4.ネタバレ メイヴィスが本当に可愛いのね。だからとーちゃんの気苦労もよーく判ります。
話の殆どはホテルの中だけで展開する、娘をホテルの外に出したくない、ずっと傍に置いておきたいヴァンパイアの話で、そこにはかつて妻を人間に殺された過去があり、モンスターという個性は世界から隔絶・秘匿された存在でなければならない、っていう背景があって。 作品には娘の自立心を尊重しなければならないという主張が存在していて。『アナと雪の女王』より先行して同じネタを扱ってますね。
でも、その肝心のメイヴィスが惚れてしまう人間の男がどうにもこうにもただのバカで、アレに惚れちゃうあたりのセンスに甚だ疑問を抱いてしまった訳で、メイヴィスって人格(ヴァンパイア格?)そのものの評価が下がってしまうレベルなんですが、これは後に英語版をブルーレイで見た時点で理解できたっていうか、英語版はそんなにバカじゃないです。日本語吹替版のオリラジ藤森、アイツがあの芸風そのまんまの喋りで吹き替えやがるから途轍もなくバカなわけで。 それと正直なところ、芸達者な山寺宏一の声も洋モノアニメで聴き過ぎて(『アラジン』のジーニーとか『シュレック』のドンキーとか『アイス・エイジ』のマニーとか)オリジナルな個性が消えてしまっています。 なので英語版ならば9点です。英語版はメイヴィスのキモチがきちんと見えてきますから。
現代の人間達が過去と違ってモンスターに対してとても好意的です、っていう設定は都合が良過ぎる感じがしますが、差別の無い世界への希望を描いていると解釈したいと思います。子供達に、その無限の可能性を指し示している映画なわけですから。 【あにやん🌈】さん [映画館(吹替)] 7点(2014-08-14 23:05:28) (良:3票) |
3.ネタバレ 前のレビュアーの方も書いているとおり、普通に楽しい映画です。9歳の息子(単純ギャグ好き)は大ウケでしたが、大人の目線としては、「118歳のドラキュラ娘と人間の男の恋愛? いいけどね、別に。でも、知ってる? 人間ってすぐ死んじゃうんだよ」と言いたいところです。
現代は「Hotel Transylvania」だけど、邦題は「モンスター・ホテル」。日本人はトランシルバニアという地名になじみがなくて、ドラキュラを連想できないからでしょうか。でも、モンスター○○だと、「モンスターズ・インク」のシリーズと誤解されかねないのでは。かといって、もっといい題名も見つかりませんが。 【チョコレクター】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-03-31 13:43:53) (良:1票) |
2.ネタバレ 典型的なシナリオで、たしかにこれといった驚きはないけれど、これぞアニメ!という動きの楽しさは詰まっています。ジョナサンとドラキュラが、テーブルに乗って空中サーフィンみたく遊ぶシーンは、ジャパニメーションに通ずるダイナミズムを感じ、とってもハッピーな気分になれました。他にもアニメならではのユーモア溢れるモーションが、随所に散りばめられており、退屈することはなかったです。ただご都合すぎる展開が後半に多くなり、ちょっと興醒めしてしまいました。まぁでも、気楽に鑑賞するにはもってこいです。PS:出来れば吹替で観ることをオススメします。オリラジの慎吾がいい味出してます。あと、「すべらない話」のナレーションで有名な、あの独特なしゃべりをする若本規夫さんも出ていて、声を聞いているだけで、可笑しくなってきます。 |
1.話がありがちですし、登場人物にイマイチ魅力を感じません。
ヒロインはあごがしゃくれすぎだし、ヒロインが惚れる人間は単なるアホで声がキャラにあってないのも気になります(これはオリジナルの話。日本語吹き替えだともっといい感じなのかも)
登場する有名な各種モンスターも凡庸で面白みにかけます。 何がいけないかというと、シーンシーンが退屈なこと。話自体がつまらなくてもシーンや台詞回しが面白ければそれはそれで楽しめるんですが、そういう要素も全然なし。
致命的につまらないとはいいませんが、じゃぁ面白いか?と聞かれると「退屈」だとしか答えようがない映画でした。同時期のアニメでもたとえば「ラプンツエル」あたりとは大きな差を感じる映画です。
【あばれて万歳】さん [地上波(字幕)] 4点(2013-10-17 21:31:04) (良:1票) |