4.映像は美しいですなあ。揺れるようなサン・サーンスの「水族館」に乗せられて、陰影の多い自然光。なんでも旧約聖書が下敷きになってるそうだが、そういった「語られたお話」という印象の濃いストーリー。社会派ではない。ただ映画としての流れがも一つうねってくれなかった。ジワジワと破局に向って進んではいるんだけど、こういう映画はこれでいいのかな、もう少し細工が欲しかった、ってこと。イナゴから火事へのシーンは迫力。けっきょくみんな、良くなろう・浮き上がろう・寂しくなくなろう、として不幸を呼び寄せていってしまう。それを憐れむ者の視点ね。ああ、やっぱり聖書なんだ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-03-10 12:19:03) |
3.アビーとリンダの天国の日々。やっぱ男2人にはつらい日々。ビリーの帰りがもうちょっと遅けりゃみんなハッピーで終れた。あと少しの我慢だったのに、あんな目立つとこで。静寂を感じる映画で画も楽しめた。 【スルフィスタ】さん 7点(2003-11-24 00:47:09) |
2. ネストール・アルメンドロス(及びハスケル・ウェクスラー)の印象派絵画を思わせるキャメラの見事さと「動物の謝肉祭」を効果的に用いたモリコーネの音楽に…7点。テレンス・マリックのオリジナル脚本は70年代テイストの典型過ぎて個人的には余り高く評価できない。前作「地獄の逃避行」もそうだったが…。にしても「シン・レッド・ライン」までの20年間いったい何してたんだろ?このカントク。ちょっと伝説ていうかカルトになり過ぎ。まぁ「シン・レッドー」で化けの皮が剥がれたみたいだけど。 【へちょちょ】さん 7点(2003-03-09 11:55:03) |
1.やはりなんといっても映像美につきる。この映画のストーリーは実に淡々としていて、ひかえめで、おとなしくて、でも内容はそうじゃないのね。ひかえめな音楽もいい。ほんと、リチャード・ギアが若くてかっこいい。 【あろえりーな】さん 7点(2002-02-22 23:59:55) |