《改行表示》 6.《ネタバレ》 期待通りのロボットアニメ&怪獣映画のエッセンス全開の映画でありました。 グロイ戦いぶりや操縦系統はモロに「エヴァ」で、いろんなロボットアニメから頂いたような武器や必殺兵器も楽しいです。 平成版「ガメラ」をパクったようなシーンもいいです。 ロボットアニメの要素が強いので、ハリー・ハウゼンと本多猪四郎という怪獣の名匠だけに捧ぐというのは語弊があるような気もします。 迫力は充分ではあるがとにかく絵が暗い!! 意図的に怪獣の全貌をわかりにくくしているのかもしれないが、怪獣の姿がわかりにくい!! そして日本の幾多の怪獣たちと違って、怪獣がグロイばかりでかっこよくない。 ゴジラを代表する日本の怪獣たちはかっこよく、そして美しい。怪獣の描写がハリウッド定番の異形の生物であったことは残念だ。 内蔵まるだしのような要素は「怪獣」ではない。中身がわからない、わからなくてもいいのが「怪獣」なのだ。これが日本人とアメリカ人の決定的な違いだと思う。 ロボットが戦う舞台として夜の市街戦というのは、アニメではOKなのだが、実写では実は難しい。 人口の建造物の中にロボットが立つと、ロボット自体が背景に埋もれてしまうのである。これはかつての日本の実写ロボット映画「ガンヘッド」が実証している。 ジャングルや砂漠といった大自然の方がロボットは映え、大都会の中の方が怪獣は映えるのである。 スタッフはこのバランスに苦慮したかもしれないが、全体的に絵がごちゃごちゃしすぎて、わかりにくくしている原因になっているように思う。 菊地凛子がアクションもこなし、あの衣装で堂々とヒロインを演じていることは日本人として誇りを感じます。 ハリウッドや香港では、こういう女優ってあたりまえにいますが、日本では本当に貴重です。 日本人としては、つっこみたくなる要素は多々ありますが、ロボットアニメと怪獣映画をマジで合体させてくれたスタッフには敬意を表します。 この夏1番のB級アクションとしてオススメです。 【どっぐす】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-08-12 01:53:00) (良:5票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 香港で戦闘するまでがちょっと長くてつまんないなぁ・・・とか思ってて、 いざ戦闘シーンに入ったら、いつの間にか引き込まれていた。 なんというか、理屈抜きで「アツい」。 怪獣ぶん殴る。水上でなんか動きがもどかしい感じから、地上に出て一気にヒートアップ。 「最初っからソード使えよ!!」なんてツッコミを入れたくなるけれど、ツッコミ所があるのも、怪獣映画らしい大味な感じで、様式美というか。 そして好感触だったのが、ベッドシーンやキスシーンが無い所。さんざん良い雰囲気で、「心が結合」とか怪しいワード入れてあるのに。 監督の、怪獣映画へのリスペクトからでしょうか。いいね。 後半の「いくぞ!!」って呼びかけるとこはインデペンデンスデイのような。 子供の頃見たらくっそハマっていただろうけど、1回で満足かなぁ~。でも面白い映画でした。 【OKfilms】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-10-10 01:07:35) (良:1票) |
4.『大日本人』がハリウッドでリメイクされるとかいう噂がありましたけど、まさかそれがこの『パシフィック・リム』だったりして?と言いたくなるくらい、この作品も“カイジューごっこ”に特化した内容になっております。本作で怪獣と戦うのは冴えない巨大なオッサンではなくって、曲りなりにも巨大ロボ(あの“イェーガー”を最も端的に表現する日本語は“巨大ロボ”です)。その巨大ロボで戦う連中が一応は主人公とその周辺、ってなことになっているけれど、スターと言える俳優を中心には起用していないキャスティングを見てもわかるように、人間を描く気がさらさら無くって、ひたすら、巨大ロボvsカイジューの戦い。二人一組で巨大ロボを操縦したり、主人公のライバルがいたり、最低限のドラマのネタは用意しているけれど、申し訳程度のもの。だいたい、彼らが巨大ロボに乗り込んでいるのだって、操縦するために乗っているのやら、攻撃を受けるたびに中で操縦している人間が振り回される光景を描くために乗っているのやら(ロボがやられるたびに操縦する人間がこんなヒドイ目に遭うなんて、一体どういうシステムなのか。ダメージを負うたびにコックピットに火花が飛び散るレトロ感覚もまた)。という、ひたすらバトル、そこだけに力点を置いて作られた映画です。正直、ややクドイので、カイジューを一刀両断のもとに切り裂いてやっつけるシーンでは、むしろその手っ取り早さに少しホッとしちゃったりも。それにしても、二人で操縦するという設定、(いくら製作サイドに興味が無いとは言え)もう少し何か生かせなかったか、という気もするのですが、映画冒頭で主人公が兄とやたら気の合うところを見せるシーンでは、その見事な連携ぶりに、奈良・中谷堂の「高速餅つき」を連想してしまいました、ははは。あと、別のシーンで、操縦する二人がファイティングポーズをとったりしていると、“いつもここから”の「悲しいとき~」のネタを連想してしまいました。はははは。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-03-25 22:27:29) (良:1票) |
3.この映画のスタッフの怪獣映画に対する熱意は伝わってきたし、ロボット2人で操縦して戦うという設定もなかなか良い。でも、肝心のそのデザインが微妙だと思った。ロボットはシンプルでまだいいんだけど、怪獣がなぁ…。ダサイんですよ…。なんかどの怪獣も気持ち悪いんです。変な幼虫?みたいなのもでてくるし…。怪獣にもっと魅力があったら良かった。あと、主人公はいかにもステレオタイプなアメリカンヒーロー野郎なのでこいつもあまり好きになれず。怪獣の生態を調べようとする博士?のおっさん2人はいい味出してた。あの2人の掛け合いは好き。 【ヴレア】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-01-10 16:44:49) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 まず3Dメガネのせいなのか画面がやたら暗くて、夜間のシーンが見づらかった。そのためか「怪獣」も「イエーガー」もそれぞれ区別がつかず、「怪獣」=全部ヌメヌメした両生類、「イエーガー」=全部錆びた鉄の塊 といった印象。自分もロボ世代なので皆さんのように楽しみたかった。でも「怪獣」の外皮はもっと硬くなくてはダメでしょう。あれじゃミサイル一発で吹き飛びそう。あと物語的に父子のパイロットがいて、子の方が死んじゃうって..ラストのハッピー感台無しです。父が死んで子が成長するお決まりのパターンじゃいけなかったかな。 【ピチクン】さん [映画館(吹替)] 6点(2013-09-03 15:09:30) (良:1票) |
1.もう少しイェーガーロボのつくりはシンプルでも良かったかと思います。そんでもってもう少し明るい場所で戦って欲しかった。残念なのはカイジュウ側の造形。なんかどれも似ているしゴジラとかに出てくる怪獣のような魅力がない。あと、あのデカさなんだからもう少しゆっくり重量感がある動きの中で殴り合いをしてもらったほうが迫力があったと思います。必殺技とかももう少し凝った演出のものが欲しかったです。ここまで書いて思うことはウルトラマンやゴジラの忠実な実写映画を観てみたいということかもしれません。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-08-21 18:37:15) (良:1票) |