5.カンバーバッチが敵役らしいという一点に惹かれて観たのですが、なんとも騒々しい作品でした。エンタープライズ号とかカーク船長とかスポックとか、形だけは「スター・トレック」ですが、かつてのTV版とは雰囲気もキャラクターもずいぶん違います。「仏作って魂入れず」とは、まさにこのことでしょう。 特にカークもスポックも、年齢が若いという設定もあるでしょうが、ずいぶん幼稚な筋肉バカに見えます。こういう人材に宇宙の探査を任せて大丈夫なのか、いろんなものを見落とすんじゃないかと不安になります。 それに期待のカンバーバッチも、やや特殊とはいえ地球人として登場したことに驚き。宇宙の果てまで旅していながら、結局は内輪揉めの話かよと。決戦の部隊は地球かよと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-08-08 00:44:47) (良:2票) |
4.どこを通ってどう着地するのか分からない、例えるなら蛇行運転のようなストーリーだったが、それがかえって面白かったような気もする。 感心するのは、「スタートレック臭」みたいなものを(よくも悪くも)しっかりと残しながらも、オリジナルをまったく知らないどころか、リブート版の前作を見ていない人間でも問題なく楽しめるように出来ていること。そういう意味ではかなり丁寧な作りといえるのかもしれない。 総じて言えば、けっこう良く出来た派手な娯楽映画という感じ。安牌。 【肛門亭そよ風】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-09-01 15:12:45) (良:2票) |
3.いやー『スター・トレック』愛されていますね。酷評は好きだからこそ。ファンの気持はよく分かります。各々の中で『スター・トレック』の定義がありますから。でも♪これも『スター・トレック』あれも『スター・トレック』たぶん『スター・トレック』きっと『スター・トレック』♪じゃないかと(松坂慶子・愛の水中花より引用でございます。年がバレますね)。自分は結構楽しめました。前作の感想でも触れましたが、優秀なコメディリリーフ、サイモン・ペッグが活躍したのが大きいと思います(『ミッション・イン・ポッシブル・ゴーストプロトコル』と同じ役回りですけど)。娯楽作品として幅が広がりました。彼の相棒、喋らない毒チンチラみたいな奴も存在感抜群。冷静沈着なバルカン人スポック副長の激情ぶりも微笑ましく、敵役も含めキャラクターは際立っていたと思います。それだけで許せてしまうのが、私にとっての『スター・トレック』なのです。SFというよりアクション映画の趣が強い本作ですが、たまにはこういうのもイイでしょう。スタートレックの魅力は、宇宙よりも広いのですから。 【目隠シスト】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-09-24 18:50:51) (良:1票) |
2.こんなに期待はずれだった映画はいつ以来でしょうか。1作目は各キャラクターの個性がとても良く描かれていたのに、本作では人間描写がかなり大雑把になってしまいました。クリス・パインだけが有名になってしまったせいで、他のキャラクターの扱いが小さくなった気がします。ストーリーや人物描写もイマイチなら、アクションシーンも工夫が足りません。「スター・ウォーズ」の新作、この人に任せていいのですか? 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 3点(2013-09-06 23:30:04) (良:1票) |
1.前作が水準値の高い出来だったので、かなり期待して鑑賞しました。初っぱなからてんこ盛りの大サービス。この監督らしい演出だ。火山での映像は、ほんの数分だというのに力の入れ用が半端ない。さらにテンポ良く続く展開。爆破、奇襲、逃亡、追跡、攻防、捕獲。いい塩梅で話が進み、さぁこの先どうなるんだ?とワクワク度アップ。ところがどっこい。規則を破るカークでも、その後の予定調和を崩すことなく話は進みエンドロール。アクションシーンや特撮シーンは圧巻なのに、ちょっと勿体無いぞ。ただ個人的に、スポックの感情剥き出しのシークエンスは、もう涙が止まらなかったです。どんな奴が敵でも味方でもこの「スター・トレック」は、カークとスポック、この男二人の物語なんですね。次作は過去にタイムスリップかな?www |