12.これは4DXで鑑賞しないと意味がない。絶対に名古屋まで見に行ってもらいたい。伏屋駅で降りてそこから歩いて映画館へ行け。灼熱の名古屋だから熱中症に気をつけろ。ただし息は整えておけ。さもないと映画館で倒れるかもしれない。結論から言うと「パシフィックリム」は4DXと抜群に相性が良い。これはフルボッコ映画なのだ。怪獣に殴られると椅子から降り飛ばされそうになる。すごい。魂まで持って行かれそうになる。ただし体調を崩す可能性もある。私は映画館から出て鏡をみたら顔が真っ白になっていた。昔、ボーンシリーズで手ブレ映画が流行したが、4DXは観客そのものが揺れる。ジェットコースターと同様に少なくともポップコーンを食べながら見られる環境ではない。鑑賞中は背中をボコボコに殴られるし、しかも水をかけられるし、さらには閃光をあびせられるし、挙句の果てには映画館全体が霧に包まれてスクリーンじたいが見えなくなることだってある。もはや映画どころではない。しかし未来の映画の1つの形としては観る価値は充分にあると言っておこう。4DXでは我々観客もダメージを受ける。1つ忠告しておく。怪獣に殴られそうになるときは身構えろ。椅子にしがみついて、降り飛ばされないようにしろ。シートベルトをしないから平気だろ?と思ってはいけない。予想を遥かに超えるくらい激しいぞ。しかもマッサージ機で背中のツボをジャストフィットされる瞬間のようにピンポイントに観客が攻撃されるのだ。主人公ロボが倒されると観客も痛みを感じるために「やられた!」という実感がリアルすぎる。だが、冷静に周りの観客を観る余裕も欲しいところだ。よく見ると観客が空中に飛び上がっているように見える。上下に揺れるのだ。観客が悲鳴を上げている。おかしくて笑みさえこぼれてくる。もはや映画どころではない。クライマックスになってくると3Dメガネが水浸しだ。冗談じゃない。ストーリーなど理解できない。ていうか理解するな。考えるな、感じろ、体感しろ。それをさせてくれるのが4DXなのだ。はっきり言うと世界が救われたのかどうかさえ理解できなかった。乗り物酔いのアネロンは必須だ。4DXバンザイ! 【花守湖】さん [映画館(吹替)] 10点(2013-08-15 22:52:45) (良:7票)(笑:2票) |
11.上映前に買った飲み物をカバンに入れたまますっかり忘れてしまっていて、上映後興奮してカラカラに渇いた喉に一気に流し込んだ。 映画は常に没頭して観ているつもりだけれど、それでもこれほど“無我夢中”になった映画はあまりない。 そして、これほど監督をはじめとする製作スタッフに「感謝」を捧げたくなる映画も珍しい。
冒頭、いきなり異次元から“怪獣”が問答無用に襲撃し、人類側の最後の砦である“巨大ロボット”が、文字通りの肉弾戦を繰り広げる。 実際、ひたすらにそれの繰り返しの映画である。ストーリーなんて明らかに後付けで、突っ込みどころ満載。 しかし、その“ほつれ具合”こそ日本人が生み出し、愛した「怪獣映画」「ロボットアニメ」の真髄であろう。
もはや巨大な鋼鉄の“建造物”であるロボットが大勢の技術者によって“起動”し、パイロットによって“駆動”する様の一つ一つに対して、高揚感が治まらず、思わず座席から身を乗り出して終始ニヤニヤしてしまっていた。 怪獣の襲撃シーンで用いられている音楽は明らかに“伊福部昭オマージュ”に溢れており、怪獣の重量感による地響きと共に響く旋律に涙が溢れそうになった。
そして繰り広げられる大攻防戦。「これぞ大スペクタクルだ!」と古風な言い方を敢えてしたくなる。 日本の本多猪四郎、米国のレイ・ハリーハウゼン、映画史に名を残す“怪獣映画の父”たちにこの映画を捧げたギレルモ・デル・トロ監督の意志は紛れもなく崇高で、日本人映画ファンとして感謝の念が尽きない。
普段は絶対に字幕版しか観ない主義だが、「これは米日合作映画だ!」と一方的に現実逃避を決めて、今回は敢えてIMAX3Dの日本語吹替え版で鑑賞した。 製作スタッフの、日本のアニメ文化への崇高な尊敬の念に対して呼応するように揃えた豪華声優陣が功を奏して、素晴らしい吹替え版に仕上がっていると思う。 何よりも、この映画に限っては、怪獣映画、ロボットアニメに純粋に興奮した「あの頃」に完全に立ち返って鑑賞すべきであり、字幕を追うなんて無粋なことを避けることもまた一興だろう。
兎にも角にも超最高!ありがとう!ギレルモ・デル・トロ! 続編、スピンオフ、ロン・パールマン並みのしぶとさで期待しております。 【鉄腕麗人】さん [映画館(吹替)] 10点(2013-08-20 16:58:40) (良:7票) |
10.こいつはヤベーぜ!!ツレがこの映画は日本語吹替で見るべしといったので、洋画は字幕じゃなきゃ絶対ダメー!とゆう、オレの中二病的持論を曲げてまで、吹替で観てやったぜバカヤロー!感想?そりゃアンタ、吹替の声優陣観りゃワカンダロー!コンチクショー!日本の怪獣ロボットアニメオタクの監督に対するこれが日本配給スタッフの答えだ!と言わんばかりの豪華なラインナップ!アムロがいる!シャーがいる!綾波がいる!スネ夫もいる、とにかくだ、日本ロボットアニメのそうそうたるメンバーが、熱く吹替してやがんだよーーー。最近じゃあれだ、声で機械は反応するから、ロケットパーーーンチ!も炸裂だ!なんか泣けたぜ!戦闘シーンで大泣きだ!好きな人にゃ、たまらん映画だが、怪獣対ロボット?そんなもん知らんってゆー奴には、なんのこっちゃな映画だぜ。でも、それでいい!そこがいい! 【なにわ君】さん [DVD(吹替)] 10点(2013-12-20 05:53:46) (良:1票)(笑:2票) |
9.ロボットと怪獣の戦う様に郷愁を感じながら盛り上がるのは大いに結構なことだと思うしよく理解できる。が、日本中がギルレモ・デル・トロ、ありがとう的な言説に塗れていることに違和感を覚える。この作品を見る限り、監督が日本のアニメや怪獣ものを特に偏愛しているようには思えない。そのプロットを使っているだけ。オタクでもなんでもない。KAIJUとかだれそれに捧ぐとかに過剰に反応しすぎだと思う。ただ、この人は世界中のクリーチャー・モンスターものをたくさん見ている。これまでの作品を見ればその異形の者への偏愛ぶりからもよくわかる。前作『パンズ・ラビリンス』が『ミツバチのささやき』をなぞっているのもそこに『フランケンシュタイン』が入っているからかもしれない。たしかデルトロ監督のマイベストにコクトーの『美女と野獣』やムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』が入ってたようにも記憶しいている。そういう意味ではもうちょっとカイジュウに畏怖するものが欲しかったように思う。この作品でのギルレモ・デル・トロらしさは異界に通じる出入り口があるという物語の破綻を防ぐ便利アイテムがあるぐらいか。お金をかけた大作ゆえか、とにかく美術を含めた演出に「らしさ」がないのが不満。何が映ってんだかなバトルアクションは不満を通り越して不快。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 4点(2013-09-05 16:49:03) (良:3票) |
8.非常にバカな設定を真面目に作っており非常によい。ロシアと中国弱すぎない?(笑) 【とま】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-10-19 18:56:29) (良:1票)(笑:1票) |
7.芦田愛菜はあまり好きでは無かったけど凄いもんですね。菊池さんは英語は流暢なのに日本語に違和感が…。肝心の内容ですが、巨大怪獣相手に戦闘方法が殴る蹴るだけでロボである意義をあまり感じなかったのが残念です。また空想科学にケチを付けるのは野暮ですが、あんなに敵が硬かったらこの世の材質や燃料じゃ勝てんでしょうよ。この後に及んで核やメルトダウン的ネタにも笑いづらかったのが本音。ロボット、怪獣の造形もマジンガーやウルトラQに見られる造形美をまるで感じなかったのが残念。この手の映画は好きな方ですが、はっきり言って驚きや発見はありませんでした。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-08-10 16:31:48) (良:2票) |
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6.『大日本人』がハリウッドでリメイクされるとかいう噂がありましたけど、まさかそれがこの『パシフィック・リム』だったりして?と言いたくなるくらい、この作品も“カイジューごっこ”に特化した内容になっております。本作で怪獣と戦うのは冴えない巨大なオッサンではなくって、曲りなりにも巨大ロボ(あの“イェーガー”を最も端的に表現する日本語は“巨大ロボ”です)。その巨大ロボで戦う連中が一応は主人公とその周辺、ってなことになっているけれど、スターと言える俳優を中心には起用していないキャスティングを見てもわかるように、人間を描く気がさらさら無くって、ひたすら、巨大ロボvsカイジューの戦い。二人一組で巨大ロボを操縦したり、主人公のライバルがいたり、最低限のドラマのネタは用意しているけれど、申し訳程度のもの。だいたい、彼らが巨大ロボに乗り込んでいるのだって、操縦するために乗っているのやら、攻撃を受けるたびに中で操縦している人間が振り回される光景を描くために乗っているのやら(ロボがやられるたびに操縦する人間がこんなヒドイ目に遭うなんて、一体どういうシステムなのか。ダメージを負うたびにコックピットに火花が飛び散るレトロ感覚もまた)。という、ひたすらバトル、そこだけに力点を置いて作られた映画です。正直、ややクドイので、カイジューを一刀両断のもとに切り裂いてやっつけるシーンでは、むしろその手っ取り早さに少しホッとしちゃったりも。それにしても、二人で操縦するという設定、(いくら製作サイドに興味が無いとは言え)もう少し何か生かせなかったか、という気もするのですが、映画冒頭で主人公が兄とやたら気の合うところを見せるシーンでは、その見事な連携ぶりに、奈良・中谷堂の「高速餅つき」を連想してしまいました、ははは。あと、別のシーンで、操縦する二人がファイティングポーズをとったりしていると、“いつもここから”の「悲しいとき~」のネタを連想してしまいました。はははは。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-03-25 22:27:29) (良:1票) |
5.男の子なら誰もが夢想したであろう、巨大ロボット対怪獣。ハリウッド製なのに日本人向けに考えられてる気さえします。 惜しむらくは、殆どの戦闘シーンが夜だったり深海だったりで、暗くてせっかくのロボットや怪獣がよく見えません!! 【毒林檎】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-02-23 11:46:32) (良:1票) |
4.この映画のスタッフの怪獣映画に対する熱意は伝わってきたし、ロボット2人で操縦して戦うという設定もなかなか良い。でも、肝心のそのデザインが微妙だと思った。ロボットはシンプルでまだいいんだけど、怪獣がなぁ…。ダサイんですよ…。なんかどの怪獣も気持ち悪いんです。変な幼虫?みたいなのもでてくるし…。怪獣にもっと魅力があったら良かった。あと、主人公はいかにもステレオタイプなアメリカンヒーロー野郎なのでこいつもあまり好きになれず。怪獣の生態を調べようとする博士?のおっさん2人はいい味出してた。あの2人の掛け合いは好き。 【ヴレア】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-01-10 16:44:49) (良:1票) |
3.突っ込みどころこそ、愛嬌。ぼくらが好きにならないなんて、あまりにも悔しすぎる。ぼくらのために作ってくれたトロ監督に感謝せねば。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-08-25 06:35:19) (良:1票) |
2.もう少しイェーガーロボのつくりはシンプルでも良かったかと思います。そんでもってもう少し明るい場所で戦って欲しかった。残念なのはカイジュウ側の造形。なんかどれも似ているしゴジラとかに出てくる怪獣のような魅力がない。あと、あのデカさなんだからもう少しゆっくり重量感がある動きの中で殴り合いをしてもらったほうが迫力があったと思います。必殺技とかももう少し凝った演出のものが欲しかったです。ここまで書いて思うことはウルトラマンやゴジラの忠実な実写映画を観てみたいということかもしれません。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-08-21 18:37:15) (良:1票) |
1.上映してる中で一番小さいスクリーンだったのでそれならDVDで家で見た方がいいかなと迷いましたが、思い切って3Dで見たらスクリーンの小ささはそれほど気にならなかったので正解でした。むしろ目が疲れるのでスクリーンの大きさが丁度良く感じましたね。アバター以来の3Dでしたが、以前より違和感なく自然に飛び出してる見えるようになった気がします。正直初めてこの映画のCMを見た時は「うわーつまんなそう、誰がこんなの見にいくんだよ」と思いましたがみなさんの評判を見て思い切って見に行って正解でした。まさに奇跡の一本。こういった映画は予算を集めにくい気がしますが、その中でよくここまでのクオリティーまで高めて完成させられたと感心します。あっさり味のような感じかと思いましたが予想とは違いかなり濃厚な映画でした。音楽は派手さはないもののなかなかいい感じでテンション上がりますね。人を選ぶかもしれませんが、これは間違いなく映画館で見るべき映画。DVDを見て映画館で見れなかったことを後悔する人がたくさん出ると思いますよ。少しでも気になったら見に行くべきです。 【映画大好きっ子】さん [映画館(吹替)] 10点(2013-08-20 16:31:56) (良:1票) |