《改行表示》 7.《ネタバレ》 「人生の教科書」ともいうべき素晴らしい作品。 のっけはブレた画面にコロコロ変わるシーンの連続で落ち着かないのだが、主人公が腕を無くしてからはシーンやセリフがことごとく胸に突き刺さってくる。 その感動も押し付けがましいものではなく、主人公ベサニーに自然と感情移入してしまう作りになっている。 何よりラスト。この映画が実話に基づいて作ったということが明らかになるところで、もう胸が一杯になってしまう。 特に印象深かったのは、主人公がタイのプーケットで自分がやるべきことを見出すシーン。 今の自分の境遇にピッタリくるものがあった。 サーフィンの迫力だけなら他の映画も良いけれど、ストレートに勇気をもらいたいという人に特にオススメ。 【mhiro】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-01 23:13:58) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 良品。とても健全なお話。この健全でひたむきで前向きなお話は、身も心も不健全な私には眩しすぎて逆に落ち込むわ。邦画なら一旦落とすよね、落として立ち直らせるよね。違うの、めっちゃ前向きなの。落ち込んでもすぐ前向きなの。しかも実話ベースときてる。実際こんな前向きな訳ない、脚本作り過ぎだわ、なんて納得しようと思ったら、最後にベサニーご本人も映る。ディズニー配給映画では表現できない紆余曲折も有っただろうに、なにあの入院時の屈託のない笑顔(ご本人)。マジな前向きなんだな、、、なに不自由ないのに後ろ向きな私は、、、せめて生き甲斐となる趣味を見つけたいね。 ありがとう、ベサニー。←結局励まされた 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-08-08 17:57:16) (笑:1票) |
5.《ネタバレ》 いいお話でした。でも、この内容に覚めた意見を言うと人格を疑われそうですが、彼女が特別な存在とも思わなかったです。障害を負ったとしても、好きなことが続けられる状況ならば、誰でも続けると思うからです。続けてあたり前、くらいに思います。だから、彼女が災難の直後に「海に戻る」と言った時には、勇気とか執念ではなく「健康な精神」だなと思った次第です。プロの世界で闘う為に相当の努力を要したことは理解しますが、技術の練度がテーマでも無いと思いますので…。家族や周囲の描写も感動的なのですが、家族全員がサーファーということで、こちらはとても特別な環境だと思いました。サーフィンを続けることに家族が反対する気配が無く、みんなで応援してくれますから。一般的な家庭なら、ああいう訳には行かないでしょう。好奇の目で取材に来るマスコミには閉口しますが、彼女のことが世界に知れ、多くの人に勇気を与えたとしたら、あながち悪い側面ばかりでもないと思いました。なんか、否定的なことを書いてるようですが、いいお話と思ってるんですよ。ホント。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-02-15 21:28:11) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 勇気をもらいました。ハンディがあるからこそ気付けること、苦しいからこそ見えるもの、足らないからこそ人よりも努力することなどなど・・・この「だからこそ」これがキーワードです。出来ない理由を山ほど上げてしまう時がある。それは「だから出来ない」と言ってしまう。これを「だからこそ」に変えるだけでどれほど豊かになるか判らない。「出来る理由は一つあれば充分」こんなスピリッツを感じる。ボランティア活動に参加した後、帰ると沢山の手紙が届いている。それは自分が思ってもない人たちに勇気を与えた証だった。そこでいう「どうして地区大会で敗退した私を応援してくれるの?」母は言う「挑んだからよ」中でもこのシーンが一番好きだ。腕をサメに食べられここからどうなって行くんだろうと、暗い気持ちになったがだからこそ感動を与えた。自分自身もっと出来るはずと思わせてくれた映画でした。 【レスポーラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-07-25 00:00:00) (良:1票) |
《改行表示》 3.プロサーファーを目指す、片腕を失った女の子べサニーの感動の実話。 しかし彼女の強さ、彼女を支える親友や家族や周りの大人達の描き方など、感動をあおる味付けは控え目にされており、音楽も大袈裟で感動的なスコアではなく、海やサーフィンのシーンに似合う爽やかな挿入曲が多用されています。それでいていくつものべサニーと彼女の傍にいる人達の感動的な姿があります。嫌に感じる部分と言えば度々登場する、いかにもという彼女に群がるマスコミの姿くらいでしょうか。 長くなりすぎず、まだ津波の傷痕が残るプーケットのエピソードの挿入も良かったです。彼女の笑顔に導かれるように人々が海へ歩を進める様が感動的でした。 エンドロールで挿入される今のべサニーと家族のドキュメンタリーもまた感動的かつ効果的でした。作品に描かれている通りのべサニーの強さや家族の絆の深さが伝わってきました。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-04 21:15:12) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 爽やかな良い映画を見せて貰ったと素直に感じる。 出演している俳優が皆良い演技をしており、アメリカ映画界の層の厚さをまたしても思い知らされた。 アメリカのこの手の映画にありがちな感動の押し売りも感じず、エンドクレジットで流れる実物の映像も本編と同じ位に感動的であり必見。 感動畳み掛けすぎの最後の虹は反則!(褒めている) 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-06-28 13:00:54) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 なんだか騒がしい映画。もう少し「静かな映画」を見たかったのですが、それはデカい音=いい音だと思っているかのような新宿バルト9の再生環境のせいばかりでは無くて。私としてはベタな感動物語を期待していたんですけど、基本はサーフィン映画なんですよね。音楽ガンガン聴かせてカッコつけた編集でカッコいいサーフィン映像を見せてナンボっていう。で、一方で冒頭から病院に運ばれるまではB級ホラー。若者達の姿を点描して海の中の「何か」を少々引っ張った上で鮫に襲われて、って。ホラー的音楽だけでなく、明らかに『ジョーズ』から手法を引用していて。そしてヒロインがサーフィンをしている部分のアップはデジタル合成+CGI丸出しの、そこだけイメージショットの如き世界になる、と。なんだかバラバラの要素をそのまま繋げた映画って感じ。なのでこの映画の大切な要素の1つ、海に自由を奪われたけれどそれでも海を愛するって部分が他の様々なノイジーな要素にジャマされ続けるという。この映画、ほぼ全編波の音が聴こえているのですが、その波の音をヒロインと海との対話に対して重要なソースとしてあまり使ってないんですよ。何しろその上にガンガンと音楽乗せまくりですから。もう1つの大切な要素、家族愛はそれぞれのキモチや立場を描いていて良かったと思います。アナソフィア・ロブはこれまでの象徴的ヒロイン演技より進んで喜怒哀楽全てをぶつける演技で存在感を示してましたけれど、中盤以降ひたすら映像にデジタル処理が入り続けるという特殊性からか、片腕を失ったゆえのぎこちなさとは別のぎこちなさが生まれてしまっていた気がします。ラストの実在する人々の映像は、実話であった事を映像で実感するがゆえの感動で、映画そのものの感動とは全く違うモノですしね。落ち着いた感動系を期待するよりもアメリカ的なポジティブスポ根映画として見るのが吉って映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-06-17 07:59:22) (良:1票) |