9.《ネタバレ》 「君のためなら死ねる」というSPの言葉は、ともすればコントのように浮いてしまうセリフ。 なのに前フリが絶妙に効いているので素直に心に響く。脚本がうまい。 真心のある素人が利権を貪るプロの政治屋をやりこめ民衆の声に応えるあたりは、「スミス都へ行く」を思い起こさせる。 シンプルでベタなストーリーでリアリティのない夢物語だけれど、こんな政治家がいればと思わせてくれる。 大統領夫人がもう少し魅力的だとラブロマンスにももっと入り込めたのだが。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-03-28 00:48:58) (良:1票) |
8.日本でも総選挙が終わったばかりだが(AKBではない)、デーヴのような政治家がいればと心から思う。 【フライボーイ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2012-12-29 07:42:48) (笑:1票) |
7.《ネタバレ》 いやー、すばらしい。見た後の爽快感と言ったら、「ローマの休日」「ショーシャンクの空に」「スティング」「素晴らしき哉、人生!」などの名作と互角かそれ以上だと思う。 この映画の良さは、映画の作りすなわち脚本の良さだろうと思う。大統領のそっくりさんと大統領夫人が二人で外出したとき、パトロールの警官に尋問を受ける。男はそっくりさんだから当然なのだが、大統領夫人もそっくりさんにしてしまう巧みな対応にはまいった。 また最大のポイントは、大統領の替え玉からいかに元の生活に戻るかだが、これまた1本取られたと思った。 そして極めつけはラストシーン、夫人がそっくりさんの元へ駆けつけたとき、二人を守るSPの登場! 満点以外、点のつけようがない! これだけの映画作れるのは、その昔脚本と監督の両方で数多くの作品を産んだフランク・キャプラ以外にはないと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-03-06 07:01:46) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 ストーリーも分かりやすく、気軽に見れる良質のハートウォーミングなコメディでした。閣議で福祉のために予算を捻出するシーンがいいですね。実際にはあんなに簡単にはいかないんだろうけど、本気でやろうと思えば解決できる税金の無駄遣いなんていくつもあるんじゃないかな。日本の国会議員の先生方にもお勧めしたい作品です。最後の「君のためなら死ねる。」という一言にジ~ンと感動! 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-22 10:42:53) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 馬鹿旦那がうぜーレビューを書いてくれたおかげで変更せざるを得なくなった妻の投稿です。この映画は政治主張云々よりも、ホワイトハウスを舞台にしたおじさんの冒険物語がメインになっていると思う。家の中で黒服の人間に連れて行かれて異世界に連れて行かれ、救急車に乗ってそこから降りて日常世界に戻る。このシークエンスは押し入れの冒険(絵本)や千と千尋、バック・トゥー・ザ・ヒューチャーと共通するものがある。こういう物語において「日常世界との剥離」そして帰った後家に帰れる「懐かしさ」冒険を終えた「達成感」そしてもうあの世界には戻れない「焦燥感」をいかに表現するかが重要だと思うが、この映画はそれをSF異次元パワーも魔法も使わないで表現しきってしまった。特に「日常へ帰る達成感と焦燥感」を救急車を降りて公園を歩いて行くだけで表現したあのシーンは素晴らしいものだと思うし、日常へ帰る前の異世界でかけられた最後のあの言葉も物凄く秀逸だと思う。■■それからこういう物語では主人公および一緒に冒険した観客が「何を得てそれを日常にどう生かしていくか」も焦点になるが、この映画で主人公が得た物は「国民の有権者としての責任」だと思う。日本において「自己責任」は弱者に対する違法行為を正当化する曖昧な概念でしかないが、アメリカは同じ政府であっても「責任」というものがくっきりかっきりしており、政治の責任は有権者ということになる。この前提で生きているアメリカ人が映画で主人公と一緒にホワイトハウスを冒険するという点で、この映画は大人のためのファンタジーアドベンチャーという地位を確立しているのだと私は思う。 【はち-ご=】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2008-05-01 23:34:28) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 完成度は屈指の出来。主人公の二人はもちろんだが、悪役のフランク・ランジェラも憎憎しい敵役を本気で演じてくれてすばらしい。ハートウォーミングを際立たせるには不安要因をどれほど高めるかキーポイント。首席補佐官が一人でそのすべてを引き受るわけですから、生半可な敵役では務まりません。そして出番としてわずかでしたが「ガンジー」で有名なベン・キングズレーも見事。この人も映画によってはいくらでも悪役が出来る人ながら、この映画では話し方とたたずまいで一発で善人とわかってしまうところがすごい。またまた、親友役のチャールズ・グローディン、みんながしびれたシークレット・サービス役のヴィング・レームズも素敵だ。みんな、この映画にほれ込んで与えられた役を演じきっている、そう思えてならない。感動シーンに流れる音楽も実に心地よい。いつでも見たくなる作品だ。それにしても「君のためなら死ねる」という言葉は、映画のセリフ史上(そんなものないか)最高の敬意を表した言葉のひとつだと思う。 【やしき】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-12-09 02:05:50) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 今、郵政民営化問題と衆院選の造反議員への刺客やらで、話題になっています。この映画の良いところは、デーヴのみならずエレンやナンス副大統領らが、『本当に』庶民の味方である点です。政治ゲームに惑わされず、目の前の惨状を親身に改善しようとするデーヴの人間味あふれる政治活動に、何度観ても気持ちがほんわかとなってしまいます。SPの「君のためなら死ねる」はベタでも感動せずにはいられません。大統領、やめたらタダの人、ですが、ラストの抱擁、そしてあの人のガードは、こういう結末で良かったと思いました。こういう映画こそ現代の政治家に観てもらいたいです。政治的なしがらみがあるのも分かりますけど、デーヴのように生徒会長、いや、学級委員長のような青臭い理想を持ち続けてほしいです。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-09-08 22:13:07) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 一見平凡なアクション映画ながらお約束を完璧にこなすことにより名画たりえた映画として「ダイハード」があると私思っております。そして本映画「デーヴ」も同様に「ありがちな影武者もの」でありながらお約束を完璧にこなすことで名画たりえた映画だと思っておりまして 私の中では「ダイハード」系にジャンルされる映画です。 ...かの映画では「誤って子供を撃ってから銃が撃てなくなった警官」がここぞという個所でビシっと決めて映画をしめてくれますが、この映画でも深夜に食堂で特製サンドイッチを食べながら主人公に「僕のために死ねる?」と聞かれて答えなかったシークレットサービスの彼が、まさに「ココ」というシーンで「あなたのためなら死ねます。」(=あなたは本物の大統領)というセリフで決めてくれて観客に最高のカタルシスを与えてくれます。(映画のラストも彼が締めてくれますしね)。
この映画は、観た人を前向きというか幸せというか元気というかドリームというか心を暖かさで満たしてくれるというか、そう、観た人にふわっとした笑顔を与えてくれるという映画の魅力が一杯に詰まった傑作でございまして、私は大好きです。
この映画の魅力を一言で言うなら『元気玉を作る前に世界中の人に見せておきたい映画』 。 まさにそれ。 【あばれて万歳】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-06-14 12:57:12) (良:1票) |
1.「パチもんの大統領」や「いかがわしい外国人」などの役をやらせたら、ケビン・クラインの右に出る者はいない、と言わせていただこう!ファースト・レディー役のシガニー・ウィーバーは、もひとつだったが、「歌、練習せえよ」とか言われて、これも笑えた。 【ぶんばぐん】さん 7点(2000-12-18 16:21:47) (笑:1票) |