5.《ネタバレ》 ストーリー自体はとっても他愛もなくテディベアが主人公じゃなかったらとうてい撮れなかっただろうけど、逆に言うと“喋る中年エロ親父風テディベア”なんて代物を考え出したセス・マクファーレンという人の才気には素直に脱帽です。でもこのギャグセンスは両刃の剣でもありまして、満場のセレブ達にブーイングを喰らってた何年か前のオスカー受賞式の司会ぶりを観ると、この人のセンスはハリウッドでも賛否が分かれているみたいです。日本人には理解不能という人もいるけど、近所のTSUTAYAでは今でも10本近い在庫がいつもほとんど全部がレンタル中という状態で、私も含めてこういうお下劣ギャグがツボというファンもいっぱいいるんですよ。 “フラッシュ・ゴードン・ネタ”や“トム・スケリット・ネタ”などは正直理解不能でしたが、個人的にはテッドをどんどん昇進させるスーパーの社長が傑作でした。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-17 20:23:06) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 良いですね~、「アルフ」とか「宇宙人ポール」のポールとかもそうですけど、こういう常にくだらないことをマシンガントークで言いまくるアメリカ的キャラクターが大好きなんです。少年ジョンのもとにやってきたテッドは、可愛らしい声のクマさんなのに、ジョンと一緒に成長して声変わりして下ネタ連発のおっさんキャラになってるのが素晴らしい。そんでまたどのジョークもウィットに飛んでて、しかもかなり危ういものばかり。この毒気がたまらない。しかしウ○チの処理を恋人にやらせるなんて、ジョンは酷い奴ですね(笑)「親指についちゃったー!」と絶叫する姿が最高でした。「E・T」「インディ・ジョーンズ」「エイリアン」など、80年代の代表的作品へのオマージュが見て取れ、それもまた楽しい。「フラッシュ・ゴードン」とかそのへんはちょっとマニアックなので、日本ではどうなんだろうという気もするが、案の定、日本人に伝わりにくい要素は字幕だと「星一徹」とか「クマもん」とかに変更されてる。それ自体にそれほど面白味はないのだが、翻訳者の努力を感じるのであまり言わないことにしよう。精一杯笑った後、お腹ちぎれて息耐えた時に普通のぬいぐるみに戻っちゃうシーンが凄くぐっときちゃった。こんな映画でまさか感動してしまうとは、不覚である。テッドはとてもいいキャラクターなので、個人的には続編を作ってほしいです。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-07-26 01:08:01) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 クライマックスでテッドのお腹が千切れていくシーンが痛々しかった。バカバカしい設定で低俗な会話ばかりだったけど、最後にはテッドの虜だった。面白かったです。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-02-11 17:07:44) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 世界的なパペットアニメーション作家J・シュヴァンクマイエルは自伝で「人形とは子どもと大人の世界の境界線である」と述べています。シュヴァンクマイエルが言うには、子どもは人形を使って自分の世界を形成し、大人になる時に人形(自分の世界)を殺して大人の理不尽で不条理で自分のルールが適応されない世界に足を踏み入れるのだといいます。この映画でも人形(というかヌイグルミ)は大人になるための一種の障害として描かれているのが面白いなあと。どんなに仲が良くて親友でもいつかは決別しなければ大人になれないという話しは、「スーパーバッド 童貞ウォーズ」に良く似ていますが、そんな話を非常に寓話的に描いている。 そんな感じで物語の根幹はしっかりしているのですが、物語の中盤でテッドがそれを声に出して全て説明してしまったのは少し残念でした。どうせなら画の力で伝えて欲しかったな。 80年代を代表する底抜けバカSF映画「フラッシュゴードン」、傑作SF映画「エイリアン2」絡みのネタもオタク心をくすぐるような内容で終始楽しかったです。 ただ所謂時事ネタも沢山盛り込まれており、こういう類の映画は実際にアメリカに住んでいないと100%楽しめないと思うので、少し減点しました。結構分からないネタも多かった。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-01-22 22:31:10) (良:1票) |
《改行表示》 1.触れ込みほどの危険さは無かったですね。 無難に観れてしまったところが物足りない。 毒が足りなかったというのが正直な感想。 それでいてR15とは なんとも ‥ 中途半端的な印象。 字幕・翻訳に関して思ったことは、アメリカンコメディをなんとか盛り上げようと 日本流に目一杯アレンジされて頑張ってましたが、どうも説明臭くてどうも小難しくってどうも弱い。 いっそ、有吉使った吹き替え版のほうが数倍楽しめたかもしれないかな~とか観てる途中から思った次第でしたね そんな具合。 ローリー役のミラ・クニスというヒロインは、パッと見、アンナ・ファリスにすごく似てる。喋り方といい、声といい、すごくよく似ている。最初、アンナ・ファリスかと思ってしまった。でも違う。 ただし、言い忘れてしまっては大変なことになってしまいますが、酷評する気なんて一切ないんです。 大人であればあるほど きっとその良さが分かるはず。 すごく素敵な友情ストーリーとなってございます。 【3737】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-01-20 14:18:50) (良:1票) |