《改行表示》 6.ひたすら辞書を作るという鑑賞中も感情移入させる映画です。 悪い映画ではないんです。私は途中でリタイアし、2回かけて見ました。 でも、こういう映画見て「つまらない」とか言うと、「お前は映画というものを理解できないんだ」って言われそうなんです。 だから、批判する人間が出てこないから、こんなクソ映画でアカデミー賞を取っちゃうんです。 私は正直に言いたい。 「この映画はなんてつまんない映画なんだ!」と。 実際、辞書作る人間なんて、つまんねえ奴だと思うよ。 【クロエ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-01-07 18:11:37) (笑:2票) |
5.いい映画でした。辞書作りのプロセスが丁寧に描かれていて興味深いです。配役も、原作未読にもかかわらずぴったりだと感じさせてくれるキャストでした。恋愛パートをあっさり進めたのも最近の邦画においては珍しい作りで面白いと思います(もしかしたらそれも原作通りなのかもしれませんがなにぶん未読なので・・・)。年代設定が1995年という、出版においてIT化が十分なされていないだろうと想像できる絶妙な年代なのも上手い演出だと思います。そうでなければ終盤のハプニングなんてあっさり解決してしまいますから。 あと、オダジョーの西岡が良いアクセントになって地味になりがちな画面を上手く締めてくれました。 【MASS】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-11 18:23:12) (良:2票) |
4.なかなか世間に知られることのない辞書作りをテーマにしているから、それなりに目新しく面白くなるのは当然という感じ。言葉への愛情は感じられたけど、登場人物に人間臭さが感じられず魅力がないため、どうしても薄っぺらい印象となってしまう。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-10-05 21:09:24) (良:1票) |
3.この映画は、スタッフみんなが大渡海のようにコツコツとまじめに作ってきた、そんな印象を受けました。地味な話だけど芯がしっかりしているし、変に笑いや一般ウケに走らないところが高いセンスを感じました。日本も、こういう仕事がきちんと評価される社会になってほしいですね。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-04-26 22:58:41) (良:1票) |
《改行表示》 2.10年以上かけて延々と辞書をつくる。ただひたすらに言葉を集め、編纂する。 おびただしい言葉の海に放り込まれ、漂い、もがき、“向こう側”に辿り着こうとする映画。 極めて地味な映画である。でも、なんとも愛らしい映画だった。 「言葉」そのものを敬い、愛する日本人ならではの物語だと思う。 また、「仕事」に一生をかけることへの憧れと羨望の描き出し方も、日本人ならではの特性をくすぐるものだった。 そういう意味では、とても日本人らしい映画だと思うし、この国の人々の普遍的な一側面を世界に対して理解してもらうにも有意義な映画だとも思う。 映画としては非常にオーソドックスで面白味が薄いようにも見えるけれど、一つ一つの画づくりはとても丁寧だった。 たとえば、編集室の書類の積み重なり方や、主人公の下宿の佇まいに至るまで、登場人物たちが息づく空間の空気感がちゃんと伝わってくる。 作り込まれた映画の世界観は、時に秀逸なアニメーションに通じる雰囲気を覚えた。 特に主人公とヒロインが出会うシーンなどは、ありふれた描写ではあるけれど、とてもキュートでファンタジックだった。 主演の松田龍平は地味な物語の地味な主人公を、彼の愛妻が言うように「面白く」魅力的に演じていた。 宮﨑あおい、オダギリジョー、小林薫ら脇を固める俳優たちの存在感もそれぞれ素晴らしく、味わい深い人間模様を見せてくれた。 映画的工夫の軽微な欠如は感じ、物語の核となる「言葉」や「料理」などにもう少し効果的にフォーカスを合わせてみても良かったように思える。 そうすれば更に芳醇な映画になったかもしれないけれど、そのいきすぎない「真面目さ」がこの映画のあり方だろうし、それはひいてはこの国が見つめ直すべきあり方に繋がるものなのだろうと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-03-16 10:15:57) (良:1票) |
1.期待しすぎた私がわるいのかしらね。でも、ここまで凡庸とは・・・嗚呼。「言葉」にこだわることのスリリングさが完全に欠けてるのは、致命的としか言いようがない! 【おばちゃん】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-11-15 22:32:09) (良:1票) |