7.《ネタバレ》 見る前はウォルトディズニーが主役の映画なのかなと思ってたのですが、実際はメリーポピンズの原作者が主役のお話でした。しかしこのトラヴァース夫人とやら、とんでもない偏屈おばばなんです。最初のうちは見ていてイライラしちゃったのですが、なぜ彼女がこんな性格になったのかが少しずつ明らかになっていきます。あぁ、そういうことだったのかぁ、と理解した次第ですが、それでもやっぱあんなおばちゃんが近くにいたら嫌だな。本作で感じたのはウォルト・ディズニーの器の大きさでしょうか。ずっと子供の心を持ち続けたディズニーは、とっても大人な精神の持ち主だったんだなぁ。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-08-14 23:31:52) (良:2票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 実話を元にしているから仕方ありませんが、メリー・ポピンズの原作者であるトラヴァース夫人がまず好きになれません。傲慢。高慢。謙虚さも聡明さも足りません。辛い過去があったのは同情に値しますが、それとこれとは話が別です。こーゆー人とは肌が合わないのです。共感もできません。周りにいる人間が親切な人ばかりだったから良かったようなものです。 トラヴァース夫人以上に気に入らないのがその父親。ヘレンの父と言うべきか。 現実逃避。アルコール中毒。家のことは妻に任せきり。子供に良い顔ばかりすれば、それは子供に好かれますよ。当たり前です。ですがそれが本当の愛情でしょうか。私は奥さんが不憫でなりません。これだけ苦労をかけられた挙句、父親はまるで忠告を聞き入れず体を壊して他界するわけです。娘だって甘やかしてくれる父親にべったり。 そんな父親と原作者ばかりにスポットが当たり、二人を肯定的な目線で描くストーリー構成。私はとてもそんな気分になれません。私はこの父親みたいな人間が本当に嫌いです。 キャストは良い。演出も良い。音楽も良い。みなさん名演だし、そもそも私はディズニーが大好き。ですから良い映画なのは間違いないのでしょうが、私的にはこれはナシ。 え?これって結構好き嫌い別れる作品だと思うのですが、違うのでしょうか。 ただ、この映画を見たおかげで、メリー・ポピンズを見てみたくはなりました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-06-01 02:52:11) (良:1票) |
《改行表示》 5.タイトルに騙されると危険な映画です。 予備知識ゼロでみたのですが、タイトル、また、トム・ハンクスがディズニー役というところから、ディズニーが主役のサクセスストーリー的な物を勝手に想像していたのですが全然違いました。 この映画のディズニーは既に成功者大金持ちのおじさんで、メリーポピンズの映画化がテーマであり、主役はその脚本家のおばさんです。 メリーポピンズファンなら、舞台裏が見れて必見という感じの映画かもしれませんが、そうでない場合は肩すかしを食らいます。 まあ、それを抜きにしても、とりあえず飽きさせずに見せるこの映画自体は良い出来かと思います。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-07-21 15:05:19) (良:1票) |
4.映画『メリー・ポピンズ』を未見の方は楽しさが半減するでしょう。私は大好きな映画なので、劇中で作られていく楽曲にも心踊りながら、映画化の際にディズニー側と気難しい原作者との間で揉め事が有ったのは知っていたのでその辺りを面白おかしくどう描かれていくのか楽しみに観ていきました、、、そしたら泣かされた〜。基本的には真実に基づく系は苦手なのですが、良い意味で邦題に騙されたな。原題をちゃんと観たら『バンクス氏を救う』だったので理解できました。映画作品として成り立っていました。どこまでが本当の事かは不明だけれど、原作者の過去が著作本『メアリー・ポピンズ』にかなり色濃く影響を与えていた設定ですね。結局のところ、映画化された『メリー・ポピンズ』を観て原作者の方はディズニーとマスコミに対して不満を表したらしいので100%はお気に召さなかった様ですが、私個人的には映画『メリー・ポピンズ』のバンクス氏の救われ方は気に入ってます。彼女が生きていたら、この『ウォルトディズニーの約束』を観て、美化された自分史に対してどう意見しただろうなぁ、、、イメージ通りの人だったら想像するだけで面白いな。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-05 00:13:03) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 メリー・ポピンズは一度観てるんだけども、もう一回観たくなりますね~。制作秘話的な部分はとても面白く興味深いけど、偏屈おばさんにはちょっと・・・といった感じ。制作に関わった人たちはさぞ大変だったでしょうね。どうしてあんなになっちゃったのかは結局よく分からなかったかな? まぁそういいつつも、さりげなーくウォルト・ディズニー本人のお話しもあったりしてナカナカ良作だとは思います 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-09-07 13:39:28) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 ああ そうなのか。P・L・トラヴァースという作家の人となりを知って、原作メリー・ポピンズの世界がやっと理解できたような気がする。本当に長年のつかえが取れた思い。 メリーは甘くない。「スプーン一杯のお砂糖」なんかでごまかさず、子供に現実を直視させ乗り越えさせる。(E・ワトソンの台詞)この厳しさは父性の強い英国の子育ての伝統なのかと思っていた。しかしトラヴァース女史は意外やオーストラリア育ちなのだった。そしてそこで幼い頃に敬愛する父の苦しむ姿を経験していた。 メリーポピンズの背景である女史の幼少期がしばしば挿入され、おとぎ話の骨格がよりわかりやすく肉付けされてゆく展開は見ごたえがある。そして、それ以上に私の胸を衝いたのはウォルトの、愛の少なかった子供時代の告白だった。「もう疲れた。辛く悲しい風に過去を思うのは。」 ディズニー映画の、幸福や希望への強迫観念めいた迷いの無さがどこから来ているのか判った。 スプーン一杯のお砂糖が人生に必要なこともある。 方向性に違いはあっても、子供たちの良き成長を願う二人が歩み寄った時、もう泣けて仕方なかった。 そして巨大なディズニーワールドを支える、たくさんのトップレベルの才能にも感銘を受けた。作曲、脚本、作画etc。皆全力を尽くして作品に貢献している。バンクス夫人の造型については作者本人よりも深く考察していたほどだ。 偏屈女史をなだめすかしながら、ストレス過重の仕事を完遂したスタッフにも、敢闘賞を差し上げたい。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-07-22 00:05:41) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 トム・ハンクス主演で、W・ディズニーの伝記映画かと思ってました。それも、明るく楽しいものをイメージしてました。ところが、わがままでヒステリックな原作者がメインなので、正直終盤近くまでまるで苦行のような気分でした。それも、ウォルトが原作者の家を訪問した辺りからやっと解放され、そこから急速に話が盛り上がってきます。残り20分くらいなんですけどねw 個人的には、運転手と彼女の関係が一番好きでした。 |