6.多勢に無勢、2万人対5百人の戦い。ってのが何だか、この作品における「豪快過ぎるスペクタクルシーン」対「野村萬斎のひとり踊り芸」と重なるような気がして。実際、この作品では(とくに前半)、主人公であるはずの野村萬斎の扱いがあまりよろしく無くって、あまり光も当たらない。むしろ彼を取り巻く人々の表情の方が、描かれてます。それに、この主人公、奇行が目立つとは言え、「天才」ならではの裏のある奇行なんぞではなく、むしろ裏が無く計算もあまり無く、場の空気や常識にそぐわぬ闇雲な率直さが結果的に奇行奇策に繋がっていく、という具合。映像は派手な合戦シーン、派手な水責めシーンと、どんどん視野を広げスケールを大きくしていき、主人公の魅力と野村萬斎の芸が、それに対抗する。ってのが、何だか愉快ではありませんか。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-03-16 20:44:14) (良:1票) |
5. 豊臣方、成田方、庶民も含めて大勢の人間の血が流されるからには、例え全くのデタラメでもいいから豊臣を暴虐な存在として描くなど、それなりの理由付けが欲しかった。 全くの個人的な感情から大勢の血が流され、それが何やら美談として描かれるとか自分には全く理解できない価値観。(そのくせ、終盤にかけてやたら庶民の命を気にするなど、笑止の一言につきるw) 歴史的に知的な武将として知られる人物とか、伝説的な美女とか、よく言って適当、悪く言えば、悪ふざけとしか言いようがないキャスティングにもいらっと。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-01-18 21:07:27) (良:1票) |
4.野村萬斎演じるのぼう様とやらに人間的魅力が全く感じられない。百姓の子供を抱いてあやしてそれで民に慕われるんなら世話ないよな。まあ、野村萬斎は本業の狂言に徹した方がいい。映画俳優ヅラするなんておこがましい。佐藤浩市がのぼう様の方がよっぽどマシだと思う。500人が20000人に勝つ納得できるリアルな戦いを描いて欲しかったね。何か知らないうちに勝ってた感じだもんな(苦笑) 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 3点(2014-01-07 00:56:02) (良:1票) |
3.原作未読だし、史実にも詳しくないのだが、どうも「のぼう様」が不可解で魅力的には思えない。これじゃあタダのバカ殿でしかなく、もうちょっと表裏みたいなものがあってもよさそうな。完全なお笑い娯楽作品として見れば、こういうものなのかもしれないが、あまりにも敵味方双方に緊張感を感じないし、悪乗りした戦国エンタメという印象。脚本・配役・演出諸々がよくなかった。 <追記>8年ぶりに再見。先日、行田観光で現地をアチコチ見てきたせいか、当時をイメージして見ることができた。わりと現地の距離感に近い形で映像化されている印象。「内通」に関する史実はよくわからないが、仮に創作だとしても、この辺が展開に大きく関わる要素ではあるので、もっと物語に上手く組み込めば話として面白くなったように思えたが。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-06 11:22:21) (良:1票) |
2.原作を読んだ時点から、のぼう様の魅力があまりわからなかった…。既出ではありますが、孔明みたいに知力溢れる奇策かと思いきや、小星の目にはいきあたりばったり、希望的観測、ただの思いつきにしかうつらず、映画でもやっぱり残念な感じでした。。けれど、萬斎さんはじめ、役者の方たちは素晴らしかった‼それこそ漫画キャラっぽい大仰な感じで、上地さんの三成もすごく良かったと思ふ…。…そう。三成がすごく良かったのデス!!そして、吉継もすごく良かった(泣)三成贔屓な小星にとって、まっすぐで純粋で頑固な三成。そしてそこに惚れながらももどかしく思っている吉継との友情。敵も味方もどちらからの視点でも応援できるという点では、この映画素晴らしいと思いマス‼ただ、甲斐姫を見た時の靱負の「あれは人か…??♡」には、激しくつっこみました。 【小星】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-06-20 20:27:25) (良:1票) |
1.石田三成「よい戦じゃった!」←お前が言うな! 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 4点(2012-11-30 17:56:43) (良:1票) |