77.確かに良い作品には違いない。戦争が残す傷跡や戦争の理不尽さをデ・ニーロをはじめとするキャスト達が言葉ではなく表情で熱演していた。しかしベトナム戦争の被害者はアメリカだけではないということも忘れてほしくない。話は関係ないがこの作品がジョン・カザール氏の遺作ということだが正直もっと彼の演技を見たかった。彼を見れば見るほどあの愛嬌のある顔、髪型が良く思えてきちゃうんだよな~。ホント残念。 【ゆきむら】さん 7点(2004-05-20 07:41:27) |
76.戦争の狂気とそれに巻き込まれた若者たちの友情を描いた名作です。戦場のあまりに強烈な描写のため、印象が偏りがちですが、デ・ニーロを中心として友情の素晴らしさと悲しさを強く感じました。普通の若者たちが、戦争を体験し、傷つきながらも、友を思い必死に行動する様子が描かれていきます。このような悲しみは、ベトナム戦争時代のアメリカだけのものではないのでしょう。とかく、悲惨な状況下でしか、真に信頼できる友達であるか否かを証明できないことが悲しい現実なのかもしれません。最後の友の死を悲しみ涙を流すシーンが胸に迫ります。チミノ監督の最高傑作です。 【パセリセージ】さん 9点(2004-04-08 20:20:01) |
75.ラストがいい。おれがアメリカ人だったら10点。音楽もいい。 【Shott】さん 9点(2004-04-06 18:35:35) |
74.私の中であのロシアンルーレットはやめてくれーと叫びたくなったシーンNo1。今後二度と破られることはないだろう。この他にも戦争に借り出される前のパーティや鹿狩り、あまりに悲しい結末。最後には何事もなかったかのように悲しく鳴り響くギターの音色等完璧です。 【hrkzhr】さん 9点(2004-03-26 00:02:41) |
73.傷つくのは米国人もベトナム人も同じなんだけど。戦争映画というのは難しい。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2004-03-02 18:28:29) |
72.これは評価が難しかったです。いろんな思いを排除して、映画に感動したとういう点を重視しました。最初観た時の印象の中では、やっぱりデ・ニーロがちょっと浮いてる感が気になり、評価の点で悩んだ一因でした。それと戦争の扱われ方も気になって、評価を厳しくしようか悩みましたが、やっぱここは感動したかどうかの点だけに焦点を置くことにしてこの評価です。 |
71.何があっても自分を絶対に故郷に戻らせてほしいと頼むウォーケンのセリフとそれを実行したデニーロのオトコの友情が熱い。 田舎で仲間と馬鹿なことをやって過ごした延々と続く前半と戦争という狂気に巻き込まれる中盤、田舎の元の世界にはもう戻れなくなってしまい、馬鹿騒ぎも鹿狩りも出来なくなってしまった後半という創りは対比的でよりリアルで分かりやすい。 前半の普通の日常生活のくそ長さが計算でやっているのか偶然なのか分からないが、見終わった後に深く響く。 戦争というのがいかに人と人生に影響を与えて変えてしまうのか考えさせられる。 ロシアンルーレットを通して人間の命が賭け事として軽く扱われることによって、逆に命の重さを感じずにはいられない。 |
70.この頃はベトナム戦争後遺症を扱った作品が多かったです。その中でも出色によい作品です。唯ベトナム軍の扱い方はハリウッド映画の限界を感じます。 【ジブラルタの星】さん 8点(2004-01-30 00:25:31) |
69.徴兵制度があるアメリカにおいて、この映画を見た若者はどう思っただろうか?いつ徴兵され、死ぬかも知らんアメリカ人の気持ちになってみると「これはただごとではない」。 この映画はよく「アメリカの言い訳だ」とか言われているが、 ただの映画監督がアメリカの罪を弁解する必要などないのでは? この映画のテーマはあくまでも、ベトナム戦争においてのアメリカがどうこうとかいうものではなく、「戦争が人に与える影響とは何か?」を問うものだと思う。もちろん、観客がニックやマイケルに感情移入できなければ、完全に彼らの気持ちは解るわけないのだから、多少はヒロイズムが必要だと思う。 |
68.とにかく音楽が最高。戦争という舞台から帰った兵士たちやそれを待ち受ける町の人間がそれぞれ心に傷を負いながらもお互い頑張って生きていこうとするひたむきさが良い。 【カイザー・ソゼ】さん 9点(2004-01-21 01:09:13) |
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67.アメリカの人も戦争で色々つらい思いをしたのだなあ、 と考えることができるようになったきっかけを与えられました。 【its】さん 9点(2004-01-05 01:07:37) |
66.3時間と言う長い時間を前編の平和な日常、中盤の戦争、終盤の戦争後の変わってしまった日常と3つに分けて表現する事で全ての時間の大切さをうまく表現している。 【ワトソン君】さん 5点(2003-12-29 01:07:09) |
65.ベトナム戦争での極限体験というものを理解していないので、もう一歩のところで感情移入できない。登場人物の行動は一つの選択にすぎないのではあるだろうが、本当にこれが真の友情なのか、考えさせられる。後味は良くないですね。あとデニーロが強すぎて・・・。 【神谷玄次郎】さん 4点(2003-12-21 15:59:31) |
64. |
63.はっきり言って難しい映画。4回程見たけどよくわからん。 だから、いい映画なのか悪い映画なのか判らないので、この 点数にしました。 【ゼファー】さん 5点(2003-12-12 01:58:40) |
62. 【STYX21】さん 4点(2003-11-23 23:07:22) |
61.延々と長いパーティーはチミノの特徴です。平和な日々が乱され、ベトナム戦争という陰が友情を引き裂いていく。デニーロが友情を果たすために再びウォーケンを探しに行くまでは、かなり退屈と感じる部分もあるのですが、それは平和というモノがそういうモノだというメッセージでしょう。再開した二人の前に厳然と広がる現実。そしてクライマックスのロシアン・ルーレット。あのシーンは何度観ても緊張が高まります。ひとり鹿狩りをするデニーロと雄大な自然が美しい。戦争などなかったら、悲劇は生まれなかったというメッセージが、今だからこそひしひしと伝わります。 【オオカミ】さん 9点(2003-11-18 23:39:05) |
60.儚く切ない友情、だが決して裏切りはしない 【ポジティブ】さん 9点(2003-11-13 00:33:12) |
59.厭戦感溢れる見事な映画なんですが、精神の極限状態を経験した者同士にしか分からない、男達の友情と愛を描いた作品とも言えるでしょう。牧歌的な青春ドラマが続く中、突然ベトナム戦争のドまん中。しかも、ロシアン・ルーレットの真っ最中という物凄いシーン! ! このロシアン・ルーレットの悪夢的体験が、前半の青春ドラマと共に、後半の悲劇的なドラマへ深いつながりを持つ。とりわけラストに用意された、デ・ニーロが演じるマイケルとニック(ウォーケン)との差しでのロシアン・ルーレットが圧巻だった。それはまさに命をかけた“愛”そのもの。ただ残念なのは、監督本人が言うような一般的な戦争として描かれておらず、ベトコンの狂気の拷問による後遺症というのは如何なものであろうか。しかしそんなことを差し引いても、アメリカ映画史上に残るべく傑作には違いない。哀感溢れる主題曲「カヴァティーナ」が目頭を熱くする。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-11-10 23:42:21) |
58.一つだけムカついたのはデニーロがウォルケンの葬式にまで、勲章のついた軍服を着ていた事。しかし、脱ぐ訳にいかないというのが悲しい。 ベトナムに行く前夜、フェリック・バレリの「君の瞳に恋してる」が掛かり、それに合わせて歌ったり町中の人々が踊ったり。その後の展開を逆算すべく使われたその選曲にとても辛い気分になった。 確かに、いいか悪いかを超えた映画だと思う。 【セクシー】さん 10点(2003-11-05 15:04:27) |