4.マシュー・マコノヒーが演じるミック・ハラーというキャラクターが実に魅力的です。手練手管で金をせしめる悪党の一面と、弁護士として真摯に職責を全うしようとする正義の顔を併せ持つ男。どちらが表とか裏ではなく、どちらもミックという人間の正面と考えます。非の打ちどころのない極悪人も、聖人君子もそうそう居ません。ミックは実に人間らしく、そして弁護士らしく、損得勘定を忘れず良心と相談しながら、難局に立ち向かっていきます。感情移入するに足る器量を持った人物でした。イメージ的には少しハリー・キャラハン刑事と重なるかもしれません(細身でヤサ男なルックスも含めて)。展開はスリリングですし、カタルシスも十分。脚本は非常に良質でした。ちなみにミックに対抗できる日本人弁護士だと古美門研介(『リーガル・ハイ』)になるのかな。うーん、タイプは違うけどどちらも素敵。それにしても動く車内で仕事をして酔わない体質は羨ましいです。 【目隠シスト】さん [インターネット(吹替)] 8点(2021-01-01 00:00:01) (良:1票) |
3.これはおもしろいな。 主人公が弁護をする相手が「まさかの」 相反する正義と職務を全うしながらも、信念を貫く男の姿。 シナリオが良く出来てて、テンポも良いから目が離せない。 観終わった後もスッキリできるいい映画。
逆タイトル詐欺の傑作。 タイトルのチープさを鵜呑みにせず観るべし! 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-10 21:49:25) |
2.面白い!
法廷物は潜水艦映画と並んでハズレが少ないジャンルだと思いますが、この映画もその期待を裏切りません。 というかこれ、法廷物というよりヒーロー物に近いです。
金になる事件を探してリンカーンで裁判所を回る怪しい弁護士。汚い事もやるし金にもうるさい。 刑事にも嫌われてる。 乗ってるリンカーンのナンバーはNTGUILTY。 しかしほんとの悪は絶対許さない。
ってな感じで、この映画の構図は法廷を舞台にしたダークヒーロー物のそれです。 マシュマコノヒーは非常にハマってます。
シナリオの細かい伏線と回収は精緻だし、いやな奴はちゃんと負ける。 だから観た後に爽快感がある。 これぞ正しくヒーロー物です。
そしてこういう映画にかかせない小粋なパートナー。この映画では運転手ですな、彼がいい味だしてます。
変な前知識をもたずに観ていただけると吉です。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-17 14:19:24) (良:1票) |
1.チャラい映画だと高を括って観始めると、意外や意外、シリアスで、面白かったです..ラストあたりが、アメリカの司法制度をよく理解していないので、複雑に絡み合う思惑が、すぐに理解出来ないところもありましたが、それでも、堪能出来ました... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-02-11 14:31:21) |