飛べ!ダコタの投票された口コミです。

飛べ!ダコタ

[トベダコタ]
2013年上映時間:109分
平均点:8.40 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-10-05)
ドラマ戦争もの実話もの
新規登録(2013-07-18)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2022-06-01)【3737】さん
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監督油谷誠至
キャスト比嘉愛未(女優)森本千代子
窪田正孝(男優)木村健一
柄本明(男優)森本新太郎
ベンガル(男優)高橋源治
綾田俊樹(男優)佐吉
洞口依子(女優)村上敏江
中村久美(女優)木村とよ
芳本美代子(女優)篠田和子
螢雪次朗(男優)浜中幸三
園ゆきよ(女優)松乃
脚本友松直之
音楽宇崎竜童
美術稲垣尚夫
あらすじ
終戦から僅か数ヵ月後のこと。新潟県の離島、佐渡ヶ島の小さな漁村に英国空軍輸送機ダコタが不時着した。青い目をした“鬼畜米英”の登場に、村は騒然。果たしてダコタは再び飛び立つ事が出来るのか?新潟県民はおろか、佐渡島民にさえほとんど知られていなかった感動の実話が足掛け2年の製作期間を経て、奇跡の映画化。さらに奇跡の全国ロードショー。
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【口コミ・感想】

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2.《ネタバレ》 まず終盤の村長の言葉は、印象的ではあるが微妙である。軍部の起こした戦争だった(国民は無責任)というのは現在も国民的常識であるから、ここであえて国民側の責任を指摘してみせた度胸は買う。しかし続いての“次の戦争を止める”との発言を聞けば、結局“誰か(要は国)が戦争を起こそうとしているので国民は止めなければ”といった昔ながらの脅威論のようで鼻白む。 当時はともかく、現実に有権者の投票行動が国の方向性を左右している(実際にした)現代においてこそ、民主主義の制度を通じた国民の主体性と責任感の発揮が求められており、その中で、今後の戦争の抑止に向けた現実的な努力も期待されることになる。そういった意図なら賞賛するが、そうでなければせっかくの感動作に古風な政治的メッセージなど込めるのは歓迎できない。むしろ劇中の経過を素直に受けた形で、広い民間交流が世界平和の礎を築くのだ、という素朴な文脈で語ってもらいたかったというのが率直な感想である。   ところで、劇中で変な親爺が日露戦争時の歌(「広瀬中佐」)を歌った後で「昔の同盟国」と言っていたのは、近視眼的な敵味方の区別をあざやかに無化してみせていて説得力があった。これはどちらかというと建前論の部類だろうが、その後の母子の情愛や歌の場面を見ていると、いわゆる諸国民の融和というような内容が、庶民(イギリス側を含む)の自然な感情に根差した形で表現されていて心に染みるものがある。 また登場人物では、その辺のオカアサンのように出ていた2人がユーモラスで、結構ブラックな軽口をたたいておいて結局笑いに巻き込んでしまうのが可笑しく、これはある種庶民のたくましさの表現だろうかという気がした。方言のため何を言っているかわからない場面とか、背中の叩き方など見てもこれは本当に地元の人かと思ってしまうが、こうした住民の姿が役者の力で映像化されているのは嬉しくなる。 そのほか、冬の日本海の風景は寒々としているが美しい。全国的観点からは“裏日本”などただ陰鬱なばかりと思われているかも知れないが、そこにはちゃんと四季もあり、ちゃんと人間が住んでいて喜怒哀楽も人の情もある。自分は佐渡と直接の関係はないが、同じく日本海沿岸の四季と人を知る者として、佐渡の皆さんの幅広い協賛と参加で作り上げたこの映画を(前記の苦情を除き)ほぼ全面的に支持したい。これは見てよかった。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 8点(2015-01-24 17:47:36)(良:1票)
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1.《ネタバレ》  良く言えば優等生的、悪く言えばクソマジメな映画。  演出や映像に奇を衒う事なく、誰かが過剰に前に出ようとする事もなく、終戦直後に起こった実際の出来事を元にした群像劇が描かれてゆきます。   ダコタの不時着から滑走路工事、そして離陸までの島民達の苦闘の流れをもっと克明に見たかったとも思いますし、イギリス兵達の個性をもっと見せて欲しかったとも思います。ヒロインの生にもっと迫ってくれていたら、とも。  だけど、このくらいの塩梅がちょうどいい、気持ち良く見られるバランスのような気もします。どこかが突出して、その分上映時間が長くなって、って事になるとバランスが崩れてしまうような。   映画は後半になると明確に反戦の姿勢を打ち出してきます。そしてそれは過去の大戦を生きた人の悲劇を越えて現代にまで通じる描き方。ナショナリズムに固まり、戦争をしたがっているようにしか思えないような人々に対してのハッキリとした批判。  それはこの映画の唯一にして最大の力強い「出っ張り」かもしれません。   日本海の美しさと荒々しさが捉えられた映像が素晴らしく、そのロケーションに溶け込むような人々の表情が印象的です。柄本明、ベンガル、綾田俊樹という東京乾電池創設メンバーが揃って出演しているのですが、これ見よがしではなく、彼らもあくまで溶け込んでいるのですよね。   半年前まで敵として殺し合いを繰り広げていた国の人々との交流を描いた感動の物語。クソマジメゆえの気持ち良さを味わえた映画でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 8点(2013-10-13 20:24:49)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 8.40点
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400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8360.00%
9240.00%
1000.00%

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