12.《ネタバレ》 航空アクションな序盤、ジャンキーな中盤、法廷劇な終盤、人間性を発露するオーラスと、中々に変わった展開をする点は先が読めなくてまあまあ面白いが、中盤がだいぶん長いことダルいのが映画としては玉に瑕。ただ、デンゼル・ワシントンの演技はまずまずだし(アクション俳優の面目躍如な序盤の緊迫シーンや、ラストシーンとかは言うまでも無く)、中盤までの内容からすれば意外と言える様な爽やかな鑑賞後感が残るのも悪くはない。一風変わった作品として、観ておく価値は有る。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-04-19 01:08:06) (良:2票) |
《改行表示》 11.《ネタバレ》 「酒、クスリ、タバコはだめ。特に酒」って5秒で話せる事を延々クドクド2時間18分かけて神様まで持ち出して教え説く道徳映画。ラリパッパっぷりがハンパないアメリカ人には必要な映画かもしれませんね。 冒頭から「コイツってこういう人間」っていうのが描かれてしまうため、予告編にあるような真実がどうのこうのな映画ではないって事がすぐに判ってしまいます。映画の核となるのが飛行機事故ではなくて、ソコなんだなぁっていうのが。 そして、その人間性が少なくとも日本人にはあーんまり一般的でないっていう。みんなクスリとかフツーやらないでしょ? 明らかな犯罪を気軽に犯したりしないでしょ? 最後には救済されたりしますが、個人的にはね、あそこでウソついて一生自責の念に囚われ続けるような後味の悪さがあった方が教訓になって良かったんじゃない?ってな気もします。いい話にしちゃった時点であのセラピーまんま聴いてるようなモンじゃない?みたいな。 私的にはパニックスペクタクルな冒頭20分だけでいいかなぁ。 見終わって、でもやっぱりお酒は美味しかったわ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-01 20:08:11) (良:2票) |
《改行表示》 10.《ネタバレ》 Dワシントンが悪役をやる映画であまり 面白かったものがなかったし、飛行機パニックと法廷物をごっちゃ にした陳腐なのもかと思って、つまらなかったら途中で観るのをや めようかと思って観始めたのだけど、最初の墜落シーンを見てから 引き込まれ最後まで観てしまいました。 機長がなぜああも酒とドラッグに溺れてしまっているのか、それを 事故まで会社は気が付かなかったのか、あそこまで寝不足と深酒状態 であんな神業的な不時着の判断と実際の操縦ができるのか、など多々疑問 はあるものの、ラストはほろりとするものがありなかなか良かったです。 最後に真実を語るまでちょっとあっけなかった気がするしもう少し委員会 で丁々発止のやり取りがあっても良かったとは思います。 飲酒を認めた機長の刑期はどうなったのでしょうか。事故の直接的な原因 は機体の問題だとはっきりしていたわけですし、シミュレーションで他の 10人のパイロットはいずれも墜落させてしまう結果になったことから、彼 によって多くの人命が救われたことは確かです。従ってむしろ飲酒により 気持ちが大きくなったことで本来なら挑戦しないアクロバティックな飛行 に挑戦して乗客を救ったことになれば刑期は大幅に減刑されるべきだとは 思います。恐らく助かった乗客から嘆願書が集まったかもしれません。 飲酒の啓もうを兼ねた映画のようですが、それだけ米社会でのアルコール 依存症問題が深刻だということでしょうか。 【キムリン】さん [地上波(吹替)] 6点(2023-09-25 21:49:37) (良:1票) |
《改行表示》 9.《ネタバレ》 アルコール依存症の男が立ち直るまでの軌跡が本筋なのですが、前半の飛行機事故描写があまりにリアルで緊迫感を伴っているためその出来の良さが作品全体のバランスをむしろ崩している感じです。 事故原因と機長の瑕疵との因果関係を追及された「ハドソン川の奇跡」が被り、観てるこちらは主人公がドン・チードル弁護士と共に運輸安全委員会に対して共闘する図式を予測していたのですが、全然違うんだなこれが。ドン・チードル弁護士なんかほぼチョイ出。委員会のメリッサ・レオはもっとガヤ扱い。話の七割で延々デンゼルの酒に吞まれる様を見せられるとは。 D・ワシントン上手いですけどね。なぜそんな情けないことになっちまってるのか脚本が説明していないので、ウィップという人物に対して興味が今一つ持てずじまいでした。もう少し彼の人間性を描写してくれていたら、ラストで「死者に罪をかぶせる」ほど堕ちてはいなかった彼の精神性にもっと感動できたのにな、とは思います。 いやーそれにしても酒瓶一本の画をあれだけ緊張感をもって見つめたのは初めての経験でしたよほんと。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-11 23:21:54) (良:1票) |
《改行表示》 8.《ネタバレ》 まったく予想外に、オッパイのアップのシーンから始まります。これは期待できるかなと思ったものの、結果的にはイマイチでした。原因ははっきりしています。実はオッパイの持ち主が物語の重要なカギなのに、冒頭を除いてほとんど描かれなかったから。どういう意図なんでしょうねぇ。 それに、アルコール依存と薬物依存の怖さはよくわかりましたが、かのアメリカにおいて、飛行前のメディカルチェックがないはずはなかろうという気もします。 ただし、インテリ役のドン・チードルはいいヤツでも悪いヤツでもカッコいいですね。これがささやかな救いでした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-06-12 02:34:25) (良:1票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 製作者のやりたいことは分かるが、描き方がまずかった。 嘘をつき、アル中を隠し、何とか無実を勝ち取ろうとする主人公。ところが最後の最後で、主人公は嘘をつくのやめ、すべてを正直に話す。 こここそがこの作品のミソであり醍醐味でありテーマである。…のであるが、残念ながら、それがうまくいっていない。 というのも、その「正直に話すきっかけ」になったトリーナという客室乗務員について、作中でほとんど語られていないからだ。 最後に正直に罪を認めたのはどう見ても「トリーナに罪をかぶせることはできない」という気持ちからに見える(もちろんそれ以外もあるだろうが)。トリーナの遺影を見て、主人公が答えにつまるシーンから見ても明らかだ。 だが、そうであるなら、どうして作中、もっとトリーナにスポットを当てなかったのか? そもそもこのトリーナという女性がどういう人物だったのかが作中に全然描かれていない。 一番大事な主人公とはどういう関係だったのか?すら語られない。最初に主人公とセックスしてるのもトリーナで、そこから主人公とトリーナが懇ろなのは察しがつくものの、そんなの誰も覚えてないって。 彼女はアル中だったらしいが、それすらも最後の最後で、降って湧いたように唐突に明らかになる。 さらに驚きなのが、事故の時、トリーナが死んだシーンすら出てこない。何でだ? なぜか別の搭乗員のカミーの死亡シーンは出てくるくせに・・。 あとトリーナが出てくるシーンと言えば葬儀のシーンだけ。見てる方は完全にトリーナって誰だ?ってなるだろう。 これで「トリーナに罪をかぶせることはできない」「だから俺は正直に話す!」ってなっても感動もクソもない。 この重要なシーンにからむトリーナをもっと話に出すべきであった。それなのに、ニコルというよくわからないシャブ中女はやたら出てくる。 逆にこいつ、出す意味ある?あんまり話に関係ないじゃない。 あとは、ちょっと長ったらしいことも残念だった。中だるみしすぎてダレる。この話なら1時間半くらいにまとめてもいいい。 【椎名みかん】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-06-27 07:47:22) (良:1票) |
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《改行表示》 6.《ネタバレ》 嘘ばかり付いてるアル中の男が良心の呵責に耐えられずについに白状して刑務所に入れられる話。 最後はアメリカ映画らしく険悪な仲だった息子となぜか和解。 しかしアル中とわかっててあんなにお酒を数多く揃えた部屋をわざわざ用意するなんてひどいですよね。普通なら酒を全部はずしますよね。 それと2時間半近い長編映画ですけど地上波で放送するのに90分ぐらいにカットしても全然問題ないような内容。 マイナス要素ばっか書いちゃいましたが背面飛行とか心情描写とか面白いのは間違いないですよ。点数的には、他人に薦めるほどじゃなくても面白かったといえる作品です。 【ume0214】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-02-11 13:14:39) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 腕のあるアル中のパイロットが奇跡的な操縦で危機を回避したものの飲酒操縦が発覚し処罰される話です。最大の見せ場はデンゼルが背面飛行で危機を乗り切るシーンでスリリングに展開します。その後はデンゼルのアル中の話になるわけですが、ちょっと長すぎて退屈になりました。せめて2時間弱にまとめて欲しかったです。ラストもなぜ急に改心して告白したのか判りずらかったように思います。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-01-28 21:41:42) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 彼の最後のカミングアウトには違和感を禁じ得ない。 あそこで「わからない」「答えられない」と答えても死者の名誉を傷つけることにはならないのでは? 一貫して聖人君子として描かれていたならともかく、 それまで嘘つきのアルコール依存症であった主人公が、突然あの場で心を入れ替えた理由の描写が足りない気がした。 【郭嘉】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-01-25 18:28:07) (良:1票) |
《改行表示》 3.以外に普通。期待していたのは、もっと法廷で争うような展開だったが、そうではなく、前半飛行機事故、後半アル中ドラマという内容。前半の飛行機事故は、さすがはゼメキスというかんじで、迫力のある素晴らしいつくり。 後半は、人間ドラマになってしまうので、ちょっと中だるみ。本当は5点といいたいところだが、前半部分迫力ある映像で6点という感じ。 【シネマファン55号】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-08-29 11:10:05) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 英雄か犯罪者かと言われれば彼の場合は「両方」としか言いようがないです。96人を救った英雄である事は確か。(ただし体調万全なら全員救えたかもと言うのはあるけど)。アル中で頭をスッキリさせるためにドラッグまでやって操縦桿を握る行為は犯罪者以外の何者でもないです。それがどっちつかずのあいまいな決着になったのは残念。アメリカってここまでアルコールに甘い国なんですか?アルコールチェックもせずにパイロットが飛行機に乗っていると言う事実に驚愕です。機内販売のウォッカにまで手をつけるようなら遅かれ早かれ大事故を起こしていたでしょう。彼の元恋人がアル中だったと言うのが事実だったかどうかはさておき、子供の命を救った「真の英雄」に罪を着せなかった事だけが唯一評価できる事です。ただそれだけの事で子供とも信頼回復できるなら彼にとっては願ってもない事ではと思えるラストでしたね。個人的には甘さの残るラストに納得がいかなかったです。 それともう一点だけ、せっかくホテルに閉じ込めておきながら冷蔵庫にアルコールを入れとくってどう言う事?これは彼の幻覚かと思ったら本当だったみたいだし、これが一番アンビリーバブルな出来事でしたね。これはいくらなんでもあり得ないでしょ? 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-31 16:37:32) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 アクションでもサスペンスでもなく予想に反しての重厚な人間ドラマ。さて、相変わらず安定感のあるゼメキス演出だが、パイロットが英雄視されるシーンがほとんどなく、その後の犯罪者への転落感が物足りなかったり、亡くなった女性との関係が充分に描かれていないため、どうみても最低のくず人間がいきなり証言を覆すのが唐突で違和感があったりと気になる点もちらほら。期待が大きかったので点数は辛目で・・・。死者を貶めることなく自ら犯罪者の道を選び、息子と和解する展開は爽やかな感動を覚えた。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-02 20:50:09) (良:1票) |