10.なんとなく頭の悪い映画が観たくなったので。たぶん竜巻がスゴいんだろうなあ、牛が飛ぶんだとか言ってたな、なんてぼんやり観ていたら牛どころではなくタンクローリーまで飛んでいたのですっかり嬉しくなってしまった。この手の映画を個人的には「大盛り」と呼んでいるのだが、要するに量だけスゴくて奥行きもへったくれもなく、ただもうスケールのデカい天変地異だけを見せるために作られた、あってもなくてもどうでもいいようなストーリーとしては、離婚届にサインするばかりの夫婦とその夫の新しい婚約者という組み合わせは(あくまでも、この手のモノとしては、だけど)なかなかひねりが利いていて良く出来ていたのではないかと思う。わたしはヘレン・ハントが大嫌いだし、ビル・パクストンは大根中の大根だと信じている。にもかかわらずそれなりにおもしろくなったのは、この二人が主役を食おうなんてバカな気を起こすにはあまりにも影が薄いから。だいたい予想通りの映画だったが、この種の作品でこれぐらい期待に応えてくれればまあ合格点と言えるのではないだろうか。ひまつぶしにはもってこいのほどほど感と、見る前からわかっていたような安心感が良い。大画面向き。あくまでも大盛り。 【anemone】さん 6点(2004-09-23 01:34:07) (笑:3票) |
9.竜巻のすさまじさは、良く出ていました。それにしても、牛が飛んでいる映像はなかなかのインパクト。あの牛の目が、「何でオレがこんな目に・・」と訴えているようで。スターになるという事は厳しいものなんだよ、牛くん。 【パセリセージ】さん 6点(2004-07-17 08:32:51) (笑:2票) |
8.公開時には中坊なりに「えらく中身のない映画だなぁ」と感じたのですが、今回16年ぶりに再見して印象は変わりました。どうやらこの映画、「雑に作られたハリボテ大作」ではなく、「面白くなりようのない題材を高い構成力でまとめあげた苦心作」であるようです。スピルバーグが子飼の優秀なスタッフを大勢提供しながらも自ら監督しなかった点や、ユニバーサルがワーナーに共同出資を持ちかけてリスク分散を図っている点から見ても、本作が着地点の見えないリスキーな企画だったことが窺えます。。。 考えてみれば、竜巻とは長編映画にとってえらく不向きな題材です。地震、土石流、火砕流、溶岩流、火山灰と災害のフルコースだった『ダンテズ・ピーク』と比較すると、何の前触れもなく現れ、短時間で壊滅的な被害を与えるという竜巻を扱った本作では、映画全体の構成が非常に困難であったことが容易に想像できます。そこで苦し紛れに登場させたのがストームチェイサーという科学者グループだったわけですが、自ら竜巻に突っ込んでいく人々を主人公にしたのでは、生きるか死ぬかという緊張感やドラマは当然薄くなってしまいます。そのためディザスター映画にありがちな湿っぽいドラマはスッパリと落してしまい、夫婦の再生の物語を映画の横糸としたわけです。これはジェームズ・キャメロンの『アビス』と同じ構成なのですが、男女の役柄を入れ替えることで話の印象をガラリと変え、安易な二番煎じにしていない点には感心しました。出演者は知名度よりも実力重視。翌年にオスカー女優となるヘレン・ハントを筆頭に、無名時代のフィリップ・シーモア・ホフマンやジェレミー・デイヴィスを配置するという先見の明には恐れ入りました。。。 ヤン・デ・ボンは企画が本質的に抱える弱点をよく理解しており、ドラマは深掘りせずに徹底して勢いで乗り切るという作戦に出ています。マーク・マンシナの軽快な音楽に乗せてテンポよく見せ場を繰り出し、なんとか2時間をもたせているのです。見せ場に平凡なものはなく、どの場面もアイデアに溢れて目を飽きさせません。人と竜巻との追っかけがしつこく続くラストの力技はさすが『スピード』の監督と言える仕事であり、スピルバーグでもこのレベルは不可能だったのではと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-08-14 20:30:10) (良:1票) |
7.牛に3点。 【えいざっく】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2005-07-21 10:14:44) (笑:1票) |
6.二人とも死になさい。 【一番星☆桃太郎】さん [ビデオ(吹替)] 1点(2004-07-17 22:33:24) (笑:1票) |
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5.竜巻の観測で映画と同じ事をやっていたと私も聞いたことがあります。そこそこ面白かったです。「飛んでゆく牛ちゃんに5点。」 の【ひのと】さんと歩調をあわせました。(^o^) ///今日、地上波でやっていたので、また観ちゃいました。いろいろ疑問が出ました。主人公の女性は、泥だらけになっても、シーンが変わるたびに真っ白のタンクトップで現れます。同じものを何枚も持っているのかなぁ。家が飛ばされて道端に転がっているけど、革のベルトでくくりつけた人間は無傷なの?脱臼もしなければ、サバ折り状態でちぎれもしない・・・、強靭だなぁ。車で走っても逃げ切れないのに、二本の足で走って逃げられちゃうの?俊足だなぁ。でも、面白かった。 【ソフィーの洗濯物】さん 5点(2004-02-11 17:28:53) (良:1票) |
4.飛んでゆく牛ちゃんに5点。 【ひのと】さん 5点(2004-01-01 16:08:54) (笑:1票) |
3.まあまあ面白い |
2.迫力満点な巨大竜巻きの映像と、若き日のスピルバーグを彷佛させるヤン・デ・ボン演出が見応え充分の異色パニック映画。とくに、女性リーダー(ヘレン・ハント)率いる個性豊かな観測隊と、フル装備のエリート観測隊とを競わせる構図が素晴らしい。アドベンチャーものという側面を持ち、ワクワクドキドキ感を十二分に感じさせてくれる。荘厳かつ勇壮な音楽も捨てがたい。また、暗闇の中、F5級という超巨大竜巻きが猛威をふるう様は物凄い緊迫感! ! キューブリック作「シャイニング」の恐怖シーンを取り入れ緊張感を漂わすなど、作り手のセンスの良さをも感じさせてくれた。ラスト、主人公達二人が巨大竜巻きから逃げるのではなく、逆に向かって行く姿は圧巻だった。竜巻の猛威は二人の愛を裂くことは出来ず、逆に愛を深めるという演出も個人的には気に入っています。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-08-09 17:44:19) (良:1票) |
1.ああいう気の強い女は苦手だ。本音でガンガンぶつかってきて、耳の痛い事も平気で言う。一緒にいると、しょっちゅうケンカになる。時には「あなたなんていなくても私は全然平気よ。」という態度をみせる。でも本当は優しい心の持ち主で、いつも心配してくれている。相手が責められると、まるで自分の事のように怒りだす。相手が困っていると、自分の用事は、ほっといてでも助けようとする。自分が天秤にかけられてると解かったら、サッサと自分から降りてしまう。 そんな女を好きになってはいけない。そんな女にはまってしまうと、一生離れられなくなってしまう。たとえどんなに巨大な竜巻に襲われようとも、決して引き裂かれることのない強い絆で結ばれてしまうから……。ああいう気の強い女は苦手だ。 【代打、八木!!】さん 8点(2001-10-29 23:12:39) (良:1票) |