4. 所謂「ヌーヴェル・ヴァーグ」の嚆矢となったジャン・リュック・ゴダールの長編第1作。それまでの仏映画の文法を敢えて意図的に逸脱させまくった斬新な映像&ストーリーは今なお新鮮。アメリカン・ニューシネマへの影響も大いに感じさせるインパクト。と、マァその歴史的意義は充分評価しますが、個人的にどうもゴダールは…正直苦手なモンで。コレと次作「気狂いピエロ」までは何とか観たんですが…。このヒト、自分が撮りたいという欲望に忠実過ぎて、観客に見せられるクオリティに仕上げるプロ意識ってヤツを余り感じられず、その後は何か敬遠気味ですね。相性が悪いのかも…。 【へちょちょ】さん 7点(2002-12-31 15:52:05) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 大したストーリーではないのに結構引き込まれた。ニューシネマに影響を与えたという雰囲気と言い、ラストと言い、非常に洒落ていてカッコいい。自分が欲しいものを求めても、今の自分に気付いていないため上手くいかない。青春モノの良さが上手く表現されており、主演の二人も素晴らしい演技を見せている。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-22 12:05:10) (良:1票) |
2.ヌーベルバーグ?うっ?何それ?私はどちらかというとハンバーグの方が好きなのですが、この作品、思っていた以上に楽しめた記憶があります。何だか最初は堅苦しい映画なのかと思ったけど、いやいや、どうして、ちっともそんな事はなくて、解り易いし、主人公のバカっぷりとヒロインの可愛いけれど、男を弄ぶ態度などは腹は立つものの、男も男でアホやし、要するにこの映画は私のようなアホにでも結構、楽しめる作品として評価したいと思います。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-06 22:06:00) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 学生の時『ボルサリーノ』でジャン・ポール・ベルモンドをかっこいいと思い、ただ彼が出ているというだけで借りて観たのが最初。普通に楽しめた。印象に残るのはやはりベルモンドのかっこ良さとセバーグの可愛らしさ。そしてラストシーン。男が死んだあとの女の素に戻ったような表情がなんともいえない余韻として印象に残る。その後フランス映画をちょっとだけかじり、今作がゴダールと知りなんとなく”らしい”なと思ったりもした。女をとことん可愛らしく、そしてとことん理解し難い生き物として描いてるような..。「厄介だが惚れてしまった」うんうん「美人なら他にいるがダメなんだ」うんうん。しかしボガートに憧れる男がニューヨーク娘に惚れるというどこか薄っぺらな恋愛感。女もそれに乗っかるが薄っぺらさを拭いきれない。若者の恋愛感をリアルに描いていると思う。そして今作は役者を街中を歩かせ手持ちカメラで撮影しているのだが、そのせいで、みんな役者を見るわ見るわ。こんな描写も当時は斬新と感じたのかも。撃たれたあとフラフラと歩き倒れる。通りすがりの人達は酔っぱらいと思ったらしい。それはそれでリアルなのかも。 【R&A】さん 7点(2004-03-25 13:04:00) (良:1票) |