涙が出るほど笑いました。これは自信を持って人に勧められる映画です。未見の方は是非観てください!いや観なさい!!観ろ!!絶対!!大体レビュー数少なすぎです。あんなにいい映画なのに…。 【Ronny】さん 10点(2004-01-10 01:42:01) |
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13.私の中で邦画No.1です。意外と点数低いな~。 【 バース】さん 10点(2004-01-01 13:11:54) |
12. 【虎尾】さん 8点(2003-12-12 23:48:06) |
11.劇場で見たときすでに20代半ばになっていたが、懐かしさに泣いた思い出がある。前半は、男子高校生のありがちなドタバタを描いていて「俺もこんな感じだったなあ」と微笑ませるが、後半、特に父親が風呂に割り入って来て母親との思い出を息子に語り、それを風呂の外で聞いている母親のシーンをきっかけに涙腺が緩み、その後の、畳み掛けるように感傷的な場面の連続に泣けてしまった。山中亘の原作も読んだが、小学生を主人公にした普通の童話だった。あれを、懐かしくもおもしろ切ない初恋物語に仕上げてくれた大林監督に感謝したい。 【解放軍2003】さん 10点(2003-11-12 12:32:48) |
10.久しぶりにDVDで観てとても感動しました。立花百合子さんよりさびしんぼうの方が絶対可愛いいけどなぁ。「人を恋するとき、人は誰でもさびしんぼうになる」素敵な言葉ですね。気持ちよりも行動が優先されがちな昨今、こんな想いが薄れていかないことを祈っています。 【TOTORO】さん 9点(2003-09-08 14:25:11) |
9.当時は好きな作品だったが、今思い出すとちょい恥ずかしい。別れの曲は良い。 【じゃん++】さん 6点(2003-07-22 05:57:45) |
8.大林監督は好きな作家の一人。何が一番好きかと聞かれたらこの前年にATGで撮った「廃市」と迷うところ。両親役の藤田弓子と小林念待が素晴らしい。 【リトル】さん 8点(2003-07-20 18:10:45) |
7.ちょっとウレシハズカシなオーラ漂う前半と、すべてが収束していく後半では、全く違う作品のような印象を受けました。人が人を好きになるときには、誰のたもとらにもさびしんぼうがいるんですねぇ。ロマンティックに美化されているとはいえ、そんなことをふとほんとの事のように錯覚しそうになるほどムードがイイと思います。本作の富田靖子さんの透明感は秀逸。 【ロバちゃん】さん 8点(2003-07-08 19:17:01) |
6.僕は映画通(これも死語?^^;)じゃないので、甘ちゃんと言われようが、この映画に満点を付けさせていただきます。「転校生」もいいですね。 【キタロウ】さん 10点(2003-06-17 04:27:05) |
5.若い頃に観て、すごく泣いたことを覚えてます。「別れの曲」好きです。 【きょうか】さん 6点(2003-05-29 17:22:14) |
4.大林ファンになるきっかけとなった映画。DVDで買いなおしましたが、今でも泣けます。原作も読みましたが上手く尾道に当てはめてるなぁって思いました。 【じゃすこ】さん 10点(2002-07-21 23:31:08) |