《改行表示》 4.《ネタバレ》 なかなか起きない大地震。 忘れた頃にやってきた大震災。 あとは怒涛の展開。 かなりエグイ展開になってきましたね。 しかしこれ、死ぬにしても簡単には死なせてもらえないという意外と斬新なシステムになっていましたね 例えば、手首切断の痛みを引きづった挙げ句、ロープウェイでようやく死ねるとか。 例えば、倒壊した柱の下敷きになってリンチされた挙げ句に、ようやく火だるまになって死ねるとか。 例えば、鬼畜親子にマワされた挙げ句、逃げる瞬間ふいに背後から撃たれて死を予期してなかった時に限って死亡とか。 エグイながらも、そのエグさに消化不良となることあまりなかった。パニック・ホラーとしては良。ただし、見た目良しの女性から順に死んでいってしまったことに関して そこはバツ。 あと ラストショットが妙に70年代ばりの特撮映像っぽくなっていたこと あれってわざとなんか まあさ、それはそれでもよいかなと 許すけど。 【3737】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-06 20:56:15) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 バイオレンス・サバイバル・ホラーと言えば、『マッドマックス2』や『ザ・ロード』など文明崩壊後の近未来が定番です。ところが、本作では現代劇ながら巨大地震を使って即席の終末世界を創り上げました。パラダイスから急転直下、登場人物と観客は脱獄囚蠢く地獄の一丁目に放り込まれます。天災と人災のダブルパンチ。では、どのように行動するのがベストだったのでしょうか?結果論的に検証するならば、とにかく高台に逃げるべきでした。囚人相手なら戦って生き残る可能性がありますが、津波に飲みこまれたらノーチャンスですから。しかしこの選択は現実的には無理な話。来ないかもしれない津波より、まずは目の前の危機回避が優先。しかも囚人たちは銃で武装していました。逃げるより他に道は無かったでしょう。そして何より問題だったのは、主人公たちが腹を括れなかったこと。例えば仲間が壁の下敷きになった場面。“見殺しにして逃げる”のも正解、“囚人を全力で迎え撃つ”のも正解だったと思います。でも彼らが選択した“ジャッキを探しに行く”は一分一秒を争う状況下では有効な打開策とは思えません。ほぼ現実逃避に近い悪手でした。中途半端な選択と決断の鈍さは、彼らがまだ自らが置かれた危機的状況を認識していない証。ここはもう法治国家ではなく、弱肉強食の無法地帯なのに。そういう意味では、ヒゲデブを撃ち抜いた地元民の母だけが、家族を守る信念に基づいた覚悟を示したと言えるでしょう。おそらく善良な市民は、誰ひとり生き残れない筋書き。その隙の無さはお見事ですが、救いの無さもまた一級品と言えるでしょう。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-21 19:57:48) (良:1票) |
2.PG12は観られないくらい怖がりなのになぜか鑑賞してしまいました。ハングオーバーをちょっと意識しているみたいですが悪乗りだけではなく、天災・人災が極限までいきます。脱獄囚はつかまれば死刑だから命がけで悪いことしてます、それがゾンビみたいにわらわら、もうこわいったらありゃせん。タトゥーが悪者の代名詞ってのも意外でした。注意:セレーナ・ゴメスはちょびっとしか出演しませんよ~ 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-02 11:53:16) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 上映回数が限られるなか、なんとか時間を作って鑑賞してきました。ほとんど予備知識もなく(それこそ災害パニックものであることも知らずに)見て、一体何が起こるのか、ハラハラしながらも最後まで楽しめました。前半は「クローバーフィールド」っぽく、日常っぽいゆる~い展開。しかし後半になると、前半のゆるい描写がことごとく違う意味を持って主人公たちに襲いかかります。昼間キャッキャウフフと浮かれながら歩いた道が、夜になると極悪脱獄囚に追いかけ回される地獄の道に変貌。前半があるおかげでエグさ倍増です。そういう点は「クローバー~」に勝ってるかも。結講最後のほうまで地震パニックを追体験させる映画なのかなと思っていました。が、ところどころ挟み込まれる「中絶」の話題が、妙に引っかかります。これを踏まえて見ていると、ラストの脱出ルートがまるで産道のように感じてしまいました。熾烈な生存競争を勝ち抜いても、自分ではどうにもできない運命に流されてしまうような無力感・・・。これはちょっとゲスな見方かもしれませんけど。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-11-16 03:30:19) (良:1票) |