《改行表示》 6.《ネタバレ》 面白かったですが前作に比べると、少し張り切ってしまいガチャガチャした普通のヤクザ映画という印象でした。 元気に水中を泳ぐ魚より、水底で蠢いているドジョウやウナギの様な前作の雰囲気が良かったので少々残念です。 花菱会と、水原と、木村の下に着いていた若い2人がその要因だと思います。 花菱会の3人組は、もろステレオタイプの関西ヤクザと言った印象ですが、配役、演技は良かったです。特に塩見さんは引くほど怖かったです。 彼等をトーンダウンさせる必要はないと思うので、寡黙で不気味な第4の人物を花菱会の中に立てて、バランスを取って欲しかったです。(勿論、喋る時は関西弁) 水原は前作での雰囲気が良かった為にがっかりしました。 小物感を出す為だと思いますが、中尾さんを始めとする周りの組員の演技に対して、加瀬さんのあのヒステリックな演技は上手いとは思えませんでしたし、小物感に対する演出、演技の程度や方向が違っていたように思います。 重要な役どころだったので、1人だけビー・バップ・ハイスクールになってしまったのは残念です。 それに対して、清廉性はあるが口と態度が悪いマル暴の繁田は説得力が有り、演じている松重さんも役にハマっていました。 脚本は前作同様、設定や話の筋におかしな所が無かったのでストレス無く見る事が出来ました。 音楽が唯一前作を超えていたという印象でした。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-16 16:06:41) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 映画の大半は裏切りだのリンチだの殺しだの、殺伐としたシーンの連続なのだが、ちゃんとエンターティメントになっていて、結構楽しんで最後まで見れてしまった。おそらく、いや多分間違いなく、「仁義なき戦い」を意識していると思うのだが、「仁義なき戦い」では、敵役の山守を筆頭に、登場人物にどこか憎めない部分が有り作品全体がコミカルであったが、本作ではそういう部分は極力排除されている。従ってラストシーンは、愛すべき兄弟分の葬式というシチュエーションまで同じになりながら、「仁義」では主人公が派手に銃をぶっぱなすという、現実にはありえないような手法で観客の溜飲をさげることができるが、本作ではそれはさすがに無理で、なんとなく後味の悪い終わり方しかできない。それが、本作の味でもあるけれど。 【Northwood】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-29 06:40:41) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 1よりもグロなシーンが少なくて、その点では安心して観ていられましたが、逆にピストルでカタが着いちゃうシーンの連続なんで物足りないかもしれないです。しっかし、東のボスだけじゃなく、西のボスまで某刑事ドラマ&映画の副総監使っちゃってぇぇ。こっちのほうが個人的にツボでした。さすが俳優さんですね。普段、善人役が多い方々がことごとく悪人になっちゃってます(当たり前か)。若い二人のチンピラが個人的には役が立ってて良かったなと思いました。光ってましたね。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-21 08:33:46) (良:1票) |
3.やっぱり暴力的な映画は上手だな。と改めて思います。裏切る奴だらけの悪人たちですが飽きずに観れます。普通に面白かったな。 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-11 12:17:43) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 前作に比べるとパワー不足は否めませんが、話自体は分かりやすくて面白かったです。 今作は前作のような「ヤクザ世界の理不尽とも言える厳しい上下関係」が大友を通じていかんなく表現されていましたが、今回はその部分はおまけ程度(と言ってもあっさり殺された富田は可哀想でしたが)で、ひたすらドンパチするといった感じでした。 関東vs関西の構図に巻き込まれる形で、大友自身が乗り気ではないため、全体的に勝手に話が進んでいく印象。ゆえにあんまり考えなくても見ることができたんですけど…。 他の方も書いておられますが、一番の見せ場はラスト。ようやく終止符を打てたか、とあっさりした終焉に逆に感動しました。 【HIGE】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-09 11:47:26) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 オセロゲームのような殺し合い、だまし合い。たしかによくできています。ただ、主役級の人が多すぎで生かし切れていないようです。 北野監督の過去の作品では、あまり名の知られていない役者がいい味を出しているというケースが結構あったような気がするのですが。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-07 12:38:59) (良:1票) |