5.あまり期待せずに見たのだが、素直に楽しめた。なんといってもみなさんが既におっしゃるように野村萬斎演じるのぼう様がハマリ役で、このキャスティングだからこそこののぼう様という人物がとても魅力的に見え、このキャスティングありきの映画のようにも思えるが、本作はそれによって成功している。少数が大群相手に戦うというストーリーが「七人の侍」を思わせているが、冒頭の音楽や劇中の田植えのシーンが「七人の侍」を意識しているのがニヤリとさせられる。それに全体的にコメディタッチで楽しく見られ、それでいて合戦シーンはしっかり迫力のあるアクションに仕上げてあり、そのバランスも絶妙だった。犬童一心監督と樋口真嗣監督の共同監督作品だが、ドラマ部分は犬童監督が、合戦シーンや水攻めシーンといったスペクタクルシーンは樋口監督が担当といった感じがいい。晴れ晴れするようなラストも爽快だった。キャスト陣に石田三成を演じる上地雄輔などバラエティー番組でよく見かける人がチラホラいるが、それも気にならずに見れたのは良かった。しかし、甲斐姫を演じる榮倉奈々だけは背が高すぎるせいか、見ていて少し違和感を感じ、これだけがちょっと気になった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-09-22 11:00:20) |
4.多勢に無勢、2万人対5百人の戦い。ってのが何だか、この作品における「豪快過ぎるスペクタクルシーン」対「野村萬斎のひとり踊り芸」と重なるような気がして。実際、この作品では(とくに前半)、主人公であるはずの野村萬斎の扱いがあまりよろしく無くって、あまり光も当たらない。むしろ彼を取り巻く人々の表情の方が、描かれてます。それに、この主人公、奇行が目立つとは言え、「天才」ならではの裏のある奇行なんぞではなく、むしろ裏が無く計算もあまり無く、場の空気や常識にそぐわぬ闇雲な率直さが結果的に奇行奇策に繋がっていく、という具合。映像は派手な合戦シーン、派手な水責めシーンと、どんどん視野を広げスケールを大きくしていき、主人公の魅力と野村萬斎の芸が、それに対抗する。ってのが、何だか愉快ではありませんか。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-03-16 20:44:14) (良:1票) |
3.野村萬斎はホント素晴らしかった。この役は彼にしか出来ないのではと思った。そして、その周りを固める脇役陣が皆いい味を出していた。佐藤浩一はもちろんだが、上地は役がハマっていたし、山口等も特徴ある役柄にマッチしていたと思う。ただ一つ、安住アナのナレーションがどうも駄目だった。男でも女でも良いのでもう少し重みのある声が出せる人にして欲しかった。こんなところでマイナスに思うのは残念だ。水攻めのCGは置いておくとして、戦のシーンはなかなか泥臭くいい感じに仕上がっているし、内容としてもシリアスな展開の中でも笑いが散りばめられていてなかなか良かった。時代物だが娯楽作品としても楽しめると思う。 【スワローマン】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-25 17:35:27) |
2.少しパンチに欠けましたが漫画チックなタッチで描かれていてそこそこ楽しく鑑賞できました。 【アキラ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-05-08 04:03:53) |
1.エンドクレジットで流れるエレカシの「ズレてる方がいい」と、現在の忍城周辺の映像が素晴らしすぎます。 「ズレてる方がいい」の歌詞と力強い歌声とバンドの演奏が、これまた映画にピッタリ。 エンドクレジットで感動して泣きそうになった映画はこれが始めてです!!! でも、本編よりエンドクレジットで感動するってどないやねん。 【ケンジ】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-12-29 20:24:24) |