6.藤原竜也さんの狂気に満ちた演技に戦慄をおぼえた。なかなか良い。ただ、松嶋菜々子さんが演じた役の白岩篤子は油断し過ぎ。 【クロ】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-09-01 14:46:59) (良:1票) |
5.私刑を禁じた「民主的法治国家」が抱える古いが本質的な 問題を扱っている映画はたくさん作られている。 そういう意味でストーリもテーマも取り立ててみるべき点は ない映画だった。 唯一、犯人の理解し難さ加減を必要以上にキャラクターっぽく 物語化することなく、また妙な予定調和におわらせることなく 最後まで淡々と「何かが抜けおちている奴」で徹底させている ところがいいとおもう(救いがないが)。 その点では藤原達也の「うまい演技」も余計なものかもしれない。 精神鑑定の結果、無罪になるという更に救われない現実があるが そういう意味ではまだこれでも現実の救われなさのほんの少し しか描かれてはいないのでしょう。 【ウンコマン】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-06-08 11:48:10) |
4.ビー・バップ・ハイスクールの作者でもある原作者・きうちかずひろが「実写作品として制作したくとも、映画監督としての実績もコネもカネもない。漫画として描き上げようにも、自分はそこまでスキルのある漫画家じゃないし。(涙)」と、原作のあとがきで語っていたのを思い出します。映像化、おめでとうございます。
元々「現実的か否かで言うと、ギリギリ・アウト」な原作なのですが、その好奇的かつシンプルな筋立ちを、(若干の差異はあるものの)余計な手心を加えず実写化した点に、先ず好感。
クズ男役に藤原竜也というキャスティングは、なんというか良くも悪くも方程式と化してきましたね。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-09-23 02:56:45) |
3.台詞が多すぎる。 余貴美子に語らせる、殺人未遂者の動機の補足説明などは完全な蛇足だ。
特に、後半での大沢たかおと山崎努の二度に渡る問答やら、 岸谷五郎の熱弁やらの長々とした弁論に至っては、 平行して藤原達也を放置する映画内時間の間延び状態となり、 作劇上の瑕疵ともなっている。(松嶋菜々子の扱いに関して)
機敏なアクションの連続で緊張感を持続させた前半からの失速ぶりが勿体ない。
監視社会化のアイデアを駆使してひたすら危機突破の活劇に徹すれば また違った面白さを獲得しただろうが、 後半はA級的内面ドラマに傾きすぎたということだ。
藤原の逃走シーンでの木々の不穏なざわめきや、 杖をつく山崎努の着衣をなびかせる風の感触など、 後半も台詞の無いシーンこそ所々で光る。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-05-19 21:07:43) |
2.ちょっと現実味のないところもあったが話に勢いがあるため最後まで気にせず観れた。それにしても藤原竜也はこういうクズの役がなぜかハマりますね。 【しっぽり】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-05-13 20:50:34) |
1.そんなに悪くない。
ストーリーをひねってない分、余計な布石を気にせず素直に浸れる。クズの扱いと金の誘惑に翻弄されながら観るのが正しい鑑賞方法かと・・どうせ結論は出ないと思うし。
新幹線降車までの迫力は結構なものだ、細かいツッコミ所はあるにせよ力技でグイグイ引っ張る演出はたいしたもの、今日本でこのレベルの映画を撮れる人が他にいるだろうか?
役者の演技は皆大味ながらも、うまくこなしてると思う、後味の悪いラストも三池監督のほくそ笑む顔が浮かぶぐらいイヤミで感慨深い、スンナリ進みすぎた話にチクリと来るイライラ感が味だろう。
エンドロールで流れる曲のダサさにはちょっと驚いた、何か考えがあるのか?鑑賞後そこだけが妙に気になった。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-05-01 11:31:19) (良:1票) |