7.まずキャスティングがいい。 デニーロは語るまでもないが、ジェニファー・ローレンスはあらためて力のある魅力的な女優。 キャスティングには苦労したみたいだが、結局は縁。彼女でないと成り立たなかった。アカデミー主演女優賞も頷ける。 お互いに精神的病を克服しようとコミカルを交えながら立ち向かう姿は躁鬱の人に是非見せたい。 もしかしたら一種のセラピーになるかも? アメリカ映画の醍醐味を感じる心温まるラスト。こんな映画もたまにはいい。 |
6.前半はかなりの胸糞悪さ。 しかしそれもすべては後半のための布石。 後半・結末はなかなか面白かったです。
主人公(男)の立ち直りの早さというか、 急な身替りの早さは少々説得力不足か。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-05 17:07:47) |
5.ゴミ袋やめたら どっから見ても まともやのに・・・・・ 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-02-08 22:16:52) |
4.いかにもアメリカ映画って感じの作品。ストーリーだけ聞くと暗くなりがちな内容なのに、出てくる奴ら が皆イカレてて最高でした。心を病んだ人達が繰り広げるちょっと危なっかしいけれど目が離せなくて、最後まで生きる勇気をくれる素敵な作品でした。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-05-23 00:00:09) |
3.当初はシドニー・ポラックが監督に指名されていたものの、「俺じゃ無理だ」と言ってデヴィッド・O・ラッセルに手渡されたという本作。完成した作品においてはシリアスとユーモアが複雑に絡み合った絶妙な塩梅が実現しており、ラッセルの手腕が光りまくっています。予定通りにポラックが監督していればシリアスに振れすぎてしまい、ここまで楽しい映画にはならなかったでしょう。。。 ラッセルには本作の主人公と同じく双極性障害を患うご子息がいるようで、そうしたプライベートでの経験が映画にも活かされています。精神障害の患者を抱える家族のドラマと言われれば、それこそ『普通の人々』のような地獄の葛藤を想像しがちですが、ラッセルは必ずしも負の面ばかりではないという切り口でこれを描いています。子育てに失敗した父親が、もう一度これをやり直す機会として息子の精神障害が機能しているのです。本作はラブストーリーである同時に、家族の温かみが描かれたドラマでもあります。息子は過去に他人を半殺しにし、現在も頻繁に警察のお世話になっているが、家族は彼を決して厄介者とは扱わないし、腫れ物に触るようなよそよそしい態度もとらない。家族にしか出せない温かみが主人公を包んでいる。本作はその描写に成功しているのです。最近は手抜きが目立つデ・ニーロも、本作では久しぶりに高いパフォーマンスを披露。軽さと重さを絶妙に使い分けた演技には舌を巻きました。。。 他方、ジェニファー・ローレンスのオスカー受賞については疑問符が付きます。撮影当時21歳にして16歳年上のブラッドリー・クーパーの相手役を務め、デ・ニーロやクリス・タッカーをも圧倒した高いパフォーマンスには敬意を表するにしても、やはり、この役柄を演じるには年齢が若すぎたように思います。ティファニーはセックスをちらつかせることで男を操るメンヘラ女で、この役柄のイタさを伝えるには20代後半から30代前半の女優が必要だったのですが(当初はズーイー・デシャネルやアン・ハサウェイがキャスティングされていた)、これを若いローレンスが演じてしまったのでは少々ヤンチャなおねえちゃんになってしまうのです。監督も、彼女についてはねじ込まれたキャスティングであったことを匂わせる発言をしており、ローレンスのオスカー受賞については『恋におちたシェイクスピア』のグウィネス・パルトローのような胡散臭さを感じました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-16 01:47:58) |
2.THE 7点。いい映画でした。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-03-12 01:05:25) |
1.精神的に悩みを抱えている同士のラブストーリーという恐らく新しいパターンだが、その面白さを十分に引き出すことができている。家族設定やキャラクター造型、伏線など、脚本も非常に丁寧なのが伝わってくる。ローレンスとクーパーも非常に良い演技をしていた。盛り上がりどころのダンスシーンでの感動はもう少し欲しかったような気がするが、うまくまとまっており、素晴らしい。デパルマのような回転ショットを多用しており、「エクセルシオール」もハッカビーズを思わせる。なんだかだめな父親も友人も「ザ・ファイター」での得意の描写だ。一見普通のよくできた映画だが、ラッセルらしい映画になっているといえよう。ただし突き抜けたものは持っていないといわざるをえない。 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-02-23 17:59:42) (良:1票) |