血の口コミです。

[チ]
Blood
(O Sangue)
1989年ポルトガル上映時間:95分
平均点:6.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画ミステリー
新規登録(2012-10-07)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2014-06-19)【ESPERANZA】さん
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監督ペドロ・コスタ
キャストルイス・ミゲル・シントラ(男優)
脚本ペドロ・コスタ
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【口コミ・感想】

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2.ネタバレ ペドロ・コスタの記念すべき監督第一作。1989年の作品ですが、モノクロ&スタンダードで撮られていることも含め、もう少し古い時代…50年代か60年代位の、方々の(アートみのある方の)映画に近い質感を端的に感じ取れるし、作品全体としても特に「ノワール」としての構成や雰囲気が強く感じられるのです。しかし一方で、ポルトガル映画史上最も「美しい映画」であるとの評価を獲得したこともあって画づくり(⇒特にその黒・暗さを活かした表現)の卓越ぶりは処女作とは思えないレベルで洗練され、かつ少~し(年代相応に)モダンなエッセンスもまた覚えられるトコロではあります⇒それこそ、70年代以降の、隣国のヴィクトル・エリセの諸作品に倣ったかの様な絵画みが、やはり感じられて已まない。コスタの後年の作品群と比べれば、それでも今作は、筋書き自体の可読性という意味では大いに上回ると言ってしまえるかとは思いますが、それでも、コトの真相の部分は謎のままであるし、本質的にも(少なくとも)主人公ヴィセンテとクララの心情や辿り着いた境地に対しては、劇中の他登場者とも&我々鑑賞者との間にも、確実に大いなる隔絶が存在する⇒それそのモノを、ニヒルに描き出して「突き放すコト」が今作の一つの目的にも思える…と言ってしまえば、その部分こそもまた「ノワール」の系譜にあるモノだったのかな…とも(個人的には)思われましたですね。非常に静かな=観ているコチラ側の意識も静かなまま(あまり波風が立たない)という映画ではあったかな、とも思われますが(=その意味でも、個人的には再び絵画的な作品だと思いました)評点は少しダケ上の方に寄せておきます。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 7点(2025-05-04 23:04:01)★《新規》★
1.ネタバレ ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』やベルイマンの『処女の泉』を彷彿とさせる様な、凄まじく美しいモノクロの映像。

物語をいくら真剣に追っても、どうにも解釈にいたらない。
おそらく、美しい映像を感覚として捉えるべき作品だろう。

作品全体に関して言うと、どうにも暗ったいおはなし。
夜のシーンも多いが、内容もどんよりと暗い。
そして登場人物が暗い表情をしている。
決して楽しいとは言えない。
だが、例えば美しい絵画を鑑賞する際に、笑顔とか楽しさって必要だろうか?
そう考えると、この暗さは必然か?
いや、正直、よく分からない。
だが、この作品の映像が美しいということだけは分かる。
いや、感じる。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-22 01:20:38)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.50点
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6150.00%
7150.00%
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